楽しい体育の授業 2006年5月号
子ども熱中! 面白プレイの新教材実技18

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楽しい体育の授業 2006年5月号子ども熱中! 面白プレイの新教材実技18

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ジャンル:
保健・体育
刊行:
2006年4月7日
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子ども熱中!面白プレイの新教材実技18
特集の解説
根本 正雄
実践事例
アルティメット
ボール運動の基本「オープンスペース」を楽しく学べます
根津 盛吾
パスの技能を高め、ゲームを熱中させる!
郡司 崇人
低学年にも大人気、かんたんアルティメット
渡辺 良平
ティーボール
面白プレイ5
久保寺 千広
ルールの工夫でスポーツ苦手女子も熱中!!
辻 弘一
全員が思いっ切りプレイする『みんなでキャッチティーボール』
谷元 忍
フラッグフットボール
運動が苦手な子も楽しめる
岩田 史朗
フラッグフットボールにつなげるしっぽ取りゲーム
村山 浩康
ドリルゲームの繰り返しで動きをマスター
武藤 淳一
タグラグビー
子どもたちが作戦を立てたくなる
辻 和彦
ボール運動が苦手な子が活躍できる
中西 孝
動きを考えて楽しくプレイできる
中橋 利之
ソフトバレーボール
技へのあこがれを生み、達成感をもたせる
宮野 正樹
教具の段階を踏んだ工夫でラリーの楽しさを味わわせる
笠原 三義
ラリーが長く続いてこそ楽しさ倍増!
大前 宣徳
セストボール
熱中!裏スペースを簡単に取れてシュートチャンスが拡大!
溝端 達也
パス、シュートは変化のある繰り返しで
大浦 幹夫
シンプルなカードで動きを変える!
佐藤 真健
ミニ特集 5月の体育はこう指導する
低学年
ボールを扱う技能が向上するキャッチボール
本田 俊男
中学年
楽しいボールけりゲームをつくろう
井坂 誠一
知的で楽しく、子ども自ら跳ぶコツを発見していく向山氏のハードル指導
大野木 一雄
高学年
全員参加する善意の強制サッカー
原口 雄一
走り幅跳びをグループ対抗ゲームで楽しく!
森 康行
ライブで体感!TOSS体育講座
参加者から“こんな楽しくためになる講座は初めてです”と声が上がる『TOSS体育講座の一日』
村田 斎
レベルアップ!体育の授業を変える
新教材、教材開発の視点を大切に
藤井 喜一
マンガで見る楽しい体育指導 (第74回)
根本体育直伝マンガ(逆立ちの巻)
岩野 節男岩野 紀子
新卒教師の陥りやすい体育指導 (第2回)
キーワードは「適当」
桑原 和彦
〜ボールゲーム〜
集合・整列・グループ分けの微細技術 (第2回)
第一回目の授業でほめる
村田 淳
学校と地域をつなぐYOSAKOIソーランの新展開 (第2回)
おばあちゃんたちが泣いて喜んだ!
塩苅 有紀
“ボクとわたしのからだとスポーツ”質問・疑問・悩み大集合! (第2回)
『運動神経』って良くなるの?
長谷川 亜弓
ライブで学ぶ体育指導技術 (第2回)
実際に行って試す
渡辺 喜男
一目瞭然!教師の個別評定 (第2回)
ハードルでの個別評定
並木 孝樹
知らなかった!技の数々!なわ跳びの世界 (第2回)
ダブルダッチ一回跳びは、実に簡単にできる
篠崎 弘敬
子ども熱中!鉄棒の新ドリル (第2回)
基礎感覚はサーキットで楽しく身に付ける
許 鐘萬
1枚の写真で示す陸上運動のテクニカルポイント (第2回)
クラウチングスタート@
竹森 正人
TOSS体育最前線
『8秒間走』に新しい生命を
TOSS体育中央事務局
効果抜群!ファックスできる体育学習カード
跳び箱遊び
小松 百合枝
〜動物になって跳び箱練習〜
跳び箱運動
常田 幸宣
〜かかえ込み跳びは「うさぎ跳び」から〜
最新情報を盛り込んだボール運動 (第2回)
スポーツビジョンを考えたサッカーの授業
前島 康志
ライフスキルと健康教育 (第50回)
説明スキル(2)
武田 敏
授業の腕を高める論文審査 (第169回)
「引用」を正確に示せ
向山 洋一
体育科における学力保障 (第38回)
鈴木恭子氏の「女子も大好き!ベースボール型ゲーム!
根本 正雄
読者のページ My Opinion
編集後記
根本 正雄
TOSS体育ニュース (第53回)
テクニカルポイントはここだ! (第14回)
側方倒立回転
横浜YMCA

