- 特集 子ども熱中!面白プレイの新教材実技18
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特集の解説
子ども熱中!面白プレイの新教材実技18
TOSS体育授業研究会代表
根本正雄
根津盛吾氏の「アルティメットの授業」を参観した。根津氏は「アルティメット」について次のような説明をしている。
「アルティメットは、フライングディスクを使った攻防入り乱れ型の競技です。楕円球の代わりにディスクを使ったラグビーみたいなものです。全員が習得できれば、サッカー、バスケットボール、フラッグフットボール、タグラグビー、ハンドボールなどの多くの競技において、有効な学習ができます。パスの連携も生じやすくなります」
模擬授業を参観しての感想は、アルティメットという教材の面白さである。攻守入り乱れ型の学習ができる優れた教材である。教材の価値として次の点があげられる。
@ やって面白い。意外性のある動きがある。
A 操作が簡単で、短時間にできるようになる。
B 仲間づくりができる。チームでの動き作りができる。
C やってみたいという関心・意欲が湧く。
D 攻守入り乱れの学習が楽しくできる。
見ていて最初に感じたのは、楽しいということである。ディスクは85グラムで軽く、操作も簡単です。軽いので簡単に飛ばすことができる。
操作を覚えるのに時間もかからない。短時間で投げたり、捕ったりすることができる。ドッジボールよりも軽く、しかも遠くに飛ばすことができる。
パワーのない子どもでも簡単に投げられる。個人差を吸収する教材なのである。しかも簡単に遠くへ投げられる。難しい技術を必要としない。「床にぶつかるように低く投げなさい」と根津氏は指示しただけである。
それだけでアルティメットは飛んでいった。しかも正確に相手に向かっていった。キャッチも「両手で水平にして捕りなさい」という指示でできるようになった。
教材として優れているのは、投げ方でアルティメットがどこに行くのかが分からないことである。まっすぐ投げたつもりでもカーブをしたりシュートをしたりして、思いもよらない所に飛んでいく未確定性がある。ハプニングが生まれる。
2人、3人でパスをつないで得点した時の達成感が大きく、得点をすると周りから自然に大きい拍手が起こった。当然入れた当人は跳び上がって喜ぶ。やって楽しく、見ても楽しい教材である。
ルールが簡単で操作も簡単である。しかもボール運動の攻防の練習が楽しくできる教材である。
サッカー、バスケットボールは習熟するのに時間がかかる。ところがアルティメットは簡単に操作できるので、攻防の基礎的な技能を身に付けるのに優れている。
子どもは楽しみながら、攻防の動きの学習をすることができる。根津氏は3人対3人の攻防でゲームを行った。最初は点につながらなかったが、次第につながるようになった。
その原因は相手のいないところへの移動がうまくできるようになったからである。逆に守るほうもインターセプトして、点にならないような動きをしていった。
1人では得点にならない。チームでの作戦を立て、協力していく中で得点に結びついていくようになっている。
理屈で指導するのではなく、プレイの中で攻守入り乱れの学習が楽しくでき、見ていて自分もやってみたいと思う魅力のある教材なである。
運動能力の低い子どもでも参加できる。バスケットボール、ハンドボール、サッカーにも応用できる教材であることが魅力である
根津氏の指導でさらによかったのは、初めてアルティメットの学習を行う手順、方法がきめ細かく組み立てられていたことである。指導の流れは次のようになっていた。
@ 2人組のスローイングとキャッチング
A トリオでの攻撃練習(ディフェンスはなし)
B 2人のディフェンスをつけた攻撃練習
C 困ったことや質問事項の確認(予想される質問と処理内容)
D ゲーム(3人対3人) 前半3分―後半3分(6人を2チームに分ける)
E 戦術面で教えたい内容
本特集では、根津氏のような新教材が紹介されている。
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