- 特集 教材のタイプに即した向山型発問づくり
- 教材タイプ別,向山型発問づくりのポイント
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- 「物語教材」での向山型発問づくり
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- 「説明文教材」での向山型発問づくり
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- 「短い詩文」での向山型発問づくり
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- 「言語事項分野」での向山型発問づくり
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- 「伝統的な言語文化教材」での向山型発問づくり
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- ミニ特集 信頼される担任への第一歩・成功する最初の授業参観
- 「授業参観の授業の三原則」で組み立てる
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- 3年生の子どもたちの元気で知的な姿を次々と見せる―保護者は我が子の姿と担任の指導を見に来ている―
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- 子どもも保護者も一気に巻き込む「口に二画」の授業
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- テンポよく、向山型のパーツを組み合わせる
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- 45分をパーツに分け、どこから見ても楽しい授業をする
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- 向山型国語初心者の挑戦―手ごたえを得たあの瞬間―
- 「話者」というものさし、「目玉を描く」という活動を与えれば、特別支援学級の児童でも、言葉を根拠に語れる
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- 『大造じいさんとガン』言葉を根拠に自分の考えをまとめる
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- 子どものノートから見る向山型国語
- 「雪」(三好達治)の詩について「保母ノート」
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- 満員御礼!「向山型国語教え方教室」
- 平均点90点を保護する向山型国語の授業とシステム
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- 巻頭コラム
- 医師が語るTOSS国語教材の良さ
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- 巻頭論文
- 「知的な授業」をつくるには発問が重要な要素を占めている―発問づくりの「仕方」を学ぶことが大切だ―
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- 学年別・深い思考をもたらす向山型発問による授業展開[3・4月]
- 1年
- 長い物語では、視点を少なくして読み取らせる〜おかみさんの視点からの発問を多くする〜
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- 「知的な授業」に憧れ、「たずねる文」を知的に教える
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- 2年
- 「たんぽぽ」を知的に授業する
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- 個別評定で子どもの力を引き出す
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- 3年
- 『きつつきの商売』(光村図書3年上)を楽しく授業する
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- ムダ・ムリ・ムラのない発問で子どもが熱中する授業をつくる
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- 4年
- 短い詩で「学習の構え」をつくる
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- 教科書の言葉を落とさず読み取り視線を分析させる
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- 5年
- 説明文『ホタルのすむ水辺』の「答えの文」を書き直す作業が、深い思考を生む
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- 詩を3つのまとまりに分けることで、情景を描かせ討論を起こす授業
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- 6年
- 新聞から必要な情報を選択し、表現する 教えず気づかせるために、例示を有効活用する
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- 卒業前に送りたい向山型国語の授業 詩「雑草のうた」
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- 中学校
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- 〜授業展開に必要な2つのポイント〜
- 高校
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- 〜「私の好きな日本」のキャッチコピーを創る〜
- 向山型で言語力育成授業を行うとこうなる
- 「報告文を書く」全16時間の授業(2)
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- まず習得させたい向山型国語の基礎・基本
- 教材をすらすら読む,これこそ基本中の基本
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- 向山実践から学ぶ「発問づくり」の型
- 「向山氏ならこの様に問う」を意識せよ
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- 教室で起こった五色百人一首のドラマ
- 五色百人一首の虜になったS君
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- 教材が生んだドラマ
- 「五色百人一首」
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- 〜五色百人一首をやるとクラスが明るくなる〜
- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第53回)
- 基本の学習の上にさらに何を追加するか
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- PISA型対応ワークと教科書教材をこう連携させる
- PISA型対応ワークで学習したことを基礎として教科書教材を検討する
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- この「授業システム」でできない子ができるようになった!
