- 特集 ちょこっと活用できる「分析批評」のパーツ一覧
- 「話者」「視点」と「物語教材」の授業づくり
- 「分析批評」の導入に欠かせない授業である
- /
- 「登場人物」を活用して知的な授業を
- すべての分析は、登場人物の確定から始まる
- /
- 「エピソード」を活用して知的な授業を
- 向山実践「ひょっとこ」から学び、初めて実践するという条件でいくつかを修正する
- /
- 「対比」を活用して知的な授業を
- 物語・詩の解釈をさせることが、「対比」の目的である
- /
- 「象徴」を活用して知的な授業を
- 「象徴」を活用してテーマに迫る
- /
- 「主題」を活用して知的な授業を
- 長文「山へ行く牛」で主題を考える
- /
- ミニ特集 国語授業で意識する特別支援の視点
- 読解指導
- ADHDのY君を変えたTOSS式読解指導法
- /
- 音読指導
- 音読指導の手順には意味がある
- /
- ノート指導
- ノード指導3点セット「机上の整理」「書く場所の確定」「書き方を教える」
- /
- 発言指導
- 「教えて、ほめる」の原則で、発言の型を日常的に鍛える
- /
- 作文指導
- 手本のまねをさせるときに留意した、2つのポイント
- /
- 向山型国語初心者の挑戦―手ごたえを得たあの瞬間―
- 子どもに自信を与える指名なし音読→指名なし発表のステップ
- /
- 荒れの中でも熱中 要約指導
- /
- 子どものノートから見る向山型国語
- 『名取ノート』でみる「達意の文」の指導
- /
- 満員御礼!「向山型国語教え方教室」
- 憧れの討論の授業へのステップアップ
- /
- 巻頭コラム
- 全国学力テスト(6年生)で,ハガキの宛名の場所を間違えた子32.9%
- /
- ~ハガキの書き方のセット無料でもらえます。全国2万4千校に案内が配られました~
- 巻頭論文
- 分析批評の授業を取り入れると授業ががらりと変わる。ちょこっと取り入れることからまずはじめよう|
- /
- 学年別・教科書教材を分析批評のパーツで一工夫[9・10月]
- 1年
- 「あめふりくまのこ」をイメージで授業する
- /
- 「けんかした山」言葉を根拠に“登場人物”を検討
- /
- 2年
- 対比で考える「スイミー」 設定で考える「お手紙」
- /
- 「きつねのおきゃくさま」のクライマックスを考える
- /
- 3年
- 「木かげにごろり」(東京書籍)で「主役・対役」を検討する
- /
- 追試をしないと見えない分析批評
- /
- 4年
- スケッチアップで視点を問う
- /
- 学年始めで「視点」の観点をもたせる
- /
- 5年
- 「海雀」イメージをふくらませる詩の授業
- /
- 設定とクライマックスを取り入れる
- /
- 6年
- 「海の命」
- /
- 分析批評のパーツを取り入れた授業の中で、討論を仕組んでいく
- /
- 中学校
- /
- ~「大阿蘇」(三省堂中2)「対比」は書いてある言葉で考えられるので楽しい~
- 高校
- /
- ~知覚語、対比・類比、できごと~
- 向山型で言語力育成授業を行うとこうなる
- 3年生の討論における子どもの発言
- /
- ~辞書を使うから中級レベルの討論になる~
- まず習得させたい向山型国語の基礎・基本
- 憧れの討論と評論文への道
- /
- 向山実践から学ぶ「発問づくり」の型
- 「2行詩」から脱線する授業の“勢い”
- /
- 教室で起こった五色百人一首のドラマ
- 続けることでやんちゃ君たちを成長させる
- /
- 教材が生んだドラマ
- 「名句百選かるた」
- /
- ~プライド高きやんちゃ君を読みのコントロールで熱中させる~
- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第56回)
- 上質の辞書を引くこと
- /
- PISA型対応ワークと教科書教材をこう連携させる
- PISA型スキルで文章の読み方の基本を学ぶ
- /
- ~「学び方」を示した画期的なテキスト~
- この「授業システム」でできない子ができるようになった!
