女教師ツーウェイ 2009年5月号
4月新学期に徹底する“学力をつける学習習慣”づくり

N052

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女教師ツーウェイ 2009年4・5月号4月新学期に徹底する“学力をつける学習習慣”づくり

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2009年3月23日
対象:
小・中
仕様:
A5判 124頁
状態:
絶版
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目次

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特集 4月新学期に徹底する“学力をつける学習習慣”づくり
巻頭論文
学習内容をしっかり習得させるための学習の型を考える
石川 裕美
ノート指導のポイント
低学年/基本の習慣化で書くことを好きにする
北村 聖子
中学年/『ノートスキル』で丁寧に書くことを指導する
今井 豊
高学年/「趣意説明・確認・ほめる」の繰り返し
田中 美帆
中学校/ノートをそろえ、スモールステップで指導する
厚 美佐
読解力をつけるための学習習慣
低学年/音読入門期に配慮すること
本川 恵美子
中学年/まずは音読!授業で子どものやる気に火をつける
皆川 佐恵子
高学年/音読と言葉を正確に読み取る一字読解
前田 晶子
中学校/ポイントを絞ってやらせ切る
野々村 由美
計算力の強化対策
低学年/百玉そろばんを使い、計算力をつけていこう
雨宮 淳子
中学年/定規を使わせ、補助計算を書かせる
宮崎 昌美
高学年/根気強い習慣づけとアドバイスで強化を図る
上杉 圭子
中学校/向山型数学授業で計算力を強化する
西野 一葉
発表・討論の段階的指導
低学年/まずは明るい雰囲気
松村 雪子
中学年/自分ができそうなところから始める
柳沢 やよい
高学年/一人ひとりに考えを持たせる「討論」の指導
太田 聡美
中学校/学習の基礎体力・発表の耐性をつける
水谷 美穂子
調べ学習のおさえるポイント
低学年/『目をつかわないで』調べる
細谷 華世子
中学年/箇条書きからノート見開きニページのまとめへ
田畑 典子
高学年/「仮説を立てて検証する」授業をするには
藤ア 富実子
中学校/「見本・やり方」を示し、PCを使わせる
吉田 る実
高校/「型」でどんな課題にも対応できるようになる
ニ澤 愛
男の先生と、女の先生
褒めて子どもを動かす
辻野 裕美
サークル紹介
中濱 麻美
TOSS福島女教師合宿
佐藤 純子
おすすめグッズ・整頓術
塩苅 有紀
巻頭言
忙しすぎる新年度には、立ち止まって深呼吸
石川 裕美
男教師から見た“…ですよね”女教師論
プロ意識の塊である女教師、大村はま
長谷川 博之
あの方に聞きたい本音の話
千葉幹雄氏から北海道法則化立ち上げを聞く
石川 裕美
〜千葉幹雄〜
辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
創造的能力を伸ばすには自分を変革するしか道はない
向山 洋一
あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
法則化運動が創り出した新しい教育文化、教育運動の広がり
石川 裕美
すぐ使えるイラストページ
4月スタートの学年通信カット集
亀田 素子
新年度めあてカード
花本 亜由美
学年別・今月のおすすめ指導
学級をまとめるチャレラン種目
1年生/やんちゃくんも熱中
前田 道子
2年生/子ども同士の交流が生まれるチャレラン
早川 尚子
3年生/学級チャレラン大会をしよう!
佐藤 貴子
4年生/運で、運動で、頭脳で
鈴木 恵美子
5年生/4月にやらなきゃペーパーチャレラン
加藤 みゆき
6年生/跳び箱のり 自然に「声」や「工夫」が生まれる
鈴木 恭子
中学生/カテゴリーの違う種目を組み合わせる
西野 一葉
すぐ使えるファックスページ
年度初めの実態調査 計算
1年用/鉛筆をもって線を引けるか
岡 惠子
2年用/計算 基本的なつまずきを発見する
佐藤 紀子
3年用/「繰り上がりのたし算・繰り下がりのひき算」「九九」をチェックする
田代 光章
4年用/3年生で、これだけは身についていて欲しい
遠藤 真理子
5年用/計算が苦手な子に配慮して行う
上木 朋子
6年用/テストの構成と記録の仕方、復習のさせ方
川中 朋子
名作からの心の教育
低学年・中学年/「ないた赤おに」から友情について考える
梅垣 紀子
高学年・中学校/徒然草117段から友達について考える
下山 珠江
女教師・学校を動かす術
教務主任日記
細羽 朋恵
〜時間を設定し、職員を動かす〜
生活主任の気配り
山口 美智子
〜今の自分の位置でできることからやる〜
学年主任の学年マネージメント
鈴木 恭子
〜一年分の学年会の予定を提出する〜
パワーと秘策で学級を立て直す
小さな成功体験を一つひとつ積み重ねていく
神谷 祐子
センスある女教師を目指して
「すぐに探し出す・取り出す」ための私のこだわり
赤木 雅美
女子学生ただいま教師修業中
感動!五色百人一首大会 私が見た子どもの姿
生谷 あや
子育て奮戦記
モンスターママになった私
太田 由依子
中学女教師・腕力なき指導を目指して
起こりうる問題に対応するシステムを作る
伊藤 和子
女教師はまたまた見た
県立定時制では初の「海外修学旅行」が実現!
中川 とも子
保健室奮闘記 (第42回)
講演!参加者四〇〇名!大分県養護教諭研究協議大会
松島 裕美
女教師喫茶室
石川 裕美
編集後記
石川 裕美
教室で絵手紙を描こう
綿棒で春の明るい気持ちを描く
瀧尾 恵美子

巻頭言

忙しすぎる新年度には、立ち止まって深呼吸

本誌編集長 石川裕美


 新しい年度、毎年気もちが新たになる時である。準備は入念にしたい。最初が肝心だから、しっかり整えたい。さあ、準備万端か? いや、そうではない。日々の忙しさと新年度の雑務に追われてしまっている。何度も新年度の支度をしているのに、またもや、家と職場の往復に疲れきってしまっている。新指導要領がスタートして、これまでにない力を入れるべき部分がたくさんある。

 学力をつけること、大事である。そのためには、まずは学力調査だ。個々の児童,生徒の診断もしないといけない。スタートが肝心だからだ。それをうけて、これからの指導を見直さなければいけない。教材選択はよいか? 必要な教具は揃っているのか、調べることも必要だ。あれもこれも時間がいくらあっても足りないくらいだ。

 気がつくと、その日ぐらしの準備になっている。不備が毎日気になり、テンポとリズムに、毎日ズレが生じている。しばらくたつと、力が入らず、気分は落ち込み始める。自分の不足のことばかり考えるようになっていないか?

 新年度だからこそ、落ち着いて自分を見失うことがないようにすることだ。多少の不備は、当たり前である。完璧に準備をしようとすると、息切れは必ず来る。力の限り仕事をすることより、「続ける」こと、安定して仕事に向かうことのほうが、大事なこともある。力つきては、何も始まらないからだ。落ち込んだら、しばらく手抜きをしよう。時にはぼーっとしてみよう。深呼吸をして、まわりの自然に目をむけて、気分を変えてみよう。自分を守るのは、自分なのだから。

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