学校マネジメント 2006年3月号
わが県だけ? “教育行政”への不満と提言

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学校マネジメント 2006年3月号わが県だけ? “教育行政”への不満と提言

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ジャンル:
学校経営
刊行:
2006年2月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 わが県だけ?“教育行政”への不満と提言
学校にとっての“教育行政”:私の不満と期待と提言
特色ある学校を実現するための予算の裏付けを
後藤 康志
教師にも「修業」の場が必要である
川畑 雄二
授業日数、時間数増加の裏にあるもの、それは教師の授業力不足である
教育行政における意思決定システムとは
全盛の蔭に、知将あり
長南 博昭
教育行政はこうして決まる
菱村 幸彦
伝統的なミドルダウンのシステム変更
山下 政俊
大阪府の教育改革と意思決定システム
島 善信
これってわが県だけ?―比べてわかる教育行政への不満と期待と提言
“教育情報の流し方”への不満と期待と提言
全教職員へ最新情報の存在を知らせるシステムが必要
槇田 健
ゆっくりでも確かな情報を
田山 修三
“人事のあり方”への不満と期待と提言
「民間人校長」ではなく「民間人が選んだ校長」が共同体化する教育界を打破する!
大堀 真
校長が校内人事を放棄した結果
染谷 幸二
“予算のあり方”への不満と期待と提言
とにかく現状維持でがんばって
阿部 惣一
現場の安全確保に対する予算確保
根本 正雄
“議会との関係”への不満と期待と提言
都道府県議会会議録の閲覧・検索システムを利用して本気度をチェック
井上 好文
それぞれめざすものは同じなのだから…
竹中 廣司
“地域情報への対応”への不満と期待と提言
現場、行政に「エネルギー教育」を進める役割がある
川神 正輝
犯罪に強いコミュニティー形成のために
黒木 浩
“管理職登用”への不満と期待と提言
「授業」を評価できる管理職が望まれる
甲本 卓司
自腹で学び、修養に励むべし
野口 芳宏
“中間管理職の位置づけ”への不満と期待と提言
情報を収集し、自分の学級で実践してから提案する
平藤 幸男
中堅教員としての自覚と役割を
瀧沢 広人
“研修制度”への不満と期待と提言
授業力向上のための研修に指導主事による師範授業と研修者による模擬授業を!
星野 裕二
指導主事が力量アップするしかない
山田 淳
“教育研究”への不満と期待と提言
事実を元にした研究を望む
小野 隆行
現場の教育研究を大事に
亀井 浩明
“新任教修”への不満と期待と提言
夢とやる気が持てるような研修を
神谷 祐子
「型」を身につけるシステムが必要だ
割石 隆浩
“加配”への不満と期待と提言
「専科」を確実にほしい!
平田 淳
現場の実効性によって自由度を高めよ
八和田 清秀
“特別支援教育”への不満と期待と提言
珠玉の冊子が生かされていない!!
小松 裕明
適切な就学指導はいつから始めるのがいいのか
高橋 佳子
“環境整備”への不満と期待と提言
環境の整備は、教師の意識改革から
宮澤 傳二
どんな学習の形を求めているのかを熟考して整備すべきた
雨宮 久
“学校裁量”への不満と期待と提言
五百二十校の横浜市にできるのに、なぜ他の市町村でできない
細羽 正巳
“定期異動”と“非常勤講師”への不満と期待と提言
小宮 孝之
“学校訪問”への不満と期待と提言
訪問は前向き・肯定的に迎える
伊藤 雅亮
忘れられない「教育長」の訪問
伴 一孝
“教科書行政”への不満と期待と提言
教科書採択が子どもの学力をどう変えたかの検証が必要である
佐藤 琢朗
学校現場と教育行政がお互いにすべきことをぶつけ合おう
向井 ひとみ
“学校給食”への不満と期待と提言
必ず「牛乳」ではなく、選択できるようなシステムを
戸井 和彦
現代の給食の意義を再検討したい
根津 盛吾
“保護者対応”への不満と期待と提言
何が体罰かということを、県の体制として確立すべき
地域に子どもを守る組織を作る手助けをしてもらいたい
下重 和也
注目県の教育行政―受け取る現場で思うこと
「人事考課」「キャリアプラン」…根っこは「学校力」の向上にあり
駒井 隆治
「東京教師道場」が、本当の「授業力」向上に役立つ「道場」になることを願って
石黒 修
行政が熱い『大阪は教育をどう変えようとしているのか』
峯 明秀
浜松市教委の数々の措置は慧眼である
山 佳己
評価者に授業を見る力があるか
迫田 一弘
「教育行政」と「教育行政」との間で
金野 誠志
写真で語る学校の仕事―365日の記録 (第12回)
児童会主催の行事+たより+そして
大森 修
ドキュメントあなたの学校も参入しませんか!その道のプロが届ける“出前授業” (第12回)
整備士による「出張航空教室」―JAL(日本航空)
佐桑 徹
勝方信一が発信する“教育の問題所在” (第12回)
進路教育に個性化路線行き詰まりの認識を
勝方 信一
往復書簡―地方分権時代:トップと現場のコミュニケーション 新潟市・篠田市長と大森校長の教育問答 (第12回)
安全を守り、感性を引き出す
往信 安全を守り、感性をどう引き出すか
篠田 昭
復信 地域共同体の再生で決まる
大森 修
東京都が進める“学校経営診断”の構想 (第12回)
17年度学校経営診断の実施結果A
黒崎 一朗
アジア的シチズンシップ―道徳教育の再構築 (第12回)
共有可能な「徳」の「道」は遠くとも、「アジア型モデル」構築への“おおらかな楽観主義”を
馬居 政幸
「される側」から見上げる「百花繚乱・教育改革プランの採点簿」 (第12回)
教育基本法の改正へ
齋藤 武夫
新しいスクールリーダー像―30代・40代教師への提言 (第12回)
これからの学校経営とミドルの在り方を展望する
小島 弘道
子どもの心―成長の軌跡にどう向き合うか (第12回)
良いことは正しいことで苦しむ子
高橋 良臣
校長の仕事日記―HPでの交流録 (第12回)
仕事日記は永遠にやめられない
玉置 崇
心の健康・研究ネット発:子どもの学校ストレスとメンタルヘルス (第12回)
身体活動が子どもの心理面に及ぼす有用性
小林 稔
日本の教育をダメにしている―ヒト・モノ・コト (第12回)
物事の本質を掴む基本的習慣を
山極 隆
編集後記
樋口 雅子江部 満
地域運営学校の志気 (第12回)
『一家庭一支援』でPTAも学校運営へ参加
三原 徹

