- 特集 この運動・あの運動もシンクロ化で10倍楽しくなる
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- 〈シンクロ前回り(マット遊び)〉苦手な子も楽しく上手に回れるシンクロ前回り
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- 〈シンクロタイヤ跳び(器具・用具遊び)〉シンクロタイヤで汗びっしょり!
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- 〈シンクロ前回り下り(鉄棒遊び)〉楽しい準備運動と授業のステップ化で技能を高める
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- 〈シンクロ平均台(器具・用具遊び)〉3人組でパワーも3倍
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- 〈シンクロ模倣(模倣遊び)〉動物になりきってシンクロしよう
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- 中学年
- 〈シンクロ後ろ回り(マット)〉コミュニケーション能力・論理的思考力を育てるシンクロマット〜後転〜
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- 〈シンクロ逆上がり(鉄棒)〉くるりんベルトで楽しさ倍増!スーパー逆上がりに拍手喝さい!
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- 〈シンクロ開脚跳び(跳び箱)〉「シンクロ開脚跳び」で「美しさ」を追求する
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- 〈シンクロ障害走(走・跳)〉シンクロで障害走を楽しむ
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- 〈シンクロ短なわ跳び(器具・用具遊び)〉「うさぎとかめ」でシンクロなわ跳び
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- 〈シンクロドリブル(サッカー)〉個人練習がシンクロで面白さ倍増
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- 高学年
- 〈シンクロ側方回転(マット)〉足・手・手・足・足の5拍子で回る
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- 〈シンクロ膝掛けあがり(鉄棒)〉やさしい課題と発展課題でシンクロ(鉄棒)
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- 〈シンクロ台上前転(跳び箱)〉基礎感覚を大切に
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- 〈シンクロハードル(陸上)〉横→縦の流れで、動きを高める
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- 〈シンクロ長なわ跳び(体つくり)〉練習のバリエーションとして行えば跳び方が上達する
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- 〈シンクロドリブル(バスケットボール)〉子どもたちの関わり合いが生まれ、技能も上達する「シンクロドリブル」
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- ミニ特集 10月の体育はこう指導する(鉄棒遊び・鉄棒運動)
- 低学年
- (鉄棒遊び)苦手を作らない鉄棒遊び
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- 中学年
- (逆上がり)基本技の練習で基礎体力をつけ、「くるりんベルト」で逆上がりに挑戦!
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- (後方膝支持上がり)膝支持上がりでは、「伸ばす」を意識させる
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特集の解説
TOSS体育授業研究会代表 根本正雄
この運動・あの運動もシンクロ化で10倍楽しくなる
TOSS福井の村田正樹氏から、シンクロハードルの実践が送られてきた。
TOSS体育では、これまで器械運動における集団指導を実践してきた。マット、跳び箱でのシンクロでの指導である。
1人で行う器械運動をいかに仲間との関わり合いを作り、楽しく学習できるかを追求してきた。
村田正樹氏は陸上運動のハードル走でシンクロの実践を行った。今までのハードル走は個人で記録を高めたり競争することが多く、集団での学習はあまり見られなかった。
村田氏のシンクロハードルは、新しい考え方に基づいた提案性のある実践である。
村田氏は1人で跳んでいたハードルを2人、3人、4人と連続して集団で跳ぶように工夫した。方法としては横に並んで跳ぶ、縦に並んで跳ぶという二つである。
私の関心は、シンクロハードル走が跳び箱やマットのシンクロの学習と同じような効果があるかということである。
集団でのハードル走の利点は、教師が細かい指導を行わなくても自然に技能が高まり、仲間の関わり合いが生まれていくことである。村田氏は考察の中で次のように述べている。
「『シンクロハードル』のやり方を教えてから、私は授業中にほとんど指導していない。コース横で見ていたり、コーンの側で見ていたりするだけで、運動がずっと続けられていた。
横のシンクロの場合、前のグループが走り終えてコーンにタッチしたら、次のグループはすぐにスタートした。そして、何度も何度もコースを走り続けていた。
また、縦のシンクロもそうだった。反対側のコーンまで走り終えると、すぐに反転してコースを走り始めていた」
何度も繰り返して跳べるようにコースを設定しておくのである。場作りとしてはゴールの先にコーンを置いておく。コーンをタッチしたら次のチームが走り出す。
教師がいちいち出発の合図をしなくても自分たちで行う。繰り返し練習する中で、自然に動きや呼吸が合っていくようにする。
休憩タイムは自由にとってよいことにしておく。跳び方を工夫したり、上手なグループの跳び方を見たりして学ぶようにする。
話し合いができたら、またシンクロ跳びを行っていく。学習の手順を決めておくことによって、子どもは教師の指示によらなくてもできるようになるのである。
シンクロハードルのシステム化ができる。活動と話し合いを自分たちで行い、その中で1人1人のハードル走が上達し、結果として記録が上がっていくのである。
村田氏が考察で述べているように、基本的なことを指導した後は、ほとんど指導しなくてもよくなる。
シンクロハードル走は子どもにとっても教師にとっても効果的なのである。
本特集では、村田正樹氏のようなシンクロ運動の実践が紹介してある。次の項目で実践が述べられているので参考にしてほしい。
1 指導計画(全〇時間)
2 場づくり
3 シンクロの方法
4 動きの高め方
5 シンクロ運動の指導の概略
1 授業の進め方
2 シンクロ運動の指導の実際
6 指導を終えて
確かに効果があるのかを実際に試してほしい。その中からよりよい実践をつくってほしい。
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