楽しい理科授業 2002年7月号
夏休み宿題―子どもを揺さぶる面白題材100

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楽しい理科授業 2002年7月号夏休み宿題―子どもを揺さぶる面白題材100

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ジャンル:
理科
刊行:
2002年6月
対象:
小・中
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 夏休み宿題―子供を揺さぶる面白題材100
夏休みだから出来る自由研究メニュー:私のお薦めベスト3
いつもとちがうメニュー3
後藤 道夫
テーマは見つかる,身近な場所で
浜口 哲一
自分の熱中できる題材から
川勝  博
EMは自由研究の宝庫である
伊藤 亮介
教科書「自由研究のページ」:私の活用法
楽しんで研究しよう!常日頃から刺激しておく
西村 一洋
はてなカード,不思議ノートからの出発
足立 登志也
自らの「問い」を持つ!をモットーに
中村 公一
自由研究に取り組むことで,生きてはたらく力を!
丹羽 直正
今どんな宿題テーマが子供を揺さぶるか
調べ活動―いま挑戦させたい面白題材3
あれ?と思う疑問から調べ学習を
甲本 卓司
ものづくり―いま挑戦させたい面白題材3
「木」「竹」「電気」を使ったものづくり
秋吉 亮
実験企画―いま挑戦させたい面白題材3
関節は次にいつ鳴るか.「びんつけ」で魚を捕る
善能寺 正美
観察企画―いま挑戦させたい面白題材3
動物園で動物観察・水中の微小な動物観察
豊田 雅之
科学者に聞く:私の記憶に残った“自由研究”の思い出
私がやった自由研究―カヤの葉の赤い斑点の原因は何か―
戎崎 俊一
先生も自由研究を―「物好きになれ」「失敗しよう」「仲間をつくろう」―
須藤 靖明
“研究の方法論”習得をめざす自由研究の進め方―「テーマ設定からまとめ発表まで」の指導ポイント―
素朴であっても作り上げる喜びを中心に
堀  哲夫
目的意識をもってすすめる自由研究に向けて
山下 雅文
教科書単元の発展学習としての自由研究テーマ例:私のお薦めベスト3
小学3年:教科書単元の発展学習のテーマ例3
草花・昆虫の自由研究ヒント集
石井 雅幸
小学4年:教科書単元の発展学習のテーマ例4
昆虫の活動・水とホースのふしぎ・海水の塩の比較
山川 亨
小学5年:教科書単元の発展学習のテーマ例5
メダカの感覚・風力発電
下条 知淑
小学6年:教科書単元の発展学習のテーマ例6
ものの燃え方・でんぷん
舛田 安生
中学1分野:教科書単元の発展学習のテーマ例3
ミョウバンの巨大結晶づくり・音階づくり
大関 健道
中学2分野:教科書単元の発展学習のテーマ例3
細胞のつくり・植物の多様な世界
濱保 和治
総合と関連づけた自由研究:私のお薦めベスト3
身近な自然環境を調べて「環境マップ」
植物マップ・ムシマップ・川の生き物マップ
高橋 泰道
タイプ別わくわく自由研究
ソーラークッカー・川探検・弱視めがね
澤野 誠
夏休みは外に出よう
「顕微鏡」のせまい視野から広がる大きな世界
中川 岳
小特集 2002年夏季集会のテーマ一覧
小学校科学クラブのフレッシュネタ
あら,不思議!ストロー1本でからだが浮いてしまう!
小林 幸雄
中学校総合的学習で使えるフレッシュネタ
評価の共有
田中 保樹
理科好きをつくる環境づくり
夏休み向けの情報を特集しよう
小森 栄治
今月の本棚  わたしのお勧め本
『川勝先生の物理授業(上巻)力学編』川勝 博著
永野 重史
理科における実現状況の評価をどう進めるか―改革のポイントはここだ (第4回)
総括評価の考え方―1学期末の評価具体例―
日置 光久
子どもは学習場面をどう考えているか (第4回)
小学校における子どもと教師の理科学習場面の意識の比較
松原 道男
自分の頭と体で考える到達度評価 (第4回)
観察・実験の技能・表現
西川 純
新理科教科書+発展学習 (第4回)
3年/「紙ヒマワリ」でヒマワリ博士
福山 憲市
4年/「星座観察ソフト」で楽しもう
岡田 篤
5年/「花から実へ」はイネ・マツ・ジャガイモで
迫田 一弘
6年/超簡単,単元間リンク
小松 眞
中学1分野/液体窒素で極低温の世界へ
伏島 均
中学2分野/化石を探そう
岡坂 愼二
編集後記
樋口 雅子
100円ショップで科学手品 (第4回)
不思議なひも
三原 隆雄

編集後記

☆今月,編集部にお送りいただいた図書,研究紀要から☆

○岐阜大学教育学部研究報告 第25巻第2号「理科教育現場で活用できるデジタル・ライブラリーの制作―全地球史ナビゲーター&デターベース―」川上紳一・江川 直 2001年3月

○同上 第26巻第1号

○山梨大学教育人間科学部附属小学校平成13年度紀要「ひびきあい学びをひろげる子どもたち」

○和歌山大学教育学部附属小学校紀要第26集「真の子供の学びを求めて―わたしの学校「みらい」の創造」


○…薄くなった教科書で基礎基本の学習をしっかり…という声がある一方、発展教材の開発が奨励されるなど、新教育課程の全面実施を前にして現場には戸惑いの声があるようです。遠山文部大臣の「学びのすすめ」には宿題を出すことが奨励されています。学習習慣をつけるというねらいでの言及ではありますが。

 もちろん、宿題そのもののイメージはどうだったかーということもあるようですが、総じてそこまで行政が口をだすのはどうかな…と言う受け止めが多かったようです。

 というのは宿題そのものが、ある人にとっては、授業の積み残しの消化を目指すものであったり、一方的なドリルを強制するものであったりということが多いようで、あまり良いイメージをもたれないようです。

 しかし、わくわくするような宿題こそが、理科では求められていることはいうまでもありません。

 手元にある教科書を見ても、夏休みに合わせるように「私の研究」欄があり、(研究をすることを決めよう→研究の計画をしよう→調べたり、つくったりしよう→まとめよう)という研究の流れの骨格を示したり、調べることの例やまとめの作品を掲載したりと、子どもを自由研究へ誘うページがあります。学年によってはテーマ例を幾つか紹介しているものもあります。

 しかし、なかにはお子様ランチ的なというか、その、こじんまりとうまくまとめることが先行しているような自由研究もあるようです。

 本来研究とは、もっとダイナミックなものなはずーというわけです。

そういう研究を促せば、理科の醍醐味を味わうことができ、ひいては理科好きな子どもが育つーということもいえるのではないでしょうか。

 本号をもって長年本誌を担当した鈴木が担当を離れることになりました。誌上を借りて御礼申し上げます。

(樋口雅子)

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