- 特集 「学級意識」を高める多様な提案
- 提言・「学級意識」形成における教師の指導性
- 認め合い、高め合う集団づくりを!
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- シュートを打つ人間の育成
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- 資源を生かす
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- 愛言葉作戦で「響同体」づくり
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- 集団としてのレベルを問う
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- 初日から教師が全力で闘う
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- 「学級意識」形成に集団の規律・規範がどう関わるか
- 「遊び」をマネジメントする
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- “刺激”と“認め合い”は、好ましい「学級意識」を形成する!
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- 「集団の規律・規範」を土台に、意図的な方策によって「学級意識」は形成されていく
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- ルールがあるから楽しいことに気づかせる
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- 学級が「心の拠り所」になるための条件
- 教師の力量がポイント
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- 学び続ける教師のみが学級を「心の拠り所」にできる
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- ルールの教え方にもプロの域がある
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- 「学級意識」を高める下学年の実践提案
- ほめ続け、裏文化をしかける
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- きょうのきらきらさんは何ですか?
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- ほめる・楽しい・出会いの日から
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- とことん形に残したがんばり
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- 「学級意識」を高める上学年の実践提案
- 「ちょっと違う」感覚と「つながり」感覚
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- 酒井式描画指導法と酒井式鑑賞法をセットで行う
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- イベントの力と子ども自身の教育力
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- 表文化と裏文化、両方あってこそ学級意識が高まる
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- 「学級意識」を高める中学校の実践提案
- 規律と発言型授業
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- 「あなたがいるから学級が成り立っている」そんなメッセージを送る
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- 「学び合う場」を意図的に仕組む
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- 学級意識を日常生活の中で徐々に高める
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- システムと行事での願いの共有
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- 楽しいクラスをみんなで創る (第11回)
- 「笑顔」「集中」そしてチャレンジ
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- 心を育てる言葉かけ
- ありがとう(私から、相手から)
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- 「考える力」はこうして育てる (第11回)
- 低学年の場合/優れた授業実践に学び、発問を極限まで考えよ
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- 中学年の場合/エピソードをまとめる過程で、思考を深める
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- 高学年の場合/高校入試問題(社会)に挑戦する
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- 中学生の場合/考え方のコツを文章の型として教える
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- 子どもに「モラル」を育てる (第11回)
- 教室をきれいにする子にしよう
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- 集団活動を通して子どもの心をつなぐ (第11回)
- 楽しい授業だからこそ、先生と子どもがつながり、指導が通じる
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- 特別支援教育の担任となって (第11回)
- 2月 友達と遊ぶための素地を養う
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- グレーゾーンの子を救う効果的な学習指導の方法 (第11回)
- 総合・音楽・図工・体育の指導
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- 編集後記
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編集後記
○…「あの学級はよくまとまっている」と日常的に耳にする場合、多くは学級集団の雰囲気に関するものではないでしょうか。
○…問題は「学級意識形成」における学級担任教師の指導性です。特に「学級意識」を形づくる初期の段階での学級教師の姿勢や役割は大きいと言えるでしょう。学級教師の指導者としての役割を改めて考えてみたいものです。その時に問題になるのは「集団の規律・規範」に関するものです。
○…第一は、子どもたちの学級への違和感、所属への期待、参加への意欲が高く、学級の一員としての態度や行動に、ある一定の特性、標準、もしくは集団的特性にも似た枠組みをもっていること。第二は、集団としてのまとまり、共同的活動を積極的に受容し、その集団としての凝集力を誇りとしながら、誤りや過失、正義に反する行動や言動に対し、温かくかつ、厳しい忠告・変革を加えることのできる集団としての力を持っていること。第三は、集団の目的達成のために、組織的かつ機能的な役割や地位が約束されていること。(『学級集団経営』井上裕吉著より)
○…その場合、学級が集団成員の心の拠り所とならなくては、学級にいて落ちつくとか学級の一員であることに喜びを感じるといったことにはならないでしょう。
○…では具体的にどうするか。「まづ個を生かす集団づくり」を上げています。(『学級経営重要用語三〇〇の基礎知識』から)具体的には係活動における一人一役やリーダーの輪番制などを利用し、個を生かす集団づくりを行っていく。その過程で学級の中にお互いを認め合う支持的風土が形成される。その結果一人ひとりの学級への肯定的な意識が高まり「われわれ感情」を有する学級集団が形成される、と解説されていました。
○…本号は「学級意識」を高める多様なご提言を集める特集です。
(江部 満)
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- 明治図書