- 特集 “いざという時”のための対応力事例集
- 巻頭論文
- 小さなトラブル・大きなトラブル、失敗から対応力をゲット
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- 事例1 体調管理
- お漏らし
- お漏らしした子に恥ずかしい思いをさせない対応を!
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- 吐き気
- 吐き気を訴える子どもにどう対応するか
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- 居眠り
- 「授業中に居眠りする子への対応」自分の授業を見直そう
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- 腹痛
- まさかと思っても、念の為に医療につなげる方がいい場合
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- 事例2 家庭環境
- 忘れ物
- ポイントを押さえ、「子ども」「保護者」それぞれに対応する
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- 提出物遅れ
- ちょっとした工夫で、提出物遅れはかなり防げる
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- 洋服の汚れ・におい
- 守るべきは「子ども」という視点で対応する
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- 集金未納
- 念には念を入れて対応する
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- 事例3 授業中
- 友達と私語
- 変化のある授業
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- 独り言
- 気づかせ、教えてほめる対応を
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- 立ち歩き
- 基本は、教えてほめる!
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- ノートを取らない
- 個別・グループでの確認
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- ノートの落書き
- 落書きは、授業の荒れの前兆を教えてくれるサインだ
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- 文具の乱れ
- 始業式に趣意説明し1年間の布石を打つ
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- 発言しないと気がすまない
- 「ほめて」「教える」場面を作ることで対応する
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- 作業が雑
- 事前に作業のポイントを予告しておく
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- 音読練習をしない
- 苦手な子を巻き込む工夫
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- 漢字が苦手
- 苦手克服は、テストで百点!
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- 早合点のミス
- 原因を探り、対応することで次のミスを防ぐ
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- 学習意欲がない
- 伝える・教える・褒めるでやる気UP!
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- 姿勢が悪い
- なぜ、良いかを伝える
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- 音楽で体を動かさない
- 少し動いたことをほめ、自信をもたせることからはじめる
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- 絵が苦手で描こうとしない
- 見本や作業手順を示す
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- 体育を嫌がる
- 嫌がる原因を予防する!
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- 声が小さい
- 「聞いてくれる人」になろう
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- 人前に立てない
- 優先すべきは、雰囲気作り
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- 事例4 学校生活
- 掃除をしない
- 笑顔で誘う・ほめる
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- 挨拶をしない
- 挨拶練習が効果を
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- 友達とけんかが多い
- 教師も一緒に遊ぶ
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- 行動が粗野、ものを壊す
- 学校全体を巻き込み対応する
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- 係の仕事をしない
- 係活動の時間を確保する
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- 一人ぼっち
- 最初は教師と、次第に友達と遊び機会を作る
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- 女教師の本音トーク だれに何を言いたいか
- オババのおかげで今がある!
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- 若い先生方へ。明るく素直に学び、悩みのはけ口を持とう
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- 「しょうがない」で片付けるな!
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- 私が失敗から学んだこと
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- オババさんたちへ。役に立つオババになりましょう。
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- 男の先生と、女の先生
- 教えて褒めるのが教師の仕事
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- 活動報告
- 第10回TOSS全国女教師ML模擬授業大会
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- おすすめグッズ・整頓術
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- 巻頭言
- 「いざという時のための対応力」
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- 男教師から見た“…ですよね”女教師論
- 四つの魅力を出せばいい!!
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- 向山先生への師尾突撃インタビュー (第6回)
- 向山先生の討論指導を探る2
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- 〜解釈規則と考える力、討論がリンクする。「加減乗除」は教えるシステムを簡単な言葉で表現したもの〜
- 辛口の応援歌―男先生からみた“女先生の教師修業”
- なわとび指導、子どもが熱中するシステム
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- 若い先生へのエール (第6回)
- 論文の表現と実践の事実……法則化論文を見直す
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- 続・となりの席の女発 よみがえる向山実践のウラ技
- 「向山塾」始動、ウラ技の本の事実がセミナーで語られる
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- すぐ使えるイラストページ
- 季節のイラスト
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- 文集のイラスト
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- 学年別・今月のおすすめ指導
- 年度終わり積み残しをしない技
- 1年生 できない子が二年生になってからも笑顔で授業に取り組めるために〜ひらがな・計算・ソーシャルスキルを身につけさせる教材〜
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- 2年生 学習の基礎基本定着をして、3年生へ!
