- 特集 4月新学期に徹底する“学力をつける学習習慣”づくり
- 巻頭論文
- 学習内容をしっかり習得させるための学習の型を考える
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- ノート指導のポイント
- 低学年/基本の習慣化で書くことを好きにする
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- 中学年/『ノートスキル』で丁寧に書くことを指導する
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- 高学年/「趣意説明・確認・ほめる」の繰り返し
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- 中学校/ノートをそろえ、スモールステップで指導する
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- 読解力をつけるための学習習慣
- 低学年/音読入門期に配慮すること
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- 中学年/まずは音読!授業で子どものやる気に火をつける
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- 高学年/音読と言葉を正確に読み取る一字読解
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- 中学校/ポイントを絞ってやらせ切る
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- 計算力の強化対策
- 低学年/百玉そろばんを使い、計算力をつけていこう
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- 中学年/定規を使わせ、補助計算を書かせる
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- 高学年/根気強い習慣づけとアドバイスで強化を図る
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- 中学校/向山型数学授業で計算力を強化する
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- 発表・討論の段階的指導
- 低学年/まずは明るい雰囲気
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- 中学年/自分ができそうなところから始める
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- 高学年/一人ひとりに考えを持たせる「討論」の指導
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- 中学校/学習の基礎体力・発表の耐性をつける
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- 調べ学習のおさえるポイント
- 低学年/『目をつかわないで』調べる
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- 中学年/箇条書きからノート見開きニページのまとめへ
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- 高学年/「仮説を立てて検証する」授業をするには
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- 中学校/「見本・やり方」を示し、PCを使わせる
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- 高校/「型」でどんな課題にも対応できるようになる
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- 男の先生と、女の先生
- 褒めて子どもを動かす
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- サークル紹介
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- TOSS福島女教師合宿
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 忙しすぎる新年度には、立ち止まって深呼吸
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- プロ意識の塊である女教師、大村はま
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- あの方に聞きたい本音の話
- 千葉幹雄氏から北海道法則化立ち上げを聞く
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- 〜千葉幹雄〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- 創造的能力を伸ばすには自分を変革するしか道はない
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- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 法則化運動が創り出した新しい教育文化、教育運動の広がり
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- すぐ使えるイラストページ
- 4月スタートの学年通信カット集
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- 新年度めあてカード
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 学級をまとめるチャレラン種目
- 1年生/やんちゃくんも熱中
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- 2年生/子ども同士の交流が生まれるチャレラン
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- 3年生/学級チャレラン大会をしよう!
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- 4年生/運で、運動で、頭脳で
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- 5年生/4月にやらなきゃペーパーチャレラン
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- 6年生/跳び箱のり 自然に「声」や「工夫」が生まれる
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- 中学生/カテゴリーの違う種目を組み合わせる
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- すぐ使えるファックスページ
- 年度初めの実態調査 計算
- 1年用/鉛筆をもって線を引けるか
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- 2年用/計算 基本的なつまずきを発見する
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- 3年用/「繰り上がりのたし算・繰り下がりのひき算」「九九」をチェックする
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- 4年用/3年生で、これだけは身についていて欲しい
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- 5年用/計算が苦手な子に配慮して行う
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- 6年用/テストの構成と記録の仕方、復習のさせ方
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- 名作からの心の教育
- 低学年・中学年/「ないた赤おに」から友情について考える
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- 高学年・中学校/徒然草117段から友達について考える
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- 女教師・学校を動かす術
- 教務主任日記
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- 〜時間を設定し、職員を動かす〜
- 生活主任の気配り
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- 〜今の自分の位置でできることからやる〜
- 学年主任の学年マネージメント
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- 〜一年分の学年会の予定を提出する〜
- パワーと秘策で学級を立て直す
- 小さな成功体験を一つひとつ積み重ねていく
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- センスある女教師を目指して
- 「すぐに探し出す・取り出す」ための私のこだわり
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 感動!五色百人一首大会 私が見た子どもの姿
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- 子育て奮戦記
- モンスターママになった私
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- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 起こりうる問題に対応するシステムを作る
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- 女教師はまたまた見た
- 県立定時制では初の「海外修学旅行」が実現!
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- 保健室奮闘記 (第42回)
- 講演!参加者四〇〇名!大分県養護教諭研究協議大会
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- 綿棒で春の明るい気持ちを描く
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巻頭言
忙しすぎる新年度には、立ち止まって深呼吸
本誌編集長 石川裕美
新しい年度、毎年気もちが新たになる時である。準備は入念にしたい。最初が肝心だから、しっかり整えたい。さあ、準備万端か? いや、そうではない。日々の忙しさと新年度の雑務に追われてしまっている。何度も新年度の支度をしているのに、またもや、家と職場の往復に疲れきってしまっている。新指導要領がスタートして、これまでにない力を入れるべき部分がたくさんある。
学力をつけること、大事である。そのためには、まずは学力調査だ。個々の児童,生徒の診断もしないといけない。スタートが肝心だからだ。それをうけて、これからの指導を見直さなければいけない。教材選択はよいか? 必要な教具は揃っているのか、調べることも必要だ。あれもこれも時間がいくらあっても足りないくらいだ。
気がつくと、その日ぐらしの準備になっている。不備が毎日気になり、テンポとリズムに、毎日ズレが生じている。しばらくたつと、力が入らず、気分は落ち込み始める。自分の不足のことばかり考えるようになっていないか?
新年度だからこそ、落ち着いて自分を見失うことがないようにすることだ。多少の不備は、当たり前である。完璧に準備をしようとすると、息切れは必ず来る。力の限り仕事をすることより、「続ける」こと、安定して仕事に向かうことのほうが、大事なこともある。力つきては、何も始まらないからだ。落ち込んだら、しばらく手抜きをしよう。時にはぼーっとしてみよう。深呼吸をして、まわりの自然に目をむけて、気分を変えてみよう。自分を守るのは、自分なのだから。
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- 明治図書