楽しい体育の授業 2004年11月号
向山式跳び箱指導で“跳べない子がいる”はホントか

K180

«前号へ

次号へ»

楽しい体育の授業 2004年11月号向山式跳び箱指導で“跳べない子がいる”はホントか

紙版価格: 901円(税込)

送料無料

電子版価格: 811円(税込)

Off: ¥90-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
保健・体育
刊行:
2004年10月7日
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 向山式跳び箱指導で“跳べない子がいる”はホントか
特集の解説
根本 正雄
実践事例
跳べない理由はひとつではない
中島 清貴
跳ばせられないことへの反論
知性と品性の欠如が「跳べない子」をつくる
伴 一孝
忠実に「追試」してから言えること
猿渡 功
跳ばせる教師がいるという事実
迫田 一弘
向山式跳び箱指導は、子供に優しい
田村 治男
できなかった子の数字を示して批判すべきである
吉田 高志
自らの力量不足を棚に上げた責任転嫁である
根津 盛吾
向山式跳び箱指導法で1年生全員が跳べた
鈴木 恭子
全員跳べるようにすることが教師責任である
並木 孝樹
おしりを持たれることに抵抗をもたれる教師
竹森 正人
教師であるなら「子供の事実」で証明せよ!
田代 光章
正しい向山式なら跳ばせられる
木村 重夫
中島氏は向山A式・B式を実践しているか
向山式は結局使われなかった
松藤 司
補助することだけが向山式ではない
西田 幸二
中島氏は、数字を示すべきである
表 克昌
事実が全て、向山式跳び箱指導はメジャーを克服する!
長坂 徳久
事実を見抜く力が必要
八和田 清秀
実践しているとはいえない
平松 孝治郎
跳べない子がいるのは、向山式ではないからである
村田 正樹
教師と子供の思いがひとつになった時にドラマは起きる!
小田原 誠一
向山式跳び箱指導法で跳べたAさん
小瀬村 雅子
中島氏は向山式を実践していない
渡辺 喜男
中島氏は向山A式・B式を実践していない!
小笹 宗男
わずかな「できた」を評価せよ
村田 淳
中島氏の指導は我流ではないか
我流は、怖い。授業の本質が見えていない
甲本 卓司
我流「中島式跳び箱指導」の公開を求む!
石橋 健一郎
正しく追試していない
浜井 俊洋
本物はライブでしか分からない
三沢 博樹
向山A式がポイントである
大石 貴範
中島流向山式跳び箱指導法では、できない子はできない
南木 雅弘
我流以前の問題である
村田 斎
「我流」だから、できない子ができないのです
駒井 隆治
きちんと向山式を追試していないことは明白である
桑原 和彦
できない子に最大限のいとおしさを
井上 敬悟
B式補助を怖がる子にはこう対処する
太田 健二
ミニ特集 新学習指導要領への提言「保健」
「たばこは絶対吸わない」と断る子供を育てよう
牛田 美和子
「体験的な活動」で砂糖と心身の健康について考えさせる
小井戸 政宏
実験を取り入れることによって納得する「飲酒の害」
細羽 正巳
病気の予防「むし歯や歯ぐきの病気」の指導
小林 宏
子供たちをシンナーから守る!
小笹 宗男
ライブで体感!TOSS体育講座
「できるようになる」ことが最重要
村田 斎
レベルアップ!ここが体育授業のポイント
できるようになる体育授業を求めて
下山 真二
マンガで見る楽しい体育指導 (第56回)
根本体育直伝マンガ(開脚跳びの巻)
岩野 節男岩野 紀子
1秒・1cmの記録アップはこの指示で起こす
技を終えた姿勢を指示する
村田 淳
集中・熱中このゲームが子供を変える
『スターウオーズ・ゲーム』
村上 弥
障害児体育の実践 (第8回)
「何を教えるか・なぜ教えるのか」から授業を組み立てる
山田 仁
体育を好きにする女教師の体育指導 (第8回)
低学年の体育フラフープ検定サイトの追試
鈴木 恭子
子供が喜ぶ体育授業のシステム化 (第8回)
器械運動の授業システム
渡辺 喜男
〜マット運動1 場のセットと準備運動〜
効果絶大 インターネットの活用
ブームが起きる鉄棒の授業 村田正樹氏
石丸 真一
健康な生活習慣を育む食の授業 (第8回)
解毒が間に合わない現代日本の食材
三好 保雄
時代の流れに対応した「性教育・エイズ教育」 (第8回)
エイズを取り巻く世界情勢を理解させる
戸井 和彦
TOSS体育研究会報告
TOSS体育運動量研究会・学級づくり研究会
太田 健二
TOSS体育最前線
女教師が魅せる体育授業
駒井 隆治
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
ボール遊び(低学年)
千原 一弘
〜ボール運動の基礎感覚づくり〜
バスケット(高学年)
坂井 務
〜「課題」と「作戦」はこの学習カードで見えてくる〜
今、子供に伝えたい保健の指導
子供が絶対歯医者に行く「むし歯」の語り
吉原 尚寛
ライフスキルと健康教育 (第32回)
時と場を活かしたリフレーミング
武田 敏
授業の腕を高める論文審査 (第151回)
世界保健機構(WHO)が提唱し日本で最初にとり入れ広めたTOSS
向山 洋一
体育科における学力保障 (第20回)
水泳指導
根本 正雄
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第35回)
テクニカルポイントはここだ! (第32回)
熱中 集中 すぐにできる鬼遊び3
並木 孝樹

