- 特集 “単元を貫く言語活動”の授業実態レポート
- 討論の授業VS単元を貫く言語活動
- 国語授業がつける学力の視点から検討する
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- 単元を貫く言語活動の授業記録を分析する
- 得体の知れない「単元を貫く言語活動」を斬る
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- 分析批評の授業VS単元を貫く言語活動
- 「分析の技術」の転用と討論が子どもに力をつける
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- 向国の指導案VS単元を貫く言語活動の指導案
- 物語文九時間の指導でペープサートづくり 二作品では国語の基礎学力はつかない〜「向山型国語」で最重要な音読・漢字練習が「単元を貫く言語活動」の指導案では示されていない〜
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- “単元を貫く言語活動”を参観して見た子どもの姿(1)
- 子どもにどう力がついたのかが曖昧である
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- “単元を貫く言語活動”を参観して見た子どもの姿(2)
- 「クイズ大会」は言語活動か
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- “単元を貫く言語活動”を参観して見た子どもの姿(3)
- 「学び合い」の国語の授業が「単元を貫く言語活動」を意識して作られていた
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- “単元を貫く言語活動”をやってみた実感(1)
- 「日本の神話カルタ」で子どもたちは単元を通して神話に親しむことができた
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- “単元を貫く言語活動”をやってみた実感(2)
- 一見、論理が明快そうに見えて、実際は分からないことだらけだ
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- “単元を貫く言語活動”をやってみた実感(3)
- 言語活動は目的ではなく、「話す・聞く・書く・読む」の力を付けるための手段である
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- “単元を貫く言語活動”をやってみた実感(4)
- 「目的を持って読む」とは?
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- “単元を貫く言語活動”の研修会で何を学んだか(1)
- 「書くこと」における単元を貫く言語活動は、これまでの指導と変わりない
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- “単元を貫く言語活動”の研修会で何を学んだか(2)
- 向山型国語こそ、単元を貫く言語活動ではないか
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- ミニ特集 参観授業に役立つ“向山型板書スキル”
- 一年生→書かれた板書をもとに発表させる
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- 二年生→参観日!「板書」で子どもの伸びを見せる授業
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- 三年生→子どもの短文を板書して検討することで理解させる
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- 四年生→板書のさせ方で知的になる「口に二画」の授業
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- 五年生→「クラウド」「ビジュアル」で保護者も引きつける授業
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- 六年生→全員が板書・発表できる 中国の漢字の授業
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- 中学生→板書をシステム化する「口に二画の漢字」の授業
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- 高校生→高校生だって黒板に群がり、我先にと書き始める
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- 向国ライブあの体験で教室の実践が変わった
- あのA君の百点と笑顔を生んだライブでの学び
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- 我流排除で熱中する五色百人一首
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- 私のクラスでウケた保護者参観授業 (第14回)
- ひゃ・ひゅ・ひょの授業で、徐々に保護者を巻き込む
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- グラビア
- 初心者歓迎 中高向山型国語初心者講座
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- 〜「生徒を引き込む授業のいろは」〜
- 巻頭コラム
- 国語テストの解は、数学の解と同じように明確な(文字数)で表現される
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- 巻頭論文
- 「単元を貫く言語活動のすべてが分かる!」を読んで
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- ちょこっと分析批評―“このパーツ”で国語をカジュアル化 (第2回)
- どっちが主人公なの?「中心人物」の分析
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- 中学発 テスト問題を授業に組み込む―あら不思議? 学力UP (第2回)
- 入試問題をパラグラフリーディングで解かせる
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- 伴一孝の授業道場―土足でハートに侵入の実況放送 (第2回)
- 私の授業は「活き作り」。フレンチのように仕込みを十分にするようなことはしない。その場でさばいていくのが授業かな
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- 意見が「真っ二つ」に分かれるこの発問 (第2回)
- 討論の決着をつけるたった一文字。言葉にこだわる子を育てるために、一文字の重要さを教える
