- 特集 世界が広がる熱い夏◆「夏休み」の過ごし方
- メンソーレ珊瑚の島へ、そして沖縄戦に学び、いまを見つめる平和の旅を
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- あなたの部屋を、一夕の「カフェ」にしよう
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- 子どもにつながる熱い夏のすごし方
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- 『ジェンダーで考える教育の現在』
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- 「夏の思い出」
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- 「多文化共生の社会づくりをすすめるために」―本と資料と数字の紹介
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- カタい本の勧め
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- NEW BORN (第17回)
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- 編集部の本棚
- 【コラム】ジェンダー論の練習問題 (第52回)
- ジェンダーと脳科学(1)
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- 小西先生の『学級革命』を読む (第17回)
- 「この子」への焦点化、そして全面展開へ
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- 共生のトポス (第89回)
- 外国人の法律はどこへ行くのか
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- 〜「管理」ではなく「共生」のための制度を!〜
- まだまだ、だまってられへん (第5回)
- 時間は立ち止まらない
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- 〜歳月を重ねるということ〜
- 沖縄散歩 (第9回)
- 新都心で戦後の「平和」を考える
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- 子どもを見る眼 (第5回)
- わからないことが大切にされる教室
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- まいにち? マイニチ!
- 【コラム】ノリきれない国際公務員のつぶやき (第17回)
- アフリカ大陸初上陸???
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- 映画をみる、映画でみる (第5回)
- 僕はクルディスタンにいた
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- 新!子どもがつづる
- おもちゃばこ (第29回)
- トークしよう 気持ちがわかるよ
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- 編集後記
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編集後記
▼夏休みが教員にとって、以前のような夏休みでなくなって久しくなります。夏休みが安心して過ごしにくくなったとはいえ、やはりこの時期をどのように過ごすかは、教員としてさまざまな違いを生み出すのではないでしょうか。フィールドワークという色彩を強くもった旅行に行く。逆に徹底して心を休めるような旅行に行く。じっくり読める重厚な本に挑戦する。心豊かに出会える舞台や映画などにふれる。二学期からすぐに使えそうな研修の場に臨む。勤務校の教職員集団で問題意識を深め、絆を強める。家族と大切な時間を過ごす。さまざまな過ごし方があります。
▼本号では、とくに若い人を意識して、夏休みの過ごし方についてご執筆いただきました。本の読み方に関する提案もありますし、自分にとって有意義だった過去の夏の過ごし方の紹介もあります。いくつかの角度から夏休みの過ごし方を論じていただきましたので、何らかの参考になるものと思います。限られた期間でお書きいただいた執筆者の皆さんに感謝しています。
▼菅原寛さんが亡くなりました。菅原さんは、一九七〇年頃から松原市立布忍小学校の実践を担い、その後も教育委員会の立場から松原市や大阪府内の取り組みに深い関心を寄せてこられました。わたしの印象では、布忍小学校の支えとなってきた、義理人情に厚い方です。わたしが初めてお会いしたのは、学生時代の一九七六年頃、布忍小学校の同和主担をされていた菅原さんが同和教育の授業にきて、取り組みを紹介してくれたときです。子どもとのかかわりで到着が遅れ、ぎりぎりで間に合った感じだったと思います。ここ数年間は、文部科学省の「人権教育の指導方法等に関する調査研究会議」でご一緒していました。副座長として、現場の状況と行政の役割をふまえ、いつも難しい判断をしておられたと思います。「第三次とりまとめ」の作成にあたっても、重要な役割を演じられました。今年度の同会議では、昨年度行われた人権教育全国調査の結果を分析しようとしています。菅原さんが亡くなられた後を埋めるのは難しいといわざるを得ません。(森)
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