- 特集 向山式跳び箱指導で“跳べない子がいる”はホントか
- 特集の解説
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- 実践事例
- 跳べない理由はひとつではない
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- 跳ばせられないことへの反論
- 知性と品性の欠如が「跳べない子」をつくる
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- 忠実に「追試」してから言えること
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- 跳ばせる教師がいるという事実
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- 向山式跳び箱指導は、子供に優しい
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- できなかった子の数字を示して批判すべきである
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- 自らの力量不足を棚に上げた責任転嫁である
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- 向山式跳び箱指導法で1年生全員が跳べた
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- 全員跳べるようにすることが教師責任である
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- おしりを持たれることに抵抗をもたれる教師
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- 教師であるなら「子供の事実」で証明せよ!
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- 正しい向山式なら跳ばせられる
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- 中島氏は向山A式・B式を実践しているか
- 向山式は結局使われなかった
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- 補助することだけが向山式ではない
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- 中島氏は、数字を示すべきである
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- 事実が全て、向山式跳び箱指導はメジャーを克服する!
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- 事実を見抜く力が必要
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- 実践しているとはいえない
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- 跳べない子がいるのは、向山式ではないからである
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- 教師と子供の思いがひとつになった時にドラマは起きる!
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- 向山式跳び箱指導法で跳べたAさん
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- 中島氏は向山式を実践していない
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- 中島氏は向山A式・B式を実践していない!
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- わずかな「できた」を評価せよ
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- 中島氏の指導は我流ではないか
- 我流は、怖い。授業の本質が見えていない
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- 我流「中島式跳び箱指導」の公開を求む!
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- 正しく追試していない
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- 本物はライブでしか分からない
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- 向山A式がポイントである
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- 中島流向山式跳び箱指導法では、できない子はできない
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- 我流以前の問題である
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- 「我流」だから、できない子ができないのです
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- きちんと向山式を追試していないことは明白である
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特集の解説
向山式跳び箱指導で“跳べない子がいる”はホントか
TOSS体育授業研究会代表
根本正雄
中島清貴氏は「大阪市小学校体育研究会のページ・教師ド根性物語・どうやって開脚とびが跳べる」のホームページの中で、向山洋一氏の指導法に対して、次の批判をしている。
向山洋一先生が提唱する「向山式開脚跳び指導法」というのもありますが(最近では副読本の指導書にものっていますね)、やっぱりこれでできる子はできるし、できない子はできないのです。
向山式開脚跳び指導法によって、跳べない子供が跳べるようになったという報告が全国から寄せられている。
学級開きで開脚跳びを行い、全員跳ばせることができたという報告も多くされている。
「向山式開脚跳び指導法」は体育指導の苦手な教師でも、すぐに追試のできる方法である。原理が明確で方法が簡単であるからである。
神奈川県の小瀬村雅子氏は軽度発達遅滞の女子の報告をされている。
もちろん、1時間ずっと跳び箱はできません。彼 女の課題がありますから、やっても10分くらいです。向山A式・B式を始めてから3時間目。彼女は跳べました。
軽度発達遅滞の子供も「向山式開脚跳び指導法」によって、3時間目で跳べるようになったのである。
軽度発達遅滞の子供を指導した経験がある。着手をして、跳び越すという動きは難しい。
そのような子供が「向山式開脚跳び指導法」によってできるようになったのである。
「向山式開脚跳び指導法」の有効性については、これまで多く方々によって実証されてきている。
それにもかかわらず中島氏は、「できる子はできるし、できない子はできないのです」と述べている。
これでは教育ではない。「できない子をできる」ようにするのが教育である。
向山式指導法について本特集では取り上げ、中島清貴氏の主張について検討している。検討の視点としては次の三点である。
1.全員跳ばせられないことに対する批判
2.中島氏はA式・B式で指導しているか。
3.中島氏の指導は我流ではないか。
中島氏は向山式指導法では、全員跳ばせられないと述べている。果たしてそうなのか。
全員跳ばせられなかった原因は何か。多くの方にご意見をいただき、跳ばせられなかったという中島氏の実践に対して検討していただいている。
中島氏はA式・B式について効果がないと述べている。果たしてそうなのか。
向山A式・B式の方法では効果がないという意見について、検討していただいている。
A式・B式の方法のどこが優れ、どこが指導のコツなのかを実践を通して述べている。
最後に中島氏は本当に向山式を追試しているかという問題がある。
きちんと追試していれば、もっと達成率が高くなるはずである。追試の方法についても検討し、若い教師でもすぐに追試できるポイントを紹介している。
我流で指導しているのではないかという問題である。本特集では以上のような考え方で、中島氏の指導に対しての検討がされている。
本特集をお読みいただき、ご意見があれば編集部までお寄せいただきたい。
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- 明治図書