- 特集 いのち・ぬくもり・つながり、そしてきぼうへ◇にんげんセミナー2005 ミニ講演報告
- 分科会A「どうしたん」より
- 子どもたちのエモーショナルリテラシーを育てる
- 「いま、どんなきもち?」
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- 分科会B「職人の技」より
- 職人の技
- 部落の生活史から
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- 分科会C「心の答え合わせ」より
- 人権部落問題学習と集団作り
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- 分科会D「コリアタウンへようこそ」より
- 子どもたちが輝く学習のために
- コリアタウンを五感で感じる
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- 分科会E「心の中の宝物」より
- 今このクラスに求められる自己開示とは
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- 分科会F「ゆきの選択」より
- ここが変だよ!人権教育
- 若者からの熱いメッセージ
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- 座標
- 歴史の真実に誠実に向き合うとは
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- 〜原爆被害者と戦争責任の視座〜
- 【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第9回)
- 個人的なことは政治的である
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- 共生のトポス (第46回)
- フランシスカ10年の闘い(前編)
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- 元気のもとはつながる仲間 (第10回)
- いま、ここで声をあげなければ(緊急報告)
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- 資料/「人権教育の指導方法等の在り方について第二次とりまとめ(案)」に対するパブリック・コメント
- こころの風向計 (第17回)
- ピアノ
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- 授業と学級づくりを愉しむ方法 (第10回)
- 「かんぴょう学級」長編物語の本番
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- 若いせんせいに送るラブレター (第10回)
- 部落史をどう教えるか?
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- 〜生き方につながる部落問題学習を@〜
- ふくおか発 今Doki子どもたち (第7回)
- 点から線へ。線から面へ。
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- Let's Collaborate 《金川の教育改革》 (第8回)
- 「一つこれだけは誰にも負けない!」
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- だまってられへん (第10回)
- ものさし
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- 解放教育四一年間のさまざまな出会い (第10回)
- 世代間連鎖を考える
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- 編集後記
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編集後記
▼本号の特集は、七月三一日に行われた“にんげんセミナー”の分科会ミニ講演の講演報告集を掲載した。
▼人権教育読本『にんげん』は、装いも新たになったばかりで、その実践の報告が待たれるところである。今年は、六本の実践報告が出された。それを受ける形で、六人の講師によるミニ講演が行われた。その内容については、本文を読んでいただければよいのだが、今回のミニ講演のほとんどに共通する視点があったことに注目したい。
▼それは、一般的な人権教育で事たれりとしてはいけないということである。人権教育の中身は、それぞれ個別具体的で、それぞれの学校やクラスの子どもたちの実生活、現状を抜きにしてはあり得ないということだ。これは、今までも同和教育、解放教育の中で「差別の現実から学ぶ」として、いつも大事にされてきた視点である。そして、『にんげん』を教えるのではなく『にんげん』で教えるということ。子どもたちの実生活の中でいかにして関係性や生き方に迫っていくのか。それを迫っていく教員自らの立場性も、いつも問われているのだということ。以上が課題として提起された。これらの報告を受けて、さらなる『にんげん』の活用を期待したい。
(山本)
▽この後記を書いている段階で、文部科学省から「人権教育の指導方法等の在り方について[第二次とりまとめ](案)」が発表され、パブリックコメントを求めている。本誌が発行された頃には、正式な文書となっていることだろう。人権教育に限らず、日本政府からの文書がこれほど細かく教育の内容や方法を論じたことがあるのだろうか。「学習指導要領等を踏まえた」ものなので、内容的な制約も大きいが、今の時期にこれが出された意味を考えたい。とりわけ、政治の世界で右傾化が進むもとで、この文書が歯止めとして何らかの役割を演じることができるのかどうか。草の根の運動を広げることに役立つか。本誌でも特集を組む予定だが、それぞれの方に活用の可能性を考えてみていただきたい。
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- 明治図書