- 特集 基礎・基本の定着を図る授業戦略
- 提言・基礎学力向上への学校の取り組み責任
- 徹底すべき領域・追放すべき領域のメリハリを
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- 基礎学力の保障には教師の実力向上をこそ!
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- 授業観の再確認とその実践
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- 教育計画で明示し評価で説明する
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- 学力低下論にみる基礎学力論の問題点
- 基礎学力の「基礎」の中身を明確に!
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- 客観テストで計測できるものだけが学力か
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- 時代とともに変わる基礎学力
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- 学力の基礎「読み書き」の向上を図る授業戦略
- 低学年
- 「学ぶ楽しさ」「知る喜び」と深く結んだ練習学習を
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- 漢字の力をつけるシステムとフォロー
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- 中学年
- ノート・メモ指導を支える「速さ」と「正確さ」
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- 「読める子」「書ける子」を育てる
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- 「発表学習」で「読み書き」の力をつける
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- 使える道具を磨く
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- 中学校
- 楽しく学んで力をつける国語教室
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- 「覚えて答える国語科」から「正しく繰り返す国語科」への転換
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- 学力の基礎「計算」の向上を図る授業戦略
- 低学年
- 個別指導を通して学んだ原理原則
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- 低学年算数教室に「百玉そろばん」は必需品である
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- 中学年
- 計算で見えてくる世界 わりすすむわり算
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- 日々の授業でできることを
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- 朝の計算タイムで小学校の計算を身に付ける
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- 考える対象としての計算
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- 中学校
- 計算する場面をもっと多くつくろう
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- 戦略は基本型の反復学習である
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- IT革命時代の基礎学力を問う―読み・書き・計算だけか
- プロセスのためのテクノロジー
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- 学びのプロセスを生かせる力
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- 情報を読み解き、表に現れない本質を見抜く力を育てる
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- 「知の総合化」―教科に問われる課題
- 主体的な活動を系統的に組織する
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- 教科で支える総合的学習 (第23回)
- 子どもの発達段階を考えた単元づくり
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- 教科で支える総合的学習 (第24回)
- 豊かな創造性をはぐくむ
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- 子どもをひきつける教師の話し方
- 一つの話は三十秒でまとめる
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- 総合的学習と新しい学び (第12回)
- 21世紀型学力を育てる学校教育の創造
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- 現場に見る総合的学習の問題点 (第12回)
- 教師が面白いと思う教材の開発を
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- 総合的学習で育てる学力 (第12回)
- 教師のマネジメント力を磨く
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- 要録改訂期における教育評価の問題 (第12回)
- 評価の仕組みの問題
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- 学校のカリキュラム開発 (第12回)
- 「基礎・基本」のカリキュラム開発
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- 編集後記
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編集後記
○…マスメディアを通して論議を呼んだ「学力低下論」は、何もいまに始まったことではなく、五十年以上前の敗戦直後から議論されてきたことです。その結果として、いつも落ち着く先は義務教育のあるべき姿ということになります。まず第一に学校の責務を「読み・書き・計算」の基礎学力の確実な定着におくこと。第二には、基礎学力が確実に身につくよう学校全体で工夫し実践すること。などとなります。
○…これまでの学力論争でも「測定可能と不可能な学習領域」を明確化すべきだとの争点が未解決でした。金沢大学の村井淳志氏が提言されていることをまず検討する必要がありそうです。それは第一に、「学力」の中核(コア)は記号的操作能力であり、具体的には言語(日本語と外国語)及び算数・数学における測定可能な力量を指すということ。第二には、「関心・意欲」や「生きる力」など「ちから」を学力に含めようとする考え方。しかしこうした「ちから」は測定も記述も不可能なブラックボックスであり、科学的概念とはいえない。ブラックボックスは努めて議論から排除すべきだという主張。
○…私たちは今から二十年あまり前に、アメリカで「基礎に返れ」という言葉が流行したことを忘れていません。「基礎・基本」を重視し、学校と教師の結果責任を厳しく問う報告書が当時の連邦教育省から出されたことです。
○…ところがわが国では「ゆとり教育」を旗印に、「基礎に返れ」とは逆行する形で改革が進められています。「学力崩壊」論争はそこに集中している感があります。いまなぜ改めて「基礎・基本」なのか、実践現場に大きな問いかけがなされているといえます。本号は学力の基礎は「読み・書き・計算」とする考え方を改めて確認する授業戦略を特集としました。
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- 明治図書