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- 教室熱狂―「学級通信=アチャラの授業」再現スポット (第2回)
- 学級通信「アチャラ」追試ポイントA 爆笑! 興奮! 国語辞典の授業
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第78回)
- 出題の源流まで調べる能力の高さ
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- “学び合い実践のキケン部分”を予測する (第2回)
- 子どもたちを見ていない教師たち
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- 国語で発達障がい児の指導―最前線 (第2回)
- 『アタマげんきどこどこ』第2期発売! 特別支援学級に絶対入れたい驚異の絵本
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- 〜知的障がいのある子どもも熱中して取り組む絵本のエビデンス〜
- 宿題が変わらない実態を変革する
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- 非連続型テキストの読解力―向上への指導ポイントは“ここ” (第2回)
- 一枚の写真をもとに「論理的な分析文」が書ける指導ステップ10
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- A論文を生み出した実践 (第2回)
- 一字にこだわって読む子を育てる
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- オジン世代発→若い世代の“向山実践の咀嚼率” (第2回)
- 学校で一番元気で有名な子どもも休み時間まで熱中する。向山洋一氏の「四字熟語を集める」授業。教室が知的な空気につつまれる
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- 子どもに「情熱」をどれくらい与えますか?オジン世代は徳本実践の「本」に注目した。「各種の本」が実践のダイナミックさを生み出す「卵」である
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- 向国高段者のバックヤード 学級のワクワク授業風景 (第2回)
- 「春のうた」(草野心平)で、何を教えるか。何を教えるかの年間計画を立てる。「春のうた」は、度肝を抜く音読指導だ
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- 向国高段者のバックヤード 松崎力の国語教室 (第2回)
- 書く力の個人差をTOSSメモで補い、通知表所見まで作成する
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- この授業で“向山実践が蘇った瞬間” (第2回)
- 全員をやる気にさせ合格させる暗唱指導
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- 華の女子三人組 学級経営と国語授業―連動スポットは“ここ” (第2回)
- 教室は間違えるところ
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- 美しい文字は一生の宝
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- どの子にもよさがあることを教える五色百人一首
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- 向山実践を読み解く
- 子どもがノートに書いたことから授業を組み立てる
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- 〜「海雀」の授業I 1986年6月 大田区立雪谷小学校5年1組〜
- 足が震えた模擬授業体験談 (第2回)
- 模擬授業、続けていくことは正しい努力である
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- 頭が真っ白になった忘れられない授業
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- 読者のページ
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- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第80回)
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巻頭コラム 国語テストの解は、数学の解と同じように明確な(文字数)で表現される
本誌編集長/向山洋一
小学校国語の市販テストの中には、学力を正しく測定できない「デタラメテスト」が、はびこっている。
例えば「どういう男ですか」という問いには「若い男」とか「やせた男」というように「男」で終わる答となる。こんなのは初歩的常識だが、それさえないのがある。
また、答の欄が( )つまりカッコになっているのがある。
( )カッコの中に入ることばや文はさまざまになる。
一文、全部を書いている子がいる。
ことばを抜き出している子がいる。
ていねいに、二文を小さい字で書いている子がいる。三文の時もある。
教師はそれに、丸や半丸や三角などをつける。このつけ方は教師によって違う。
ある研究会で調査したら、三十人の教師が、それぞれバラバラにつけていた。
採点の基準が、ないためである。教師一人一人が勝手につけているだけだ。
これでは学力は測定できない。
それ以前に、学力をつけることはできない。( )カッコの国語テストは、ガラクタテストなのだ。
中学受験の国語テストの問題、高校受験、大学受験のテストも、明確な文字数で、明確な書き方で答えるようになっている。
私の生家は印刷屋だった。東工大の大学院生がたくさん出入りしていた。プログレス講習会の模擬試験を作るためである。
私は、小学生の時から、国語の解も、数学と同じように明確なものであることを学んできた。
後年、駿河台予備校の模試の国語で百点をとったことがある。東大、京大、一橋、東工大などに三千名合格する模試でだ。
小学校に入って、国語の市販テストを見てびっくりした。デタラメすぎるテストの羅列だったのである。
私は、国語の解答欄の( )カッコのかわりに□マスをつけ加えた。
子どもの実力はぐんぐん向上した。
例えば、調布大塚小の時、向山学級から私立を受験した子十一人全員が合格した。
慶應二名、麻布、日本女子大附属などである。
子どもたちの評論文も、大学生並となった。
子どもの国語の実力をつけるなら( )カッコのテストをやって、半丸、三角などをつけるのを即刻やめるべきだ。
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- 明治図書