編集後記

○…全国から先生がたが集まる席では時々「えー、うちの県ではそういう話は聞いたこともない。うらやましい〜」というようなことが話題になることがあります。そばで聞いていて、「へー、そんなに県によって違うものなのかしら?」と思い、一度どういう問題についてどれだけ違うのか、リサーチしてみたいものだと思っていました。

 先日も、歴史教科書問題として話題となった扶桑社の歴史教科書を福井県が「異なる見方があるのだということを指導資料として社会科の教師に配布する予定」だとの報道がありました。また浜松市は、歴史だけでなく、中学校のすべての科目について採択されなかった全社の教科書を教員用として全市立中学に配布するのだそうです。

 たしかに、こういうことも、県や市の行政がそれなりの手続きを踏めば行うことができるのだと、多くの人は思ったのではないでしょうか。

 本号では、教育行政、とりわけ身近な教育委員会のそれについて、「わが県ではこうだけど、他県ではどうなのか」とか、「わが県ではこの問題こういうことになっているけど、調べてみたら他県ではこういうことも行われている」というような、さまざまなデータをお寄せいただきました。

(樋口雅子)

○…小泉首相の施正方針演説の全文を読んだが、意外に共感するところが多かった。その一つは「人間力の向上と発揮」に関する部分である。例えば「今後の日本を支えていくのは人であります。物で栄えて心で滅ぶことのないよう、新しい時代を切り拓く心豊かでたくましい人材を育てていかなければなりません。(略)社会の中で子供を健やかに育てるとの認識に立ち、家庭や地域と連携しながら、体験活動や触れ合い交流を通じて命の尊さ、社会貢献の大切さを教え、道徳や規範意識を身につけることを促します」と。

(江部 満)

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