- 特集 見せますノート指導“子どものノート実録”
- 巻頭論文
- 「うっとり美しいノート」の先にあるもの
- /
- 国語ノート
- 1年:個人差に対応し、褒めてチェック
- /
- 2年:「うっとりするノート」は、成功体験を積ませるから生まれる
- /
- 3年:イメージマップで、想像力を広げる
- /
- 4年:中学年でもマス目ノートでていねいに書く
- /
- 5年:型を示し、毎時間書かせることで慣れさせていく
- /
- 6年:「表記の型・表現の型」を教え、実例を示し学ばせる
- /
- 社会ノート
- 3・4年:「見開き二ページのまとめ」で力をつけ個性を伸ばす
- /
- 5年:重要な資料はトレースさせることで理解が深まる
- /
- 6年:人物を中心にしたノート作り
- /
- 中学:視点をもとに、ノートまとめを行う
- /
- 算数ノート
- 入門期:一人でノート作りができるようにする指導
- /
- たし算:ちょっとしか書けなくても、徹底しよう
- /
- 小数:ノートスキルで型を教え、毎時間のチェックで詰める
- /
- 分数:定規を使わせ、二行で書かせるのが分数ノート指導の出発点
- /
- 理科ノート
- 3年:個別評定で美しいノートを実現する
- /
- 4年:「キーワード提示」「個別評定」「紹介」でレベルアップ!
- /
- 5年:見開き二ページを使ってわかりやすく書く
- /
- 6年:どんな子でもていねいなノートが書けるようになる指導法
- /
- 朝の会で“名言・ことわざ”を
- 元気になることわざで元気になろう
- /
- 時は金なり「タイム イズ マネー」
- /
- 生活の中のことわざ
- /
- 「好きこそものの上手なれ」で進んで挑戦する子にしよう
- /
- 地域の偉人との出会い
- /
- 教師主導から子どもたちの活動へシフト
- /
- 男の先生と、女の先生
- 子どもへの指示は最後まで示す
- /
- TOSSデー報告
- /・・
- おすすめグッズ・整頓術
- /
- 巻頭言
- ノートは授業の証・特別支援の子には直写が第一
- /
- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 我流では、だめなんですよね
- /
- あの方に聞きたい本音の話
- 板倉弘幸氏 法則化の時代から、向山氏のそばで修業してきたベテランの心意気
- /
- 〜板倉弘幸〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- アマゾン1位になった娘の本は父の教えが柱になっていた(前編)
- /
- あの頃は若かった―ベテラン教師の若いとき
- 算数問題解決学習に悪戦苦闘した日々 実のある、役に立つ研究発表は難しい
- /
- すぐ使えるイラストページ
- 学校の学習用具
- /
- 秋の植物・行事
- /
- 学年別・今月のおすすめ指導
- 大きな行事の指導の工夫
- 1年生/集会・学年の出し物 短く・テンポよく
- /
- 2年生/台本・計画で8割完成
- /
- 3年生/早めの打ち合わせ・計画がカギをにぎる
- /
- 4年生/学芸会は「キッチンパニック」で
- /
- 5年生/5時間で効率よく作る「ステージ飾り」
- /
- 6年生/学年発表会 先手必勝―見通しを持ち、子どもに知らせる
- /
- 中学生/授業の原則十ヵ条を生かす
- /
- すぐ使えるファックスページ
- ザ・宿題プリント
- 1年用/ひらがなとカタカナの表記の違いに気付かせる
- /
- 2年用/かけ算ファンタジー
- /
- 3年用/計算の基本問題に挑戦
- /
- 4年用/宿題は答え合わせをしながら行わせる
- /
- 5年用/ことわざの動物園
- /
- 6年用/数字を使った四字熟語に挑戦
- /
- 名作からの心の教育
- 低学年・中学年/昔話は心の糧
- /
- 高学年・中学校/悲しみを乗り越える強さを学ぶ
- /
- 女教師・学校を動かす術
- 教務主任日記
- /
- 〜「向山洋一全集」から読み解く学校評価のシステム作り〜
- 生活主任の気配り
- /
- 〜児童理解の土壌作り〜
- 学年主任の学年マネージメント
- /
- 〜原案を担当者に任せて学年会を持つ〜
- パワーと秘策で学級を立て直す
- 徹底的な営業努力
- /
- センスある女教師を目指して
- 子どもたちの「憧れの先生」になりたい
- /
- 女子学生ただいま教師修業中
- 全国の学生に感謝!沖縄の先生方に感謝!
- /
- 子育て奮戦記
- 教師修業は人生修業! 踏み止まって一から出直し!
- /
- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 日々の小さな成功体験の積み重ねが功を奏する
- /
- 女教師はまたまた見た
- 「授業の立ち上がりの悪さ」との闘い
- /
- 保健室奮闘記 (第45回)
- 子どもが頭をケガした!その時意外なものが守ってくれた
- /
- 女教師喫茶室
- /
- 編集後記
- /
- 教室で絵手紙を描こう
- 実りの秋 色鮮やかに
- /
巻頭言
ノートは授業の証・特別支援の子には直写が第一
本誌編集長 師尾喜代子
「算数の問題解決」を駆逐するには、ノートを見れば一発で分かる。練習問題がノートに書かれていないからだ。
ノートは授業の証なのだ。以前担任したADHDの子の母親に算数のノートを見せたことがある。一時間に四ページも割り算の練習問題が解かれていた。母親は、
「信じられません。」
と言った。ノートはその子の授業の頑張りをはっきりと記録していた。
子どもだけではない。教師の力量も表れる。保護者の目にもノートの変化は一目で伝わるらしい。
「ノートへの赤鉛筆指導」は最近は常識のように行われるようになった。
「赤鉛筆ノート指導」は向山先生の開発した指導法だが、「なぞる」という学習は、特別支援の子にとって、ワーキングメモリーがほとんどなくてもできる。そのことを知って、納得した。
直写(なぞりがきのこと・向山先生が名づけた)はほとんどの特別支援の子どもが何も言わないで取り組む奇跡の教材だ。昔はよく絵を写したり、日本地図や世界地図を写させられたりしたものだ。
特別支援の子が直写なら書く様子を見て、様々なものをトレーシングペーパーに書かせてみた。取り組みはよいが、トレーシングペーパーは丸まってしまい始末が悪い。書いたものを作品にもまとめられない。
直写用のノートが開発された。このノートはこれまでの学習方法をまた大きく広げる。特別支援の子にも普通学級の子にも、なくてはならないノートになるだろう。
-
- 明治図書