- 特集 移行期・新教育課程実施に備える
- 提言・移行期・新教育課程実施にどう備えるか
- 新内容・新教材の十分な予習を
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- 大局的な視野でのとらえ方も必要
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- 活用型学習をフィンランド・メソッドで創る
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- 依然として教師の創意工夫が期待されている
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- 過ちは繰り返される
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- なぜ「言語活動の充実」なのか
- それは「学力向上」のためである
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- 言語活動で大切なクリティカル・シンキングと課題解決型討論
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- 戦後教育観の見直しと学力向上
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- なぜ「理数教育の充実」なのか
- 考え、表現する力の育成を目指した理数教育の充実を
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- 理数の力と理数的好奇心の回復を
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- 証拠に基づいた意思決定ができるように
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- なぜ「伝統や文化の教育」が求められるのか
- 国語学習自体が文化の伝承である
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- 文化創造の担い手、真の国際人、豊かな日本語の使い手になるために
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- 「やれ大事と畏れ敬む心」を日常に活かす
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- なぜ「道徳教育の充実」が求められるのか
- ケア、規律、コントロール
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- 新しい道徳教育のキーワード「ルール」「マナー」「モラル」
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- 現場の道徳授業実践を見直すために
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- なぜ「外国語活動」が必修化されたのか
- 「新学習指導要領」の正しい理解が授業の成否を分ける
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- 外国語活動の必修化する理由
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- 移行期・わが校の対応策はこれだ
- 新教育課程十七の覚書 ―十七項目のチェックカード―
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- 外国語活動の文科省の委託を受ける
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- 理念から本校らしい具体へ
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- 熱中・集中した授業づくり
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- 教師修業への助言
- 「問い―仮説―検証」の蓄積
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- 現場からの提言・基礎学力強化プログラム (第12回)
- 宿題メニュー作成 具体的な提案がモノを言う
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- 探究型の授業をどう創るか (第12回)
- スタートから勝負する
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- 授業力の上達論 (第12回)
- こんな教師は、授業力が上達しない!
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- 授業力の鍛え方 (第12回)
- 悲劇の原因を見据えているのか
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- 理科好きを育てる (第12回)
- 教育界からの異議申し立て!ものづくりの国・日本だからこそ「めっきの授業」を小学生に!
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- 理科教育復興論 (第12回)
- 紋切り型の授業から、多様な授業モデルで知識の活用
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- 教師修業のために (第12回)
- テレビは、面白くなりましたか?
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 編集後記
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編集後記
○…最近公表された平成十九年度の「文部科学白書」によりますと、教育基本法改正を踏まえた教育改革の推進・「教育新時代」を拓く初等中等教育改革とタイトルが付けられていました。「教育をめぐる現状」として「教育に対する信頼が揺らぎ、いくつもの大きな課題に直面している状況」などをあげ、子どもたちの学ぶ意欲の低下、社会全体の規範意識の低下、家族や地域についての価値観の変化などが子どもの健やかな成長に影響を与えている、としています。そのための「教育改革の推進」として敢確かな学力の向上(学習指導要領の改訂、全国学力・学習状況調査の実施)、柑豊かな心の育成(いじめ問題への対応、道徳教育・体験活動の推進)、桓優秀な教員の確保(教育免許更新制度の円滑な実施、指導が不適切な教員に対する人事管理システムの厳格化)、棺教育委員会及び学校の組織運営体制の強化(教育委員会の充実、副校長等の学校における新しい職の設置、安全・安心な教育環境の実現)他に大学教育の強化、家庭・地域の教育力の向上、教育費負担の軽減などがあげられています。
○…これらの実施が「教育新時代」を拓くことになるのでしょうか。特に「移行期」の平成二十一年度から可能なものは先行して実施、とされているだけに、現場の対応に注目が集まっています。敢道徳、総合的学習、特別活動等は新指導要領によるとしたこと、柑算数、理科についても新指導要領の一部の追加・適用を認めたこと、桓国語、社会、音楽についても全部又は一部について新指導要領によること、棺外国語活動は移行期間中から教育課程に加えることを認めたこと等々、これからの現場の対応策が注目されています。本号はそのための具体化へのヒントがつかめればと願い特集を組みました。
(江部 満)
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- 明治図書