- 低学年/学級が安定し子どもの学力が飛躍的に高まる話す聞くスキル
- /
- 高学年/成功体験を与えることができる教材で、授業を組み立てる
- /
- 翔和学園の中に見る向山型国語の事実
- 「絵になる言葉を使って書き出す」指導は,生活指導場面でも効果的である
- /
- 新分析批評の授業が読解力をあげる
- 一つだけ分かって,使って授業すれば,飛び込み授業でもやんちゃ君が熱中する
- /
- 江副文法の授業のススメ
- 助詞1字の使い方にまでこだわる子どもを育てる
- /
- 向山実践を読み解く
- キーとなる漢字1字を考えることで、作品の全体構造が見える
- /・・
- ~単元名『森へ』(光村図書6年)~
- 女教師がすすめる向山型国語
- 一字読解で、「わかる、できる」国語の授業
- /
- 「大きなかぶ」で授業をつくる 「一番、力が強いのはだれですか?」授業実践記録
- /
- ダイナミック!中学校討論授業 見逃してはいけない子どもの事実
- 討論で鍛えられた子どもたちの活躍
- /
- 「伝統的な言語文化」の授業づくり
- 4年生が熱中!五色名句百選かるた
- /・・・・・
- 読み聞かせで伝統的言語文化に触れさせる
- /
- 慣用句の意味を知り、活用できる力をつける
- /
- オリジナルことわざを作って楽しもう
- /
- 毎日の音読・暗唱からスタート 暗唱は学級全員が取り組むシステムを
- /
- 負けを認められるようになったのは教材のおかげである
- /
- 最新脳科学から見た向山型国語
- 「限定」のキーワードで見る,向山型作文指導
- /
- テーマ別 向山型国語QA
- 向山型赤ペン指導の極意,それは,「その子のよさを見つけほめる」ことだ!
- /
- 読者のページ
- 矢吹先生の本誌活用術、中学英語教師森田先生の本誌からの学び…、向国教え方教室のさまざまな活用を創り出してください。
- 編集後記
- /・・
- 向山型国語最新情報
- /
- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第58回)
- /
巻頭コラム
全国学力テスト(6年生)で,ハガキの宛名の場所を間違えた子32.9%
ハガキの書き方のセット無料でもらえます。全国2万4千校に案内が配られました
●本誌編集長 向山洋一
TOSSは,さまざまな社会貢献活動をしている。
日赤と共同しての「献血俳句コンテスト」。総務省と協力しての「地域づくり教育」。観光庁との「観光立国教育」子どもの調べ学習による「ふるさと通信」だ。YOUTUBEで,500校が発信している。経済広報センターとの環境・CO2教育セミナー。農水省との「花育」「牛乳食育」等々。
かつての郵政省,郵政公社とも「コミュニケーション(お便り)教育」を,全国展開してきた。「年賀状コンクール」と「かもめーるコンクール」である。参加を申し込むと,児童用のテキスト及び練習用ハガキが,教師用指導書と共に送られてくる。
児童用テキストは,「年賀状の書き方14種類」など,子どもが見ながら,作れるようになっている。
コンクールに応募すれば,児童全員にすてきな参加賞が届く。人気も,うなぎのぼりだ。全国からの参加校が急増している。無料でテキストが入手できるのだ。
「年賀状だけのつきあい」というように,人と人との交流,コミュニケーションにとって,年賀状は,最後のゴールキーパーだ。
それを教えるのは,教師の仕事である。
そんなときに,びっくりするような事実が分かった。平成21年度の小学校6年生の全国学力テストの結果である。
その中に,「ハガキの宛名の書き方」の問題があった。簡単な問題である。
宛先の住所と宛名をどの位置に書くのかという問題だ。記号を入れればいい。
ほとんどの子ができると思った人が多い。
中には,1割ぐらい間違えるかなという人もいた。何せ,6年生の国語問題なのだ。
ところが,正解率は67.1%だった。つまり6年生の32.9%の子ができなかったのだ。激震が走った。みんな,びっくりした。小学校の教科書には出ている。それでもこの結果だ。
そこで,郵便教育推進委員会が作られた。千葉大の明石先生,元文部省の生涯学習の町づくりの中心だった聖徳大の福留先生,文科省の筆頭課長だった政策大学院の岡本先生,玉川大学の谷先生,泰明小校長で全国小学校長会長の向山行雄先生,郵便事業会社の山下部長の先生方で,会長に私がなった。
全国すべての小学校に,無料のテキストと本物のハガキ等が送られるようになった。日本中の2万4千の小学校に案内が2度送られた。このセットは「夏休み宿題」などにも使える。ただし,申し込みをした学校だけに送られる。ぜひ,多くの学校が,申し込みをしていただきたいと思う。(中学もぜひ)
-
- 明治図書