- 特集 教室に、世界の教育運動を!◇うごき、つながる世界の教育運動
- 学校の中の世界
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- 「持続可能な開発のための教育(ESD)」を日本の教室へ
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- 識字・日本語学習推進法(仮称)の実現を―大阪から―
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- 平和教育をめぐる現代的動向
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- ジェンダラスな日本社会を切り拓く
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- 地球市民教育としての多文化教育の動向
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- 座標
- 文科省人権教育調査研究会議・「人権教育の指導方法等の在り方について」の「第二次とりまとめ」の具体化と発展を
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- 資料/人権教育のための世界プログラム第1段階(2005年〜2007年)のための修正行動計画
- 元気のもとはつながる仲間 (第9回)
- 同和教育は終われない
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- 【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第8回)
- 男女共同参画とプライバシー
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- 解放教育四一年間のさまざまな出会い (第9回)
- 誇れる柴高づくりと退学防止の取り組み(後編)
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- こころの風向計 (第16回)
- アマゾン
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- ふくおか発 今Doki子どもたち (第6回)
- 達成感が新たな欲求を生み出した(その2)
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- 若いせんせいに送るラブレター (第9回)
- 「行ってよかった!」そんな家庭訪問を
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- 共生のトポス (第45回)
- 「息子がわからない」―中国から呼び寄せた子ども
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- 中国残留孤児の日本語力を規定しているものは何か (第2回)
- (後編)
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- だまってられへん (第9回)
- 水平魂
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- 授業と学級づくりを愉しむ方法 (第9回)
- だから子どもの表現はおもしろい
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- メディア社会を生きる〜メディア・リテラシーのすすめ〜 (第5回)
- 権力としてのメディア
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- Let's Collaborate 《金川の教育改革》 (第7回)
- 「牛をかわいいと思わんようにしとるんよ!」
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- 編集後記
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編集後記
▼二一世紀に入って、環境・人口・南北格差・識字・ジェンダー・人権・平和などさまざまな課題を膨張させながら、緊張感を高めつつあります。世界の教育関係者は無力感に浸っているわけではありません。食料だけをとってみても、配分さえ平等であれば、現在地球で生産されている食料で十分にすべての人びとが食べていけると言われています。今の段階で的確に舵を切れば、未来は十分に開かれています。人びとの意識が変わり、行動力が培われることこそ期待されています。今こそ教育の出番なのです。
▼新しい教育運動が展開されつつあります。二〇〇五年からは「人権教育のための世界プログラム」がはじまっています。二〇〇三年から二〇一二年は「国連識字の一〇年」です。二〇〇五年から二〇一四年は、日本のNGOと政府が世界に提案した「持続可能な開発のための教育の一〇年」です。
▼これらに共通するのは、「地球規模で考えて、地域で行動する」ということでしょう。自分の生活や問題意識を出発点にさまざまな課題の糸をたぐり寄せて地球規模の問題に出会い、地域からその解決をめざして動き出すということです。解放教育が追求してきたのも、自らをくぐらせつつ人とつながり、世界とつながることでした。
▼資料「人権教育のための世界プログラム[第一段階]」は、以前に二〇〇五年三月号に掲載した草案の最終版です。掲載に当たっては、部落解放・人権研究所、(財)ヒューライツ大阪のお世話になりました。
▼編集を担当するようになって半年がたとうとしています。この間、整理しきれないことがいろいろとありますが、そのうちの一つが、書籍の紹介です。思った以上に多くの書籍を送っていただきます。すべてを紹介することもむずかしく、さりとてどれかに限るにしても明確な方針を持ちきれず、結局書籍の紹介のない雑誌のままでここまで来ました。これはなんとか改善したい点の一つです。遅くとも、来年度四月には書籍紹介について何らかのスタイルを打ち出したいと考えています。他にも四月からはいろいろな変化があります。楽しみにしていただければ幸いです。
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