女教師ツーウェイ 2007年9月号
危機発生!その時冷静な対応の体験談18

N042

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女教師ツーウェイ 2007年8・9月号危機発生!その時冷静な対応の体験談18

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2007年7月19日
対象:
小・中
仕様:
A5判 122頁
状態:
絶版
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目次

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特集 危機発生!その時冷静な対応の体験談18
巻頭論文
冷静な危機管理を徹底的に身に付ける
石川 裕美
子どもがいなくなった―すぐにすること
危機管理は学校体制で!
浦木 美穂
四つの対応(現状の把握・報告・具体的対応・家庭連絡)がさらなるトラブルを防ぐ
上田 和浩
ヒヤリとした忘れられないあの瞬間
消しゴムが一七個見つかった!
森野 桜子
突発的なトラブルをプラスに生かす
打越 丈容
暴れる子・キレる子対応
キレた子には、毅然と対応する
山田 恵子
教師として体験的につかんできた対応術
杉谷 英広
子どもの危険予測・場面別
危険を防ぐ布石を日常場面で打つ
佐藤 紀子
回避優先!平和なときこそ危機管理
塩澤 巻浩
保護者の要望こう対応
子どもの事実が保護者との信頼関係を作る
前田 周子
保護者にも応分の責任がいくようにする
松原 大介
いじめかもしれない…
こんな時は、あせらず落ち着いて話を聞こう
門脇 美穂
先取り指導を行った上で事実に迫る!
八巻 修
失敗の後始末・場面別
一人で抱え込まない
山岸 明子
怒って山奥へ逃げ込んだ子の説得
伊藤 隆之
暴力事件の対処
とにかく「報・連・相」どんな時でも抱え込まない
大鳥 真由香
まず安全確保 共感することで冷静さを取り戻させる
雨宮 久
校外学習での事故防止
準備物や事前にできる予防あれこれ
伊藤 由紀子
今までに起こったトラブルを、同僚から情報収集
金子 明弘
夏休みこそできること120%活用法
120%活用法の知恵
石川 裕美
夏休みこそやりたい資料集め
上杉 圭子
私のリラックス法
本川 恵美子
体調管理
藤田 博子
夏休み、出勤日こそ有効にこれをする
丹羽 かおり
旅の活用
木下 和弥
講習を受ける
近藤 由佳
2学期(後期)の準備
衣笠 めぐみ
私の読書法
江口 儀彦
男の先生と、女の先生
作文指導はあくまで褒めること
小倉 郁美
TOSSデー報告2007
上木 朋子三澤 雅子水野 彰子石谷 智子
おすすめグッズ・整頓術
佐々木 智穂
巻頭言
常に高度な授業をイメージすること
石川 裕美
男教師から見た“…ですよね”女教師論
長州の女教師は益々パワフルになっていく
槇田 健
高段者へのインタビュー
どんな仕事でも無理しないで楽しく取り組む、それが一番
石川 裕美
〜松崎 力〜
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
機械に子どもの手がはさまれた
向山 洋一
あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
数教協の指導「水道方式」……量概念って、どれだけ大事なのか?
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
夏休み明けの学年・クラス便り@
亀田 素子
夏休み明けの学年・クラス便りA
辻野 裕美
8―9月のオススメ教材
読書の基本
中谷 結花
読書感想文指導の基本
村野 聡
8―9月の行事の取り組み
夏休みの宿題 課題の評価
吉田 沙智
2学期(後期)の運動会
並木 孝樹
すぐ使えるファックスページ
夏休み明けの最初の算数定着度テスト
1年用/さんすう おぼえているかな?
佐藤 晃子
2年用/一気に勉強モードに引き込む20問
大関 貴之
3年用/一石三鳥、テスト1枚で3つの効果
手塚 美和
4年用/4年生夏休み前までの復習
森 美穂
5年用/4〜7月の算数の学力定着度の把握
山口 有実
6年用/解決の途中が見える問題でわからない子を見つける
星原 一宏
名作からの心の教育
低学年・中学年/人のために生きる尊さ 新美南吉「牛をつないだ椿の木」
細羽 朋恵
高学年・中学校/人生に待ち受ける壁を乗り越える
川津 知佳子
女子学生ただいま教師修業中
「夢を追う」これ以上の幸福なし!
山本 理紗
女教師のやる気まんまん
翔び梅サークルに出会えて良かった! 元気が湧いてくる教師修業
荒牧 ひろみ
子育て奮戦記
「乾杯!」はなくとも夢があるから頑張れる
小宮 美穂子
女教師・学校を動かす術
「本当に力のつく校内研究」で学校を動かす
太田 聡美
中学女教師・腕力なき指導を目指して
直球勝負で詰めない 対応にも遊びが必要
坂井 ふき子
女教師はまたまた見た
どうしてそんなにわかってしまうのですか?
奥田 純子
保健室奮闘記 (第32回)
その意味が今わかる向山先生の言葉「それが教師の仕事です」
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
ことば書道
好きな漢字
神谷 祐子

巻頭言

常に高度な授業をイメージすること

本誌編集長 石川裕美


 今年受け持ったクラスは、最高だ……なんて、そうそうあるわけがない。毎年、あの子の言動、この子の学習が気になり気になり、何とかしようと夢中になる。それを続けていくうちに、いつの間にか追いつめられていく。そのことだけで一杯になり、頭の中がぐるぐる回ることになる。

 しかし、すぐに解決する方法はない。一つの問題に向かって、挑戦すること、あきらめずに何度もやってみること、そこから小さなヒントが見えてくる。荒れたクラスであっても、平和なクラスであっても、実はかわりがない。

 医者の世界には、脳の中のミクロの手術をする人がいる。血管を切断し、つなぐ人がいる。「神の手を持つ医師」と言われる人がいる。その医師が言う。

「若い頃は毎日の手術が単調で、意欲が出なかった。でもある時わかった。高度な技術を毎日繰り返し行うことによってしか、より高いレベルに向上していく道はない」

 より高度なレベルの教育を毎日毎日積み重ねることによってのみ、結果が出てくる。

 日本の中でも、抜きん出た教師になりたい。高度なプロの教師の腕を持ちたい。その意志を、持ち続けることだ。

 プロの仕事とは何だろうか。子どものささやかな変化を、見つけているか。1時間に発言した子の意見を、全部記憶できるか。授業をしながら、瞬時にすぐれた発問が頭に浮かぶか。机の間を歩いて、つまずく子を見つけているか。

 理想をイメージできないものには、とうてい到達することができない。せめて、イメージだけは崇高に持っていよう。

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