道徳教育 2020年1月号
深層探訪「絵はがきと切手」「二通の手紙」の教材研究

G739

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道徳教育 2020年1月号深層探訪「絵はがきと切手」「二通の手紙」の教材研究

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ジャンル:
道徳
刊行:
2019年12月9日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 深層探訪「絵はがきと切手」「二通の手紙」の教材研究
絵はがきと切手
作・辺見兵衛
「絵はがきと切手」教材分析×活用のポイント
視点を明確に教材を読む―「主題解釈」と「教材分析」を通して―
宮里 智恵
プチアイデアで「絵はがきと切手」の授業にアクセント
導入・教材提示
何が届いたのか? 友情が届いたのだ
矢田 佐和子
児童の問題意識をもたせるための導入の工夫
瀧田 俊介
話し合い場面
モラルジレンマ型にし,活性化した話し合いに
大橋 美紀
話し合いをハートメーターで
風間 嘉裕
板書・書く活動
実際の手紙を書く活動を通して考える本当の友達
杉本 記代
アクティブな板書で友情観を育む!
古見 豪基
説話
「双子理論」の説話は道徳実践力を高める
城ヶア 滋雄
道徳的実践意欲を高める説話
松浦 康孝
多様な活用法で「絵はがきと切手」を生かす!
共感的な展開
主人公に自我関与した展開
川崎 美穂子
批判的な展開
やり方を批判的に捉え,問題解決的に考える
中野 真悟
分析的な展開
「比較」と「問い返し」で,見えていなかった世界をみせる!
長岡 かの子
投影的な展開
発問の組み合わせがポイントになる
平山 勇輔
実践/「絵はがきと切手」を生かしたオリジナル道徳授業
学びのある道徳授業を目指して〜役割演技を取り入れて〜
北川 沙織
子どもの「どうすればよいだろう」を生み出す,思考の視点移動を用いた授業展開
門脇 大輔
二通の手紙
作・白木みどり
「二通の手紙」資料作成秘話
生き方を問い,目には見えない心意へ誘う授業へ
白木 みどり
「二通の手紙」教材分析×活用のポイント
行為の背景にある「思い」や「考え」を探り,人間としての生き方についての考えを深めていく
杉中 康平
プチアイデアで「二通の手紙」の授業にアクセント
導入・教材提示
全員がわかるために
久保田 美和
話し合い場面
話し合いたくなる場面をつくろう
湯田 明美
板書・書く活動
上司の立場で二通目の通知に添える手紙を書く
積田 育子
説話
タイムリーな話題で実践への意欲を高める
石黒 真愁子
多様な活用法で「二通の手紙」を生かす!
共感的な展開
生徒の「あれ?」「おや?」(問い)を生かす授業づくり
井本 絢子
批判的な展開
登場人物の行為の是非を検討することを通して,よりよい行為の在り方を主体的に考える授業
源田 洋平
分析的な展開
「あたりまえ」に斬り込む〜生徒の発言の意味を問い続ける〜
海老澤 宏
投影的な展開
自我関与を大切にしながら,投影的展開で,「二通の手紙」の授業を創る
□□□□□
実践/「二通の手紙」を生かしたオリジナル道徳授業
心理療法に着目したエンカウンターによる道徳授業プラン
齊藤 優
物語教材とリアル教材を組み合わせた道徳授業の提案
山中 太
ノンフィクション教材探訪記 (第10回)
今も生き続ける岩崎弥太郎の思い
丸岡 慎弥
〜教材名「妙見山のちかい―岩崎 弥太郎―」(廣済堂あかつき 4年)〜
書評
小学校 子どもの心にジーンと響く道徳小話集
淀澤 勝治
〜子ども一人ひとりの健やかな人格的成長を後押しする補助教材事例集〜
考え,議論する道徳をつくる新発問パターン大全集
東風 安生
〜発問の吟味は,教師の指導力を高める〜
「特別の教科 道徳」の授業づくり講座 (第22回)
成長は右肩上がりとは限らない!
浅見 哲也
新・道徳授業論―主体的・対話的な追求で新しい地平をひらく (第22回)
フィクションの持ち味を子どもの視点で生かす
永田 繁雄
板書例でよくわかる! 新教科書教材で授業づくり (第10回)
小学校/子どもの議論する姿を見取るために
幸阪 創平
中学校/論理と感情の両面から実感を深める「決断! 骨髄バンク移植第一号」の授業
及川 仁美
学校を変える! 道徳のカリキュラム・マネジメント (第10回)
ゲストとともに創る実感のある道徳授業
山田 貞二
〜校内外の人的・物的資源活用の視点から〜
特別支援教育×道徳教育:押さえるべき視点 (第10回)
吃音への対応で学級全体の安心を生む
福永 純恵
道徳教育2.0―AI社会・多様性・問題解決の授業へ (第10回)
人権教育の手法としての「○○権利条約」づくり
藤川 大祐
10代の君への手紙 (第22回)
フリーハグで広げる友好の輪
桑原 功一
道徳授業=ホープ&エースを紹介します! (第81回)
【愛媛県】子どもの道徳性が確かに育つ道徳科授業を創る
齊藤 照夫
編集後記
道徳教育推進教師のアイデア箱 (第10回)
年間を通し振り返りができる掲示板
尾高 正浩山下 翼

編集後記

 初めて「二通の手紙」を読んだとき,「ひどい!処分が重すぎる…」と感じました。その思いを率直に先輩に伝えたところ,「全然,教材を読めていない」と言われたことを思い出します。また,『私たちの道徳』に掲載され,「解雇処分」が「停職処分」に変わったと聞き,「解雇だからこそ,重みがあったはずなのに…」と,わかったつもりになっていました。初めに感じたことを大切にすることは大事ですが,とことん突き詰め,表面上では見えない,人間の生き方を考え抜くことが大事だと,編集をしながらあらためて気づかされた特集でした。


   /C

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 1つの教材であっても、さまざまな視点に立つことで、違った授業を行えることがわかった。
      2020/1/830代・中学校教員
    • こんなにも1つの教材について深く広く扱う、考えさせられる雑誌や書籍はあるだろうか?こういう紙面上でのあーでもないこうでもない、という教材吟味が、現場には少ない。このように多様に発想していく授業づくりがこれから求められていると考える。
      2020/1/430代中学校教諭f
    • 「二通の手紙」という教材には,テーマである「遵法精神」にかかわって本質的な欠陥があることが,比較的最近,貴社のサイト記事でも指摘されています(荒木寿友氏「道徳授業づくり実践講座(5)」の「教材がもつ課題」の項)。
      こうした指摘がなかったかのごとく,同教材を疑うことなく定番視した実践事例やら教材「分析」やらを普及することが道徳授業の改善に資するとは残念ながら思えません。
      2019/12/2850代・大学勤務
    • それぞれの教材について、多面的・多角的にかつ様々な立場から、教材を見つめ直すことができ、教材をどのように活用すれば、授業が柔軟化するか考えることができた。
      2019/12/1420代・学生

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