- 特集 可能性をいかすために―第59次日教組教研集会・山形から
- 全国各地の実践報告から
- 「万里一条の鉄」―三三年前の生徒たちに応える実践を
- /
- 増えてきた女性消防士さん―人権教育としてのキャリア教育をめざして
- /
- 「県立中学校入学者男女比同数」決定を問う
- /
- 母ちゃんの気もち、もっと知りたい
- /
- アフリカと日本の若者を繋ぐ「希望」と「平和」の対話授業
- /
- 文科省『特別支援教育』に抗し、共生・共学をすすめるとりくみ
- /
- ちがいのおもしろさに心ゆらして―「みんなといっしょに」育ちあうこと
- /
- 人権教育分科会報告より
- 社会科における共生・共学の実践―集団におけるAの関係性をいかに構築するか
- /
- 「自分の立つ位置を問われ続けて」
- /
- 「先生、私の出身知ってますか。」
- /
- 多文化な子どもたちの声にふれる (第6回)
- ありがとう
- /・
- 映画をみる、映画でみる (第15回)
- アンドロイドは植民地解放の夢を見るか
- /
- まいど、おおきに! (第3回)
- 競争は手段、目的は…笑顔
- /
- 沖縄散歩 (第14回)
- 沖縄市の基地周辺を歩く
- /
- “授業を創る”ということ (第3回)
- 一年生の授業づくり〜「教える」と「学ぶ」の統一〜
- /
- 〜キーワード:「教える」と「学ぶ」の統一〜
- アフガンに生きる子どもたち (第3回)
- 就学前教育をアフガンに(下)
- /
- おもちゃばこ (第39回)
- 「おもしろいなぁ、そのやりかた。つぎは、わたしもやってみようっと。」
- /
- 【コラム】ノリきれない国際開発仕事人のつぶやき (第3回)
- スリランカ、家探し
- /
- 子どもを見る眼 (第15回)
- 傾聴すること・聴き負けないこと
- /
- 共生のトポス (第99回)
- Tさん「わたしには伝えたいことがある」〜後編〜
- /
- 編集後記
- /
編集後記
▼日本教職員組合による第五九次全国教育研究集会は、山形県で開催されました。この教研集会で人権関連の各分科会に出された報告から、時代を象徴する実践をいただき、全国の人たちに提案していく。これが本号のねらいです。
▼子どもの権利条約採択から二〇年をへて、その日本への定着が問われています。日本の子どもたちをめぐっては、何年にもわたる経済的不況と政治的混乱によって、社会的不安が蓄積するもとで、諸外国に比べて「経済格差」が広がり、「貧困化」が急速に進んできたといわれます。昨年夏の衆議院選挙によってようやく次への展望が拓かれる可能性が広がっています。高校の実質的無償化はその一歩といえるでしょう。これ以外にも、子どもの権利保障に向けて多くの施策が期待されています。しかし、子ども手当制度の開始、教員免許状更新制度の廃止、教員定数の改善など、約束された政策が具体化するには、今の政治的変化をさらに基盤の確かなものとする必要があります。社会的な可能性が現実性へと転化するかどうかが鍵となっているのです。
▼社会的な可能性が見えてきた状況で、学校教育を通じて子どもたち一人ひとりの可能性をどれほどのばせるかが問われています。わたしたちの実践は、さまざまな被差別状況にある子どもたちの現実を土台に積み重ねられてきました。現在の危機と可能性が同居する現実を呻吟しながら生きる姿から、子どもや保護者の声に学び、教職員としての生き方を自ら問い、子どもたちの課題に応える実践をくもうとしてきました。教育研究集会では、子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばす実践が、全国から集まってきたといえます。
▼アオテアロア(ニュージーランド)に行く機会があり、いくつかの学校を訪問するとともに、マオリの方のお宅にホームステイさせていただきました。マオリの歴史・文化・言語・生活・未来などの一端にふれることができました。本誌では、第二七五号で先住民の識字運動を特集し、その一環としてマオリの思想と運動を紹介しています。そのときのヒギンズさんの報告に、裏付けをもらった旅でした。ご協力くださった皆さんに、感謝しています。 (森)
-
- 明治図書