心を育てる学級経営 2002年8月号
説明責任を果たす「学級通信」の書き方

M211

«前号へ

次号へ»

心を育てる学級経営 2002年8月号説明責任を果たす「学級通信」の書き方

紙版価格: 806円(税込)

送料無料

電子版価格: 725円(税込)

Off: ¥81-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
学級経営
刊行:
2002年7月
対象:
小・中
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 説明責任を果たす「学級通信」の書き方
提言・説明責任で学級担任は何をどう問われるか
学級におけるマネジメントの公開こそ
中留 武昭
授業改善なくして絶対評価なし
田中 博之
情報提供が「義務」になった
大森 修
指導力と学び続ける姿勢があるか
槙田 健
説明責任を果たす「学級通信」の新しい役割とは
教育指導の方針を説明する
葉養 正明
行事のお知らせからの脱皮
飯田 稔
「心の教育」と「確かな学力」の向上に向けて
須田 実
保護者の心を専有する
竹川 訓由
教育改革を教室でどう具現化しているのかを説明しよう!
岡田 健治
説明責任を果たす「学級通信」の書き方
低学年
美辞麗句を並べない
森 成美
学級通信に新しい役割が加わった
小山 弘一
中学年
最低基準をクリアした子供が何人いるか分かる学級通信か
貝沼 浩晃
説明責任と評価責任
古川 光弘
高学年
「先生への通知表」を書いたよ!
川上 弘宜
保護者のニーズに応じた学級通信
大江 浩光
中学校
「学級通信と日常の学級運営との相関」が成否を決める
堀 裕嗣
学級通信で相互交流の場づくりを
村田 伸宏
教科王国の壁を突破する武器とせよ
松原 大介
子どもの進歩の状況を伝える「学級通信」の工夫
低学年
「学級通信」の活用方法としてやってしまいがちな失敗
溝端 達也
事実と数字で進歩を示す!
芹沢 晴信
中学年
授業の事実を示し、保護者に子どもを誉めてもらう
漆山 仁志
工夫も不要・向山型算数の威力
乙津 優子
高学年
「写真」「目標―結果」「声」を載せる
平藤 幸男
学級通信は、教師、子ども、保護者の成長の場である
山口 收
中学校
「授業」を書く
長野 藤夫
活動の山場を作れば、進歩の状況が伝えられる
山田 高広
生徒の語りがみえる学級通信
藤井 英之
評価や通知表をめぐる親の不信感にどう対応するか
猛烈に勉強するしかない
椿原 正和
明確な評価基準と記録を示せ
柏木 英樹
親の抗議を謙虚に受け止め、心情を理解せよ
吉川 廣二
中学校では「教科通信」がポイント
石川 晋
数値で明確にしておき、説明する
大日方 信康
小特集 「夏休み」を生かした私の教師修業
自費で様々な研修に取り組む
青坂 信司
学びたいことを手にいれるために
高橋 佳子
実技・研修会体験・地域発見のチャンス
高林 悟子
一に読書、二にモノさがしとモノ作り
福山 憲市
TOSS鹿児島機関誌『教育維新』を核に熱い教師修業
坂元 弘平
単身でTOSSに乗り込む
喜屋武 仁
連続特集 基礎学力の保障に挑む
丁寧さを身につけさせることから
長谷 博文
暗記・暗唱の力を育てる
山之口 正和
総合学習での基礎学力保障とは?
村上 浩一
生き生き学級活動
知的でのびのび五年生
太田 恵子
心を育てる言葉かけ
ミクロな人間観察へ誘う
岩田 一彦
サークル自慢 (第5回)
岡山で一番大きくて一番騒がしいサークル
赤木 雅美
言語技術教育から学校づくりまで
松野 孝雄
担任の子どもの「実力」を見抜く法 (第5回)
基本が身についているかを見抜く
石川 裕美
授業につまずいている子への助言 (第5回)
やっぱり必要、個別指導
岡 篤
「家庭教育」を学校でどう問うか (第5回)
生産的連帯と消費的連帯
野口 芳宏
続・子どもウオッチングの技術 (第5回)
集団の人間関係を捉える方法
明石 要一
パフォーマンス・トレーニング (第5回)
短く切って、はっきり話す
有田 和正
編集後記
江部 満

編集後記

〇…学校に説明責任が問われる時代になりました。その背景には学校の「情報独占」に対する保護者や地域社会の人々の学校・教師に対する不信感が底流にあると言われています。校長の大森修氏は「学校が保護者への説明責任として負っているのは基礎学力の保障である」と明快に言い切っています。同時に、保護者に説明するということは、結果に対して責任を取るということであり、教師は「責任を取る覚悟があるか」とまで強調されています。

〇…では何を説明するのかと問い掛け、次の六項目を挙げています。

(1)絶対評価はどのような評価なのか。(2)絶対評価をするための評価基準として何を使うのか。(3)絶対評価のA、B、Cを区分する基準は何か。(4)三年計画でどのような学力実態にするのか。(5)示した学力実態にするための戦略と戦術はどのようなものか。(6)情報の公開はいつ、どのようにして、誰に対して行うのか。

これによって担任教師の「指導力」があからさまになり、指導力のない教師は瞬時にして保護者の間で問題視されるだろうとの指摘もあります。

〇…これまでの「学級通信」や「学級だより」に新しい役割が期待されることになりました。「学級通信」や「学級だより」は学校での子どもの様子を保護者に知らせるものとして注目されてきました。今後はさらに「説明責任」が問われることになります。受け持つ自分の学級をどのような経営方針で進めるか、学級経営の一手段としての「学級通信」や「学級だより」は大きな武器となるようです。

(江部)

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