特集の解説

子ども熱中!面白プレイの新教材実技18

TOSS体育授業研究会代表

根本正雄


 根津盛吾氏の「アルティメットの授業」を参観した。根津氏は「アルティメット」について次のような説明をしている。

 「アルティメットは、フライングディスクを使った攻防入り乱れ型の競技です。楕円球の代わりにディスクを使ったラグビーみたいなものです。全員が習得できれば、サッカー、バスケットボール、フラッグフットボール、タグラグビー、ハンドボールなどの多くの競技において、有効な学習ができます。パスの連携も生じやすくなります」

 模擬授業を参観しての感想は、アルティメットという教材の面白さである。攻守入り乱れ型の学習ができる優れた教材である。教材の価値として次の点があげられる。

@ やって面白い。意外性のある動きがある。

A 操作が簡単で、短時間にできるようになる。

B 仲間づくりができる。チームでの動き作りができる。

C やってみたいという関心・意欲が湧く。

D 攻守入り乱れの学習が楽しくできる。

 見ていて最初に感じたのは、楽しいということである。ディスクは85グラムで軽く、操作も簡単です。軽いので簡単に飛ばすことができる。

 操作を覚えるのに時間もかからない。短時間で投げたり、捕ったりすることができる。ドッジボールよりも軽く、しかも遠くに飛ばすことができる。

 パワーのない子どもでも簡単に投げられる。個人差を吸収する教材なのである。しかも簡単に遠くへ投げられる。難しい技術を必要としない。「床にぶつかるように低く投げなさい」と根津氏は指示しただけである。

 それだけでアルティメットは飛んでいった。しかも正確に相手に向かっていった。キャッチも「両手で水平にして捕りなさい」という指示でできるようになった。

 教材として優れているのは、投げ方でアルティメットがどこに行くのかが分からないことである。まっすぐ投げたつもりでもカーブをしたりシュートをしたりして、思いもよらない所に飛んでいく未確定性がある。ハプニングが生まれる。

 2人、3人でパスをつないで得点した時の達成感が大きく、得点をすると周りから自然に大きい拍手が起こった。当然入れた当人は跳び上がって喜ぶ。やって楽しく、見ても楽しい教材である。

 ルールが簡単で操作も簡単である。しかもボール運動の攻防の練習が楽しくできる教材である。

 サッカー、バスケットボールは習熟するのに時間がかかる。ところがアルティメットは簡単に操作できるので、攻防の基礎的な技能を身に付けるのに優れている。

 子どもは楽しみながら、攻防の動きの学習をすることができる。根津氏は3人対3人の攻防でゲームを行った。最初は点につながらなかったが、次第につながるようになった。

 その原因は相手のいないところへの移動がうまくできるようになったからである。逆に守るほうもインターセプトして、点にならないような動きをしていった。

 1人では得点にならない。チームでの作戦を立て、協力していく中で得点に結びついていくようになっている。

 理屈で指導するのではなく、プレイの中で攻守入り乱れの学習が楽しくでき、見ていて自分もやってみたいと思う魅力のある教材なである。

 運動能力の低い子どもでも参加できる。バスケットボール、ハンドボール、サッカーにも応用できる教材であることが魅力である

 根津氏の指導でさらによかったのは、初めてアルティメットの学習を行う手順、方法がきめ細かく組み立てられていたことである。指導の流れは次のようになっていた。

@ 2人組のスローイングとキャッチング

A トリオでの攻撃練習(ディフェンスはなし)

B 2人のディフェンスをつけた攻撃練習

C 困ったことや質問事項の確認(予想される質問と処理内容)

D ゲーム(3人対3人) 前半3分―後半3分(6人を2チームに分ける)

E 戦術面で教えたい内容

 本特集では、根津氏のような新教材が紹介されている。

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      明治図書

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