- 特集 若手との絆=神通力のある言葉かけ100選
- 世代ギャップ=教員意識からみたビックリ例
- 好かれて(親近感)尊敬される(近づき難い威厳)教師に
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- 仕事のABCから〜苗代って何ですか〜
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- 世代間ギャップと笑えぬ思い
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- 「うざい」ですか!!
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- 「日本の教師文化」が絶滅する
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- 人とかかわれない若手教師
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- 絆をつくる言葉と壊す言葉
- 「私」と「私達」の視点―スピーチからの再考
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- 「仕事幻想と自己愛」で孤立する若者と対話するには
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- 「でも」はこころの中で
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- 指導を受ける側に立って見直す“先輩の言葉遣い”“命令口調”→“ソフトな言葉”言い換えヒント
- 若手教師への指導編
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- 児童・生徒への指導編
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- 保護者との対応編
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- 指導をする側に立って見直す“若手の言葉遣い”“失礼な言葉遣い”→“マナー言葉”言い換えヒント
- 若手から先輩への言葉遣い
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- 同僚間の言葉遣い
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- 児童・生徒への言葉遣い
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- 授業に問題発生―どういうアドバイスが若手には効くか
- “騒がしい学級”へのアドバイス
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- “授業中の私語”へのアドバイス
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- “授業中の立ち歩き”へのアドバイス
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- “子どもに言い返された”へのアドバイス
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- “子どもの逆ギレ”へのアドバイス
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- 生徒指導に問題発生―どういうアドバイスが若手には効くか
- “給食指導”へのアドバイス
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- “掃除指導”へのアドバイス
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- “喧嘩指導”へのアドバイス
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- “忘れ物指導”へのアドバイス
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- 保護者との対応問題発生―どういうアドバイスが若手には効くか
- 感情に流されず、セルフコントロールできる大人になれ!
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- 同席するのが最大のアドバイス
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- 相手の言い分に耳を傾けよう!!
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- 指導教諭の指導助言―問題事例へのアドバイス
- 校長としてのアドバイス
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- 教頭としてのアドバイス
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- 主任としてのアドバイス
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- “打たれ弱い若者”へのアプローチ―成功例と失敗例
- 困難から回復する心の弾力を育てる
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- 凹みやすい若者に未来を見せる
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- 言葉は極めて似ていても
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- 若手としての意見“指導力のある人”が使う言葉と言葉かけ
- 言葉は「人」によって、伝わり方が異なる
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- 君の思うようにやってみなさい
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- 日頃の実践で信頼を得る、だからこそ伝わる
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- 小学校英語授業をこうつくる (第3回)
- 英語コミュニケーション体験をデザインする
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- 校長室の環境づくり (第3回)
- 校長室のドアは開放しない!
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- 講話で語る祝日の由来 (第3回)
- 海からエイリアンがやって来た
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- 教師の人間力―キー・コンピテンシーを考える (第3回)
- 考える力と展望力
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- 学校は何を期待されているか―新指導要領が刺激したもの (第3回)
- 学校の説明責任を果たす
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- 私から見た“全国学テの光と影” (第3回)
- 学力問題を教室や家庭に広げていった学力実態調査
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- 大阪“教育の陣” (第3回)
- 大阪の教育は間違ってた?
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- 新指導要領の学力観と学力評価の方向 (第3回)
- 教師のコンピテンシーとしての教科の指導力について
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- 担任への不満―親の本音の拾い方 (第3回)
- 月一回の「思考力」の授業
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- 〜よりよい学校づくりのための塾からの提案B〜
- 編集後記
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- こんなことご存知? 学校のトレンディ (第3回)
- 「板書型指導案」で授業改革を!
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編集後記
○…JR九州大分支社管内四三駅のトイレのことです。
四年前までは「汚さないでください」という張り紙だったのを、「命令口調はお客様に失礼。感謝の気持ちを伝えるべき」と、便器のそばなどに「いつもきれいにご使用ありがとうございます」という張り紙にしたら、便器に捨てられるガムやたばこ、壁の落書きが激減したのだそうです。
たしかに、
「汚さないでください」
という張り紙を読むより、
「いつもきれいにご使用ありがとうございます」
のほうが自分に問いかけられているようで、感謝に応えようという気にさせられます。
全国では、教員の60%が経験五年未満だそうです。
それだけに、中間が不在で、経験落差が大きい職場で、仕事に対するマインドとスキルを若手に伝えるすべが求められているといえると思います。
その方法として、従来型の「汚さないでください」では相手に入っていかないとしたら、「いつもきれいにご使用ありがとうございます」方式に変えていくしかない? という気がしてなりません。何しろ、60%の若手との絆をどうつくるかが、今後の公教育を左右する問題でもあると思うからです。
(樋口雅子)
○…本年三月期の主要書店の教育書販売実績を見て驚いた。春の販売一ヶ月二〇〇数点の順位を見て驚いたわけである。トップの七〇点のほとんどが向山洋一+TOSS関係の書籍であった。中でも「最初の三日で学級を組織する」「授業の腕をあげる法則」「子供を動かす法則」などはいずれも向山著であり、定評のある著書である。
○…新しい指導要領関係書は、この中で少々存在感が薄い。現場の関心が高まらない証拠かもしれない。問題は戦後教育の転換である今回の改定の意義を現場教師が理解できないでいるところにあると私は実感している。特に若い教師たちの増加に問題がある。しかし今回の授業力や学級力の向上をめざしたTOSS関係書の売れ行きを見て、若い教師たちの読書意欲はバカにできないと思った。
○…それで思い出すのは、遠山啓氏(故人)が創刊した『ひと』という月刊教育誌だ。二〇年前に三回に渡って法則化運動の批判を特集し、法則化関係書の広告掲載を拒否したことだ。この雑誌も会社も倒産し今は無い。改めて歴史の重みを感じる。
(江部 満)
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- 明治図書