- 特集 授業が見える力「批評力」を鍛える
- 提言・授業が見える力「批評力」とは何か
- 自己点検を励ます
- /
- 注文をつけ達成感をひらくタクト能力
- /
- 批評力を構成する二つの契機―技術性と芸術性―
- /
- 教授学キーワードで授業が見える
- /
- アーティストは授業で「面白い!」と言う
- /
- TOSSが教える批評力
- /
- 子どもの事実から学ぶ
- 小学校
- 授業批評の金字塔「大森修著作集」に学ぶ
- /
- 学級づくりは授業づくり
- /
- 飛び上がって喜ぶ子どもの笑顔を何度も見るために
- /
- 中学校
- 目の前にいる生徒の姿を見れば、教師としてやるべきことが明白となる
- /
- 「授業力」をとらえることから
- /
- 授業の批評力をどう磨くか
- 小学校
- 研究授業で批評力を鍛える技法
- /
- 「茶番」に満足せず「TOSS授業技量検定」で腕を磨く
- /
- 緊張場面を通過することで、批評力は向上する
- /
- 中学校
- 教室の事実に支えられた幾百もの優れた方法を学べ
- /
- 授業の批評力は、授業に比例する
- /
- 「追試」から何が見えてくるか
- 小学校
- 自分自身の力量がはっきりとわかる
- /
- 優れた授業モデルを何度も追試し、再現する努力で、授業批評力が高まる
- /
- 向山式跳び箱指導で、「特別支援教育」を必要とする子が跳べた!
- /
- 追試すれば、我流と比較検討できる
- /
- 中学校
- 追試で学び、実践力を鍛える
- /
- 授業技量検定を追試して、批評力を鍛える
- /
- 「我流」からどう抜け出すか
- 小学校
- 我流を捨て、定石を身につける
- /
- TOSS授業技量検定を受ける、これが一番いい方法
- /
- 授業技量検定まで一気に駆け上がる!
- /
- 中学校
- 授業を評価する基準をもつ
- /
- 授業を見る目のある人に指導を受ける
- /
- 熱中・集中した授業づくり
- /
- 教師修業への助言
- 自発、自腹、自重
- /
- プロの技術を身に付けよう 国語教育の技術 (第11回)
- 「芦田惠之助」を授業する(上)
- /
- プロの技術を身に付けよう 算数・数学教育の技術 (第11回)
- 写真で見る木村学級の算数グッズとその解説
- /
- プロの技術を身に付けよう 社会科教育の技術 (第11回)
- 卒業するまでにどの子にも覚えさせたい知識
- /
- プロの技術を身に付けよう 理科教育の技術 (第11回)
- 有名な向山実践「空気はちぢむか」の追試(その2) 注射器を貸してください!
- /
- 「必達目標」達成に教師はどう責任を持つか (第11回)
- 学力の総合保証システム―研修システム
- /
- 子どもを見る目を鍛える (第11回)
- 「ありがとう、ありがとう」で子どもを動かす
- /
- キャリア教育がなぜ必要か (第11回)
- 高校生にもキャリア教育をしよう
- /
- 編集後記
- /
編集後記
〇…日常の授業が充実しなければ、子どもの学力保障は望むことができない、と言われています。しかし実際はどうでしょうか。子どもの成長・発達を期待する声は、一段と高まっており、そのための改善策もさまざまな提案となって現れています。
〇…かつて斎藤喜博氏は、「教育とか授業とかにおいては『見える』ということはある意味で『すべてだ』といってもよいくらいである」と前置きし、「見えるということは、教師としての経験と理論の蓄積された結果の力だ」と強調し、それは「一人ひとりの子どもの反応を深くみつめ、それに対応することのできる教師としての基本的能力だからである」としています。(『教育学のすすめ』から)
〇…さらに斎藤氏は、教師の「見える力」が訓練によって獲得できるとまで明言されています。「教師として真剣に子どもの事実を見、見た事実によって真剣に方法を考えていくという実践を積み上げていけば、誰にだってできるようになる」「教師であるからには、そういう訓練を自分自身にしていかなければならない」としています。
〇…これに対し新潟大の齋藤勉氏はどのような訓練、どのような手順、どのような指導方法を考えればよいのか、斎藤喜博氏は答えていないと批判しています。「授業が見える」ということは、すぐれた授業に学び、授業を構成している重要な教育技術と要因(子ども、教材、教師、目標)とを分析、総合して、説明することができるということであり、それは「授業批評の力」でもあると提言されています。
〇…本号は、授業力アップの方法としての「授業批評の力を鍛える」提言特集としました。
-
- 明治図書