- 特集 “ここでリセット”二学期に失敗を引きずらない仕事術
- 巻頭論文
- 学期の準備は一学期のシステムを見直し、先手をうつ
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- 学力がのびない―何をどのようにリセットするか
- 女教師の智恵
- どの子にも百点をとらせることができる“指導”だったか
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- 「できているつもり」「わかっているつもり」が命取り
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- 男性教師の智恵
- テストをその時間に返す
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- もう一度、基本に戻ってみる
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- 男女仲良くない―何をどのようにリセットするか
- 女教師の智恵
- 知的な授業と裏文化でリセット
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- 男女が会話するように仕組む
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- 男性教師の智恵
- 二学期にリセットするための三つの方策
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- 基本は授業 そして、教師の笑顔があれば
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- 学級システムの見直し―何をどのようにリセットするか
- 女教師の智恵
- もう一度、方針演説、権力でなく権威で動かす
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- 変更は「悪」でなく、「手段」である
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- 男性教師の智恵
- 新システムを「教師からのおしつけ」と感じさせないこと
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- 趣意説明の徹底ともう一歩を詰めでシステムの修正をする
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- 教師の言うことをきかない―何をどのようにリセットするか
- 女教師の智恵
- まず、見直すのは授業、授業でなら闘える
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- ほめるために無視する
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- 男性教師の智恵
- 無理して変えず、できそうなところから変える
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- 「あたたかな表情・対応」「子どものへの目線」を、TOSS授業技量検定でリセットする
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- 失敗を引きずらない秘訣
- 女教師の智恵
- 失敗をいっぱいした方が勝ちと思うこと
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- 次の手・相談・リフレッシュ
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- 男性教師の智恵
- 「これまで」より「これから」!
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- 酒井式四原則を活用せよ
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- 失敗をチャンスに変える智恵としたたかさ
- 女教師の智恵
- 必ず乗り越えられる時が来る
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- 失敗やピンチこそ、最高の学びの場である
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- 男性教師の智恵
- 「失敗」は、「すぐれた教師」になる入り口だ
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- どんな学級が困難でも発送を変えれば修行のチャンスになる
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- 秋の行事・イベント特集―成功の秘訣を探る
- 図工展を成功させる
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- 子どもが動くシステムをつくる
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- 実行委員を中心に一体感のある雰囲気作りを
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- 実行委員のリードで進めるおまつり
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- 親も子も感動!!ぼくらの1/2成人式
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- 《賞状がもらえない部分で勝負しよう!》の意味を語る
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- 見通しのある計画と個別評定
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- 校外学習・遠足を、学びの共同体とする技術
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- 『子供を動かす法則』の通りにすれば間違いなし!!
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- 相談・企画・運営の力
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- 全員主役!生徒に自信を!
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- 一日一ポイント十日で完成 音楽会本番までの道のり
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- 若葉マーク先生のドタバタ日記
- やんちゃくんを理解せよ
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- 全国横断サークル訪問
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- 巻頭言
- リセット 失敗を二学期に引きづらないために
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- 巻頭メッセージ 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 「切り開く強さ」と「泥臭さ」
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- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 時間を守れない教師が、すぐれた実践をできるわけがない
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- すぐ使えるファックスページ
- 漢字学習ゲーム
- 1年用/イラストを見て漢字を書こう
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- 2年用/同じ部分をもつ漢字
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- 3年用/ちょうせん! 漢字画数めいろ!!
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- 4年用/漢字を組み合わせよう
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- 5年用/バラバラ漢字を組み合わせて四つの熟語を作ろう
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- 6年用/チャレンジ!!漢字しりとり
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- すぐ使えるイラストページ
- 二学期に使える季節のカット@
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- 二学期に使える季節のカットA
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- キャリア別・TOSS式教師修業
- 若手/一つの授業が全てに波及する
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- 中堅/「憧れ」と「ときめき」が私の原動力
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- ベテラン/年齢・経験は、関係ない
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- 読み聞かせ文庫
- 低学年/ぼくはお兄ちゃん
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- 高学年/おばあちゃんからの贈り物
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- 女教師授業修業への道
- 見る、そして見てもらうチャンスをとにかく確保する
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- 女教師のやる気 (第16回)
- 荒れた子どもたちがいっぱいのソフトボールクラブ
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- 女教師は見た (第16回)
- 時間をうみ出す仕事術
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- 保健室奮闘記 (第26回)
- 保健室の先生がTOSSデー・女教師三会場の事務局長をやりました!
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 酒井式指導法
- かもとりごんべえ
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巻頭言
リセット 失敗を二学期に引きずらないために
本誌編集長 師尾喜代子
全国的には、三学期制でなく、「前期、後期の二期制」の学校があります。
リセットの時期は現場の状況によりますが、いずれにせよ上手くいかなかった場合は、思い切ってリセットをしたほうがよいのです。
教師がクラスの状況を見極める力が必要です。力のない教師はクラスの状況さえ見えません。
病気に例えると、風邪なのか腹痛なのか、熱はあるのか、ないのか、症状を明確につかまない限り正しい対処法は見つかりません。加えて症状は併発しがちです。
クラスの子どもたちの様子を正しく把握し、対処法を決めるのです。掃除や給食などで動かない子が多かったら、システムに問題があるのです。子どもが動く仕組みが必要なのです。(そのうちきっと上手になる)と思っていてもなりません。上手にさせる手だてが必要です。
例えば、ほうきの持ち方、掃き方、集め方、ぞうきんの洗い方、絞り方、拭き方についても、だれが、どこを、どの順でするのか、掃除の時間一つとっても、数えたらきりがありません。「がんばって!」の声かけでは動かないのです。
学習も同様です。ノートがよい例です。「きれいに書いてね」と言ってもきれいになりません。
下敷きを使う、行をあける、間隔(指二本分)をあけるなど、はじめに一つひとつを詰めて教えておけば、一週間もすれば口うるさく言わなくてもそれが当然になります。一カ月もすると、きちんと書かないと気が済まなくなります。
自分の指導の甘さと子どもを見つめ、思い切ってリセットボタンを押しましょう。
本号は、1学期に失敗したことを後悔せずに、『チャンスととらえて生かす方法』がたくさんの先生によって語られています。
例えば、高学年の女子への対応や同僚に相談する大切さなど誰もが体験することへの解決策が盛りだくさんです!ここのところちょっと元気をなくしがちな方は是非読んで、『ピンチはチャンス』ととらえ、次の策を練りましょう。