- 特集 子どもの屁理屈反抗への反撃対応20場面
- 巻頭論文
- 子どもの対応は、余裕をもって多彩にやりとりしたい
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- 「先生だって同じだ、ずるい!」と言われた場面と、切り返し
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- 「先生だって同じだ、ずるい!」と言われた場面と、切り返し
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- 「先生はすぐに男子ばっかり怒って、女子をひいきする」と言われたら
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- 「先生はすぐに男子ばっかり怒って、女子をひいきする」と言われたら
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- 体育の授業の時、できない種目について「先生もやってみせてよ」と言われたら
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- ルールを守るよう注意して「みんなやってるよ」と言われたら
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- ルールを守るよう注意して「みんなやってるよ」と言われたら
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- 自分が悪いのに、相手のことばかり責めてけんかをやめない時
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- カッとなって興奮し、いつまでも騒いでいる子をどうしたらいいか
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- わけもなく、友達を蹴ってしまう子
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- 毎日掃除をさぼる子が「掃除、やっているよ」と言い張る時
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- わがままな子が教師に行動を注意されて、怒った時
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- わがままな子が教師に行動を注意されて、怒った時
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- 友達の物をとったのに「とってない」と言い張る子
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- 友達の物をとったのに「とってない」と言い張る子
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- 教師の言葉尻をとらえて批判する子への切り返し
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- 教師の言葉尻をとらえて批判する子への切り返し
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- 「なんで、こんな勉強しなきゃいけないの」と言われてどう説明する?
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- 「なんで、こんな勉強しなきゃいけないの」と言われてどう説明する?
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- 「えー、またこれやるの?」と、すぐに不満を言う子
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- 体育のゲームで負けると、カッとなって暴れる子
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- 体育のゲームで負けると、カッとなって暴れる子
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- 体育のゲームで負けると、相手を責め立てる子
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- 子どもたちの反抗に、ユーモアで返せた場面
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- 中学校 服装や、態度・ルール違反を注意したら
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- 中学校 服装や、態度・ルール違反を注意したら
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- 中学校 服装や、態度・ルール違反を注意したら
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- 中学校 この一言で、生徒の顔が穏やかになった時
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- 英会話の授業ー悩みを解決するコツとアイデア
- ALTとの連携をうまくすすめるコツ
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- 英会話の集中度をとぎれさせないコツ
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- 45分間の授業時間配分のコツ
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- 英会話の校内での研修を高める
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- 教材・教具の有効利用のコツ
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- 若葉マーク先生のドタバタ日記
- 教科をリズムよく教えて力がつく
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- グラビア
- TOSSデー報告2006
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- 巻頭言
- 子どもたちもやっぱり疲れている
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- 巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 引き込まれるような女教師の笑顔
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- 炸裂!女教師による女教師のためのTOSSデー
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 夏の女教師の群像
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- すぐ使えるファックスページ
- 隙間時間の算数難問5題
- 1年用/なんもん、できるかな?
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- 2年用/あとすこし考えよう
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- 3年用/考えてみよう きっと答えが見つかるよ
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- 4年用/間違うたびに興奮してくる子どもたち
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- 5年用/脳みそをフル回転させよう
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- 6年用/向山型算数難問一問選択の授業
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- すぐ使えるイラストページ
- 学習カード用イラスト
- @秋のイラスト
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- A理科実験、社会科関係の教材
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- キャリア別・TOSS式教師修業
- 若手/模擬授業で涙をながす…できない自分を知る
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- 中堅/限られた中でもできることを続けよう
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- ベテラン/子どもを励まし続け、できるようにする
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- 読み聞かせ文庫
- 低学年/象の思いやり
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- 高学年/おにぎりの力
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- 女教師授業修業への道
- 授業力向上の糸口はビデオ撮影にあり
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- 女教師のやる気 (第17回)
- 子どもの事実を見ないでどうする!「タイルVS児童用百玉そろばん」
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- 女教師は見た (第17回)
- 教材研究を進める上でのポイント
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- 保健室奮闘記 (第27回)
- 学校をあげて取り組む食育のポイントは、数値とシンプルなシステム!
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 酒井式指導法
- まゆとおに
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巻頭言
子どもたちもやっぱり疲れている
本誌編集長 石川裕美
教師に向けられる子どもの言葉が、あまりに直球で悲しくなる。子どもたちの行動が、あまりに欲望のままなので、つらくなる。どうしてあんなに周りに苛立ちをふりまくのか、瞬間の感情を抑えられないのか、途方にくれて、気分が落ち込む。優等生の教師は、子どもたちのはけ口を、うけとめられない。血走った視線は、始終敵を探し続けているのだ。
子どもたちの心の扉を開ける気力が急速になくなるのが、よく分かる。目もあわせられない。つぶやきも気がつかなくなる。毎日毎日疲れ果て、眠れない日々が続く。
しかし、子どもたちもまた逃れられない毎日を送っていた。何かに常に追われているのだ。きっと、ほっとする場を失っているのだ。自分の苛立ちを、そのままぶつけられるのは、教室だけなのである。
教師以上にもがいている。
何とかしなくてはいけないのは、百も承知である。
頭に血が上り、逆上している子に、ありきたりの言葉は通用しない。心底ぶつかる気迫も必要だ。 同時にむなしいことであっても、無限に励ましつづけることも必要だ。砂城を築くとわかっていても、「みはなさない」ことである。どんなにひどい状況でも真っ暗ではない。一筋の光は、どこにも平
等に射しているはずだ。信じることも大事な仕事だ。子どもが信じているのは教師だけかもしれない。意義ある仕事はいつもスマートとは限らない。どろどろの自分の心と闘うのも仕事である。
自分の生き様を、どれだけ刻むのか、どこまで自分ができるのかたった1ミリを信じよう。子どもの叫びがきこえるのだから。
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- 明治図書