道徳教育 2021年8月号
道徳授業 良い発問の条件―悪い発問との比較で考える

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道徳教育 2021年8月号道徳授業 良い発問の条件―悪い発問との比較で考える

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ジャンル:
道徳
刊行:
2021年7月6日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 道徳授業 良い発問の条件―悪い発問との比較で考える
スペシャリストが考える 道徳授業の良い発問の条件
「深い学び」を目指して
島 恒生
子どもに合わせて臨機応変に
加藤 宣行
子どもを理解し心の動きをイメージする力を
宮田 真由美
具体から離れず教材を生かし矛盾を突きICT活用も図る
桃崎 剛寿
道徳授業の発問メカニズム
ねらい,内容に応じて多様かつ効果的に
坂本 哲彦
場面別でよくわかる 道徳授業の良い発問の条件
導入 子どもの思考の方向を定めるものである
前田 良子
教材提示 教材の活用の仕方を考慮しているものである
幸阪 創平
展開1 共感的な展開 人間理解を浮き彫りにするものである
川崎 美穂子
展開2 批判的な展開 内面にゆさぶりをかけるものである
井尾 雅昭
展開3 分析的な展開 多様な価値観を表出し,認め合い,自己の生き方に生かすものである
山室 紀幸
展開4 感動的な展開 自我関与したり,体験を想起し,自分事として考えられたりするものである
中村 眞理子
展開5 テーマ的な展開 考えさせたい価値を子どもの問題意識に落とし込むものである
中川 裕幸
振り返り 自分事として価値観を見つめ直すものである
曽根原 和明
終末 自分自身の問いになることである
福留 忠洋
役割演技・体験的な活動 子どもたちとともにその良さを実感することをめざすものである
彦阪 聖子
道徳授業の良い問い返しの条件
共に学び合う道徳授業を目指して
和井内 良樹
悪い(NG)発問論争について考える
田上 由紀子
井原 賢一
清水 良隆
古見 豪基
松原 好広
杉中 康平
具体例でよくわかる 悪い発問→良い発問の修正案
小学校低学年 問題意識をもち,自己に問いかけることができる発問
教材名「がんばれ ポポ」
中田 百香
小学校低学年 「心に引っかかっているものは何か」を考えさせる発問
教材名「およげないりすさん」
井阪 恵子
小学校中学年 考える道徳の落とし穴!! 徳目ありきの型こり(肩こり)発問に気をつけよう!
教材名「心と心のあく手」
加藤 八千代
小学校中学年 自己の生き方について深めるための発問を目指して
教材名「金色の魚」(出典:学校図書)
大関 恵子
小学校高学年 クラスの児童の実態に合わせた発問構成
教材名「ひさの星」
草刈 沙原
小学校高学年 発問の質で授業の質が変わる!!
教材名「ロレンゾの友達」
竹井 秀文
中学校 確認の発問→自我関与をうながす発問
教材名「言葉の向こうに」
佐々木 篤史
中学校 自分で想像して『 』の中を考えよう
教材名「そこにいるだけでいい」(『新・中学生の道徳 明日への扉 2』学研)
本屋敷 耕三
いきものに学ぶ,ヒトの生きる道 (第17回)
ノミに学ぶ限界の超え方
篠原 かをり
教えて,浅見先生! 道徳授業の悩み・疑問 (第5回)
発問をどのようにつくればよいのか?
浅見 哲也
新・道徳授業論―次世代につなぐ授業の新発想とその具体化 (第17回)
子どもの「学びの主体意識」を原点にすえる
永田 繁雄
板書例でよくわかる! 考え,議論する道徳の授業デザイン (第5回)
小学校/本時の後に事後学習を展開する
□□□□□
〜「青いアルバム」の授業(二年)〜
中学校/「広がりと深まりのある発問」で構成する授業
喜田 貴美枝
イチからわかる役割演技 (第5回)
中学年の子どもたちと 教材「泣いた赤おに」
北川 沙織
授業づくりに役立つ内容項目×哲学 (第5回)
「個性」を飼いならす?
岸本 智典
〜道徳教育と「個性」の困難な関係〜
道徳授業でのタブレットPC活用術 (第5回)
一年生 はじめの一歩
江口 健
after道徳バブルの道徳教育学 (第5回)
歴史を踏まえた教育勅語論議の必要性
貝塚 茂樹
道徳授業=ホープ&エースを紹介します! (第100回)
【石川県】GREAT TEACHER 刺激的な二人の女性
白木 みどり
編集後記
学級活動&道徳でできる! 関係づくりのアクティビティ (第5回)
連想イメージゲーム
土田 雄一

編集後記

 本特集企画を行うにあたり,1973年に出版された『道徳の授業・発問と助言』(宮田丈夫・宮地忠雄編著)という,かつて上司からいただいた書籍を読みました。非常に分析的にまとめられており,40年以上前の本ですが,勉強になりました。事実認識と発問,人間性探求と発問,価値選択と発問等…一つ一つの発問にどのような意味・意図があるのか,考えさせられました(当時,サボって読まなかった自分に,「今すぐ読むべき」と苦言を呈したいと感じました…)。

 あらためて勉強し直したいと考えています。


   /C

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 発問をベースにした道徳の授業作りについて考えるきっかけになりました。
      毎時間の道徳の授業をより良くしていきたいです。
      2022/7/4ヤッシー
    • 発問は道徳科授業の肝となりますが、この肝が難しい。自分で、どのように発問をつくっているのかは、なかなか自覚できないものですが、先生方の論を読み、自分も自分流をつくりたい!と思いました。
      2021/8/730代中学校教諭f
    • 授業の場面に応じて,子どもたちがより深く学べるための発問について特集が組まれていた。
      具体的に考えることができてよかった。
      2021/7/3140代・小学校教員
    • 道徳の授業構成を改めて考え直すことのできる特集で、自分の授業は一体どうなんだと、ハッとさせられた。
      2021/7/1340代 道徳教育推進教師

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