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特集の解説
体育でインターネット―上手な活用法
千葉市立弥生小学校
根本正雄
2002年2月に行なわれたTOSSインターネット会議で、八和田清秀氏はTOSSランドを活用してシンナー防止の模擬授業をされた。
次々に変化していく画面を見ながら楽しく展開されていた。八和田氏のサイトの特徴は、カラフルな画像で子供の関心・意欲を引き出すことができる点である。
さらに発問・指示が示されているので子供の思考を促すことができる。
特に優れているのは画面が動く工夫がされていたことである。画面が動くことによってサイトに変化が生まれる。
教科書と黒板を使用するよりも子供は授業に参加し、理解することができる。しかも教師は教材研究の時間を短縮することができる。
本特集では八和田氏のようにインターネットを活用した授業例が紹介されている。実践は次の項目でまとめられている。
サイト名
制作者
サイトを活用した授業例
①発問・指示で示す
②説明を入れる
③子供の反応を示す
④留意点を示す
⑤授業の効果を示す
八和田氏の授業実践の一部を紹介する。
今日はこれについて学習します(といってビーカーに入れたシンナーを見せる)。
発問1 これが何だか知っていますか。
においがするので、すぐにわかる。「シンナー」という声が上がる。「そうです。シンナーです」を確認する。
もしシンナーが手に入らない場合は、「今日はシンナーについて学習します」と切り出してよい。
※児童に触れることや後で持ち出さないように十分な管理が必要です。
発問2 シンナーについて知っていることを発言してください。
・体に悪い ・吸っている人がいる
・頭が痛くなる ・持っていると警察に捕まる
およそ間違いでなければ、簡単に確認していくだけでいい。
指示1 今日はパソコンを使って学習します。
画面を見なさい。画面を提示。
説明1 ある人があるきっかけでシンナーを吸ったとします。
発問3 どんな気持ちがすると思いますか(数名に発言させる)。
説明2 にマウスを当てながらシンナーを吸うと、はじめは気分が悪くなったりしますが、やがてふわふわとしたいい気分になるそうです。
説明3 このいい気分を味わってしまった人は、悪いことと知りながらあと1回だけと思って、また吸ってしまいます。
にマウスを当てながらこうして何度か繰り返してしまいます。
本特集では、以上のようにインターネットを活用した実際の授業例を示し、インターネットを活用することによるメリットが述べられている。
すぐに授業に役立つサイトの紹介と実践例が紹介されているので、すぐに役立つ。
できたらこれらのサイトを参考にして自分で作ってほしい。実践を多くの方に役立つようにまとめる中で、インターネットのよさがわかっていく。
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