- 低学年/ショウ・アンド・テルの指導 やんちゃくんもおとなしい女の子も誰もが発表出来るシステムをつくる
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- 高学年/まとめの漢字テストで学級平均90点以上取らせる授業システム
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- 翔和学園の中に見る向山型国語の事実
- 『暗唱・直写スキル』を毎日行うことによりいくつもの事実が生まれた
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- 新分析批評の授業が読解力をあげる
- 構造理解,分析のものさしを1年間の中でもつなぐことができる
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- 江副文法の授業のススメ
- 「食べられる」の授業
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- 向山実践を読み解く
- 『カブトガニを守る』授業記録A
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- 〜小学生には全体の構造がシンプルでわかりやすい教材を与える〜
- 女教師がすすめる向山型国語
- 一番のおすすめは、五色百人一首
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- 『大きなかぶ』で授業をつくる―私の教材研究の進め方―
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- ダイナミック!中学校討論授業 見逃してはいけない子どもの事実
- 実態に合わせて授業形態を選ぶ
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- 「伝統的な言語文化」の授業づくり
- 『五色名句百選かるたで国語力をのばす』を活用する
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- 『五色名句百選かるた』を授業する
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- 詩文の暗唱は知的で楽しく 学級経営の柱になる
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- 全学年で古典に親しむ『五色百人一首』
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- 伝統的な言語文化に言葉遊びあり
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- 追い読みで出会い、くり返して論語が体に染みこむシステムをつくる
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- 最新脳科学から見た向山型国語
- 音読の上達が内容理解には重要だ
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- テーマ別 向山型国語QA
- 本気で音読せざるを得ない状況に子どもを追い込む音読指導
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- 読者のページ
- 本特集を役立てて、学校に「向山型国語」で力がつく事実を創り上げていきましょう。
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- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第55回)
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巻頭コラム
医師が語る
TOSS国語教材の良さ
●本誌編集長 向山洋一
TOSSの授業について,熊本県こども総合医療センター小児科医長の山田みどりドクターは,県の幹部の方々を前に,次のように論評された。
TOSSの国語教材及び各教科の教材はどこがすぐれているのか,医師の見方から教えられることが多い。
@『話す・聞くスキル』評
同じ言葉を異なる気持ちで読んだり,聞いたりできるので,状況によって意味が違ってくるとか,人によって言葉の使い方が違うということから,人によって気持ちが違うことなども教えられ,ソーシャルスキルに使える教材である。発達障害の子どもの中には言葉遊びがとても好きな子がたくさんいるので,言葉遊びがたくさん載っているこの教材は,その子どもたちでも楽しめるだろう教材である。
A『暗唱・直写スキル』評
これはやることがはっきりしているので,子どものやる気を促すし,いくつかのビデオを見せてもらったが,本当にシーンとなっている。ひとつだけ気がかりを言えば,自閉症のある子の中には,ほんの少しでもずれるのが嫌な子もいるので,そういう子には,その点を配慮しながらやらせてほしい。
B『うつしまるくん』評
文節や文章をかたまりとして,まとめて覚えて写すやり方は訓練を行う時にも,とても参考になる。自分で文章を構成できない子ども(作文や日記,感想文などを書けない子)に,このやり方は,言い回しなどを覚えることができ,文章のパターンをつかみやすくなると考える。
C『漢字スキル』評
テストの練習や復習では,同じ漢字を繰り返すのではなく,横に書いていくやり方なので飽きが起こりにくい方法になっている。また,途中でやめさせても,遅い子でも1回は書いたという達成感をもたせることができるように工夫してある。そして,テストの時も,間違った分だけやり直せばよいので,がんばって覚える気持ちをつくりやすい。ひとつでも間違えると全部書き直しとなるなら,どうせ覚えられないと思う子が出やすいが,ひとつでも覚えればその分書き直さなくても済むならば,自分の中での向上を確認しやすくなり,意欲につながりやすいのではないか。
DTOSS教材全般について
通常のドリルではなく,使用方法を守って使うことで,できる子もできない子も点数がとれる仕組みになっている。ゆっくり考える子にはゆっくり取り組めるように,そして,できる子を待たせることなく,一人ひとりのペースで進められるように構成されているので,子どもたちは不全感をもちにくいし,退屈もしないだろう。支援の必要な子どもだけでなく,支援を必要としない子どもにもどちらにも配慮した教材になっている。ただし,それはこの教材を決められた使い方で使った時に効果があると考える。授業は生き物なので同じ技術を使っても先生の力量で違いが出るが,この教材はどの先生が使っても,使い方さえ守れば,子どもたちに同じような効果を引き出すことがたやすくできる教材ではないだろうか。
なお,慶応大学医学部精神科学教室の根本医師をはじめ,医師団,山口県立大学の林医師,医師である前群馬大学鈴木学長,医師である前千葉大学教育学部武田教授各氏たちから,同じような評価をいただいている。
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- 明治図書