- 特集 教育の基本を問いかける―日教組・人権教育からの提起
- 差別の現実と教員の変わり目
- 素直な自分が好きになってきた
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- 教材としての教師
- どこにでもいる教師の一考察
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- 色覚特性について
- 色ってイロいろ
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- 「人権とか部落のこと教えてくれる『人』がおったもんね」
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- 「みんなに出会えてよかったです」
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- 日向にきました
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- 「やっぱりY(部落)はあたたかい」
- 子ども会・中学友の会・高校友の会を通してつながる子どもたち
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- 反差別へと反転する子どもたち
- 親の会があったから、いつか話すと思っていた
- 自分の子どもに立場を伝えたこと
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- 生徒人権委員会の活動について
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- Aの進路保障から自分を振り返る
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- 朝文研の中で自分を見つめ始めたK
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- 大野町解放子ども会との関わりについて
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- 人間解放の授業創造
- 「ともに生きるために……」
- 音楽教材を出発点として
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- 知ろう 学ぼう 考えよう わたしたちの身の回りにある人権問題
- 水平社創立「人の世に熱あれ 人間に光あれ」
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- 地域の青年と共に学ぶ部落問題学習
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- 「みんなといっしょにがんばりたいです」
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- グラビアと解説
- アムールトラの棲む森で In the woods wich Amur tiger inhabits
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- 教育基本法「政府法案」反対の運動の展開を
- すべての子どもたちの人権、ゆたかな学びを保障するために
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- 授業と学級づくりを愉しむ方法 (第16回)
- 「学習素材の教材化・学習材化」という作業
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- 共生のトポス (第52回)
- 「国際教育」の誕生(?)
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- 生かされて―ヒロシマから未来へ (第4回)
- 地獄の中の差別
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- 2006年度にんげんセミナーご案内
- ふくおか発 今Doki子どもたち (第13回)
- 子どもの気持ちは教師を救う
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- 元気のもとはつながる仲間 (第16回)
- 同和教育は、みんなでするもの
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- 〜一学校事務職員から〜
- 君は君の人生をうたえ―若い教職員からのメッセージ (第3回)
- 柱中ライフ!2005
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- 【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第15回)
- 「差別」の複雑さについて
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- だまってられへん (第16回)
- 84歳の戦士〜あんたがええねん〜
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- 倫敦マイノリティ事情 (第4回)
- スコットランドのマイノリティ教育
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- 〜教育国における反差別とインクルージョン〜
- 編集後記
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編集後記
▼本号では、二〇〇六年二月に開催された日教組第五五次教育研究全国集会の人権教育分科会(第一三分科会)で報告された全国各地の実践を収録しています。前号で紹介した三本の実践報告がありましたが、それらとともに報告された実践報告だということです。それぞれの報告の分量が限られているために、執筆くださった各リポーターの方たちも意を尽くせなかった面があることと思います。この点をお詫びするとともに、快く原稿をお寄せくださり、編集に強力くださったことにお礼申し上げます。全国のリポーターから原稿を集約するに当たっては、桜井輝之さんのお世話になりました。どうもありがとうございました。
▼本号ではあわせて、日教組副委員長の高橋睦子さんから教育基本法改正をめぐる動きに対して緊急アピールをいただきました。まさに緊急のアピールであり、政府・与党からの法案提出の後にさまざまな動きがあり、さまざまな議論が重ねられているという忙しい時期に、執筆の時間もなかなかとりにくい状態であるにもかかわらず、原稿を寄せていただきました。高橋さん自身の教員としての経験や思いが込められているこのアピールは、日教組がどのような観点で教育基本法をめぐる動きに関わろうとしているのかをよく示していると感じながら読みました。深く感謝します。
▼教育基本法をめぐっては、さまざまな動きを雑誌としても創りたいと思いつつ、政治的動きが激しくて月刊誌としてどこまでタイムリーに状況を受け止めながら進められるかが難しいと感じています。ときには暖かく、ときには厳しく、読者の皆さんからメッセージを寄せていただけるとうれしいいです。
▼そのような政治的状況ですが、大学で授業をしていると、学生たちが高校まででじゅうぶんに部落問題について学べていないことを痛感する出来事が多くなりました。また、対人関係や世の中への見方、人間観なども大きな課題を感じることがあります。政治的状況とかみ合わせつつ、自分たちの状況を捉え直せる学習を進めたいものだと思っています。
(森)
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- 明治図書