特集の解説

向山式跳び箱指導で“跳べない子がいる”はホントか

TOSS体育授業研究会代表

根本正雄


 中島清貴氏は「大阪市小学校体育研究会のページ・教師ド根性物語・どうやって開脚とびが跳べる」のホームページの中で、向山洋一氏の指導法に対して、次の批判をしている。

 向山洋一先生が提唱する「向山式開脚跳び指導法」というのもありますが(最近では副読本の指導書にものっていますね)、やっぱりこれでできる子はできるし、できない子はできないのです。

 向山式開脚跳び指導法によって、跳べない子供が跳べるようになったという報告が全国から寄せられている。

 学級開きで開脚跳びを行い、全員跳ばせることができたという報告も多くされている。

 「向山式開脚跳び指導法」は体育指導の苦手な教師でも、すぐに追試のできる方法である。原理が明確で方法が簡単であるからである。

 神奈川県の小瀬村雅子氏は軽度発達遅滞の女子の報告をされている。

 もちろん、1時間ずっと跳び箱はできません。彼 女の課題がありますから、やっても10分くらいです。向山A式・B式を始めてから3時間目。彼女は跳べました。

 軽度発達遅滞の子供も「向山式開脚跳び指導法」によって、3時間目で跳べるようになったのである。

 軽度発達遅滞の子供を指導した経験がある。着手をして、跳び越すという動きは難しい。

 そのような子供が「向山式開脚跳び指導法」によってできるようになったのである。

 「向山式開脚跳び指導法」の有効性については、これまで多く方々によって実証されてきている。

 それにもかかわらず中島氏は、「できる子はできるし、できない子はできないのです」と述べている。

 これでは教育ではない。「できない子をできる」ようにするのが教育である。

 向山式指導法について本特集では取り上げ、中島清貴氏の主張について検討している。検討の視点としては次の三点である。

1.全員跳ばせられないことに対する批判

2.中島氏はA式・B式で指導しているか。

3.中島氏の指導は我流ではないか。

 中島氏は向山式指導法では、全員跳ばせられないと述べている。果たしてそうなのか。

 全員跳ばせられなかった原因は何か。多くの方にご意見をいただき、跳ばせられなかったという中島氏の実践に対して検討していただいている。

 中島氏はA式・B式について効果がないと述べている。果たしてそうなのか。

 向山A式・B式の方法では効果がないという意見について、検討していただいている。

 A式・B式の方法のどこが優れ、どこが指導のコツなのかを実践を通して述べている。

 最後に中島氏は本当に向山式を追試しているかという問題がある。

 きちんと追試していれば、もっと達成率が高くなるはずである。追試の方法についても検討し、若い教師でもすぐに追試できるポイントを紹介している。

 我流で指導しているのではないかという問題である。本特集では以上のような考え方で、中島氏の指導に対しての検討がされている。

 本特集をお読みいただき、ご意見があれば編集部までお寄せいただきたい。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