- 特集 「ノートスキル」が学力を伸ばす
- 提言・授業における「ノート」活用の重視
- 学習・授業の記録化を本格的に
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- ノートは思考の作戦基地である
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- 「発想ノート」活用のススメ
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- 「ワークシート」から「ノート」へ―教育的ツールとして授業で活用するために
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- 授業開き最初の一行でノート活用の原則を教える
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- 「ノートスキル」は学力を伸ばす・国語科ノート指導の技
- 思考の場にする
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- ノートづくりの指導のヒント
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- 「ノートスキル」は学力を伸ばす・算数・数学科ノート指導の技
- ノートは思考・判断・発言の参謀本部
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- 「うっとりする」ほどの美しいノートは学力を保証する―ノート指導の原則八ヶ条―
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- 「ノートスキル」は学力を伸ばす・社会科ノート指導の技
- 求めたい社会科ノートスキルの法則
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- 自分のノートを「つくる」ことができるようにする
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- 「ノートスキル」は学力を伸ばす・理科ノート指導の技
- 問題解決過程に即したノート指導を
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- ノート指導は、教師の権威を打ち立てることでもある 〜最初に注意事項を宣言し、個別に評定する!
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- 私が成功した「ノートスキル」の指導―小学校
- きれいなノートは、安定した授業から生まれる 授業でノートスキルを鍛える
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- 「趣意説明」と「確認」が肝である!
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- 子どものノートは保護者の信頼を左右する
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- 入学直後に身につけさせたいスキル
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- 私が成功した「ノートスキル」の指導―中学校
- ノート指導の外せない五つのコツ
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- 「ノートを書く=黒板を書き写す」の思い込みを捨て去れば、授業もノートも変わる
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- 感想文を分析するノートスキル
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- 熱中・集中した授業づくり
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- 教師修業への助言
- 言葉をつなげて物語を創る授業に
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- 『授業の腕をあげる法則』から学ぶ (第2回)
- 学級の統率は全員に徹底させることからスタートする
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- 理科の授業では「もの」が必須
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- 初任者研修の課題を問う (第2回)
- 「挙手―指名」という束縛から、離れよ
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- 授業力を鍛える (第2回)
- 言葉を削除し、TOSS技量検定のF表を意識せよ
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- 全国学力・学習状況調査・結果の生かし方 (第2回)
- 「結果チャート」の活用による自校診断のあり方
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- 「習得・活用・探究」サイクル (第2回)
- 全国学力・学習状況調査にみる「習得・活用・探究」@
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- 続・教師修業のために (第2回)
- 「何で勝負するか」決める―今年はこれで勝負してみよう―
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 編集後記
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編集後記
○…基礎学力を保証するためにも、「ノートスキル」が必要だと主張されているのは河田孝文氏です。河田氏は「ノートスキルは学習の要である」と強調され、「読む技術、書く技術はもちろんのこと、考える技術、発言する技術を培うためにノート指導をするのだ」と強調されています。さらには「勉強って面白い」「もっと発言したい」「たくさん書きたい」と思えるような子どもを育てるためにもノート指導は必要だというわけです。つまりは「学習意欲増進のためにもノート指導が必要」であり大切だというわけです。
○…河田グループの奥田嚴文氏は、ノート指導は学級経営でも重要な要素だ、と主張されています。「子どもが書いた事実がいつでも保護者の目に触れる可能性があるからだ」というわけです。「もしもわが子のノートを開いたとき、ひどい有様だったらどういう感想を持つだろうか、よい印象を与えるとは思わない。逆である。今まで自分の子のノートが乱雑だったのが、激変した場合、間違いなく教師への信頼感が向上する」というわけです。
○…有田和正氏は「ノートは子どもの思考を鍛える有力な手段だ」と主張されています。よいノートをつくらせることは、それだけ子どもを鍛えたことになると強調されています。「子どもは書くことが本来は好きなのだ」とも主張されています。そのためには授業を変えていくことと「ノートスキルを鍛えていく」ことが必要だとも強調されているわけです。
○…そのために「ノートスキル」をどのように育てていけばよいか、基礎的、基本的な学習技能として「ノートスキル」をどう身に付けさせるか、本号は具体的な提言を特集として組みました。
(江部 満)
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- 明治図書