- 特集 学級担任に求められる新しい指導力
- 提言・学級担任に期待されている指導力とは
- まとまりと明るさと
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- 指導力としての教育的関係を創る力
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- 「癒し力」による「尊在感」づくり
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- 教育言語を適切に運用できる力量
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- 「朝の会・終わりの会」での教育的演出
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- 学校、家庭、地域の連携を図る担任の役割
- 小学校/保護者との信頼関係を築くために
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- 小学校/子どもを信じ、様子を知らせる
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- 小学校/教育理念を伝えることが担任の責任である
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- クラスをよみがえらせる指導力
- 小学校/追試に学ぶべし!
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- 小学校/やると言ったらやる。形式的なことはやらない
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- 小学校/全ての原因は自分にあると考え、楽しいことをやることだ!
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- 中学校/指示の乱れから学級は荒れ始める
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- 授業への不適応現象を解決する指導力とは
- 小学校/評価・判断・対応
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- 小学校/適切な発問・指示を出せるように鍛える
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- 中学校/事前の情報収集を生かした国語科授業例
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- 学習意欲を育てる担任の役割とは
- 担任は学級プロデューサー
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- 子どもが笑顔になる授業をする
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- まず学力を保障せよ!
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- 学びの共同体意識をこう育てる
- 小学校/子どもが疑問を発し探求する授業
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- 小学校/「個別対応」にも短所がある
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- 小学校/「失敗しましょう」大内義雄氏追試で育てる
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- 中学校/行事を通して互いの良さを認め合える学級づくり
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- 中学校/「裏文化」で育てる
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- 中学校/作業の出だしをそろえ、真似も許可する
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- 保護者への説明責任を果たすとは
- 小学校/マイナス面や限界も知らせる
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- 小学校/印象で答えるのではなく数値で示す
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- 小学校/すべての子どもの力を伸ばすこと
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- 連続特集 補充学習に挑む
- 実態調査と説明責任で退路を断つ
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- 補充学習の課題を解決する「向山型算数」のシステム
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- 継続は力を実感できる工夫をする
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- 学び合い励まし合う学級活動 (第10回)
- 天国へ旅立った級友と共に過ごした半年間
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- 心を育てる言葉かけ
- 人生の羅針盤となる言葉を
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- 1月の仕事
- 新年の抱負―一人一人の夢を語らせる
- マンガの主人公の夢を例示する
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- 三点セットで原稿を書かせ、個別評定で話し方を磨く
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- 書初め(ショウ&テル)でスピーチ
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- 夢を育むために
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- 「前向きな生き方」をイメージさせる
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- 三学期・学級掲示物の工夫
- 「もうひといきの努力」と「次なる挑戦」を意識させよ
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- 個人に焦点をあてる掲示を
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- 「定番メニュー」を一工夫
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- 学級づくりのために掲示物の活用を
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- スタートと締めくくりを支える
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- 学級の統率十二か月はこうして進める (第10回)
- 小学校低学年/五色百人一首で人生修行?
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- 小学校中学年/しつけのできていない転入生への対応法
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- 小学校高学年/向山型暗唱指導で集中力を磨く!
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- 中学校/生徒の「居場所」を保障する(1)
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- 向山型学級経営のシステム化 (第10回)
- 学級に裏文化をとり入れる・その二
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- 「いのちの授業」―いま大事な視点を考える (第10回)
- 絶望からの生還(1)
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- 「ものづくり」理科の提唱 (第8回)
- 湯せんの応用でものづくり
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- 学級担任教師の責任 (第10回)
- 一人ひとりをよく見て、その子に合った育て方をする
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- 編集後記
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編集後記
〇…今年の重要なキーワードの一つは「指導力不足教員」であると言われています。
文部科学省が示した「指導力不足教員」の三つの類型は次の通りです。
第一は、教科に関する専門知識、技術が不足しているため、学習指導を適切に行うことが出来ない場合。
第二は、指導方法が不適切であるため、学習指導を適切に行うことが出来ない場合。
第三は、児童・生徒の心を理解する能力や意欲に欠け、学級経営や生徒指導を適切に出来ない場合。
この類型を見ますと、指導力不足教員の問題は古くて新しい課題であることがわかります。
〇…さらには、文科省の「学びのすすめ」にもありますように、(1)きめ細かな指導で基礎・基本や自ら学び自ら考える力を身に付ける、(2)発展的学習で一人一人の個性等に応じて子どもの力をより伸ばす、(3)学ぶことの楽しさを体験させ学習意欲を高める、(4)学びの機会を充実し学ぶ習慣を身に付ける、(5)確かな学力の向上のための特色ある学校づくりを推進する、などとあります。
〇…これらの具体化のために教師への期待が高まっているわけです。しかし、少人数指導や習熟度別指導の教科に伴って、学級編制の在り方まで問われています。いまや学びの共同体としての「学級」が見直しされようとしています。このような背景によって改めて「学級教育」の役割や意義が問われていると言えます。
〇…学校は一人で学ぶ場ではありませんから、集団思考の大切さを抜きには出来ません。いま問われていることは、学級集団と学習集団との効果的活用、編成を考えることかもしれません。
(江部 満)
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