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- 3年生 帯時間とTOSSランドの活用
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- 4年生 ゴールから逆算し計画
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- 5年生 教師も児童も見通しを
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- 6年生 教育を見直し前進!
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- 中学生 次年度へ向けた仕事術
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- すぐ使えるファックスページ
- 直写教材
- 1年用 歌でも楽しめる日本昔話
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- 2年用 東北のおいしい食べ物
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- 3年用 七五調のリズム「ふじ山」を写そう
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- 4年用 かるた+直写+暗唱で俳句に親しもう
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- 5年用 「古典」を直写して、暗唱しよう
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- 6年用 「日本国憲法 前文(一部)」の直写にチャレンジ!
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- 保護者の信頼を勝ち取る教室の“チャームポイント”
- 「フェイスツーフェイス」で聞いた保護者の本音 「子どもの姿がすべて」
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- 女教師流“時短”ができる生活術
- 完璧主義よ、さようなら
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- 特別支援学級ほのぼの便り
- 「ごめんなさい」に込められた思いと心の距離
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- やんちゃの集団に統率力発揮!
- 毎日の積み重ねで、壺がいっぱいになる!
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- 学年主任 押しの一手 (第6回)
- 物を用意してやりたいことをともにする
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- 個を鍛える・クラスを鍛える授業 (第6回)
- 個別評定で個を鍛えることが、クラス・学年を鍛えることになる
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- 海外教育事情 (第6回)
- アメリカ編/担任が救われるシステム
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- センスある女教師を目指して
- 心地よい言葉、あたたかい空気感が持てる素敵な女教師を目指して
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- 女子学生ただいま教師修業中
- 憧れの人から学ぶ 自分の憧れられる人になる
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- 子育て奮戦記
- 仕事と育児を両立するための便利なアイテム!
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- 〜アイテムを使えば、時間に余裕が生まれる〜
- 中学女教師・腕力なき指導を目指して
- 生徒の心に寄り添う教育を信じて
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- やる気満々 しなやかに・したたかに (第6回)
- 一流の先生からの学びをサークルメンバーと共有する
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- 女教師喫茶室
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- 編集後記
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- 教室で絵手紙を描こう
- 1年間で心に残っている物を描こう
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巻頭言 「いざという時のための対応力」
本誌編集長/師尾 喜代子
学校で起きる様々なトラブルの発端は対応ミスによるところが大きいです。
二年ほど前、学年の新卒の先生のクラスの子が怪我をしました。翌日、保護者からのクレームの長い手紙がきました。私は学年主任でしたから、その日のうちに校長に連絡をし、対応について、確認をとりました。校長に一言、その家に電話を入れてもらいました。怪我をさせた子が、自分の非を認めません。その子の対応は、私がその日に、一緒に対応しました。新卒の先生には返事のために下書きを書いて渡し、その通りに連絡帳に書くよう指示しました。その件については、その日のうちに解決ができました。
しばらくたって、面談の時に、校長は、「見事な対応だった。」と褒めてくれました。多くのトラブルを経験してきた管理職だから、その対応の難しさが分かったに違いありません。
「下手をすると、大変なトラブルに発展しかねない事件でしたから……。」
と私に言いました。
このようなことは、学校では日常茶飯事です。一歩間違えると大変なことになりかねないことばかりです。
前述のことは、保護者対応についてですが、子どもの対応についても、様々あります。
一年生なら、お漏らしや偏食指導、一つとっても、対応を間違えると登校拒否につながることもあるのです。
日常の細々とした事例の対応を数多く知っていれば、多くの知恵の中から、解決の糸口が見つかるに違いありません。
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