- 特集 若い教員が元気に育つ学校を求めて
- <座談会>
- 出席者 大泉 志保(泉南市立泉南中学校)・大谷 めぐみ(箕面市立萱野小学校)・繻エ 成壽(伊賀市立柘植中学校)・園田 雅春(大阪教育大学)・森 実(編集部/進行)
- 1 座談会のねらいと流れ
- 2 自己紹介
- 3 若い教員をめぐる問題状況
- 4 若い教員が成長するには
- 5 若い教員が元気に育つ学校とは
- 6 夏休みの過ごし方―若い先生へのメッセージ
- 資料
- 新しい教職員が元気に育つ学校とは?〜人権教育の観点から〜
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- 多文化な子どもたちの声にふれる (第8回)
- 名言から学ぶ心と人生
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- 編集部の本棚
- 『ダイバーシティ・トレーニング・ブック―多様性研修のてびき』森田ゆり著/『発達障害のある子どものきょうだいたち―大人へのステップと支援』吉川かおり著
- 共生のトポス (第101回)
- 大阪朝鮮高級学校〜何をみつめなくてはならないのか
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- 映画をみる、映画でみる (第17回)
- 今この時も「忘却との戦い」は続いている
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- まいど、おおきに! (第5回)
- 加差別
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- 沖縄散歩 (第15回)
- IQ84ご飯と「沖縄の健康・長寿」
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- おもちゃばこ (第41回)
- ドラえもんのポケット、持っていますか?
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- 書評
- 『むかし学校は豊かだった』(教育の境界研究会編 阿吽社発行)
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- 〜学校のモノやコト―個別性に寄り添うこと〜
- アフガンに生きる子どもたち (第5回)
- ファティマは家族が誇り
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- 【コラム】ノリきれない国際開発仕事人のつぶやき (第5回)
- ミニ・アーユルベーダ体験
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- 子どもを見る眼 (第17回)
- 学校で二度傷つく子どもたち
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- まいにち? マイニチ!
- 夏休み恒例
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- “授業を創る”ということ (第5回)
- 総合学習の授業づくり〜体験知・身体知〜
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- 〜キーワード:「体験知・身体知」〜
- 編集後記
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編集後記
▼座談会のやりとりは、思っていたのと少し違う展開になりました。もう少し若い教員の問題点や課題を論じあうという感じになることを予想していたのですが、むしろ、若い教員が自発性や主体性を発揮して、さまざまな面で活動を創り出し、カリキュラムを開発しているということが中心になったのです。これは、嬉しいことでした。急な呼びかけにもかかわらず、快く来てくださった皆さんに感謝しています。
▼数年前、わたしの担当した学生さんが、教員になって一年目に免職されました。教諭の場合最初の一年目は試用期間で、きわめて弱い立場にあります。その卒業生は、その弱みにつけいられたとしかいいようのない面がありました。解雇された卒業生は裁判を起こし、解雇した自治体に勝訴しました。わたしはほとんど動けなかったこともあり、裁判を支援してくださった方たちには本当に感謝しています。彼女の例は、進路追跡や進路追指導がいかに大きな意味をもっているかを再認識する機会となりました。決定的な場面でこちらから連絡しなかったことが、いまでも悔いとなって残っています。以前なら、「元気にしてるかなあ」と気になっても連絡しないことがありました。その卒業生の解雇以後は、ためらわずに連絡するようになってきました。
▼他にも、教諭として採用後、数年を経ずして自ら退職した卒業生も知っています。学生時代を知っている者としては、「なぜあの学生が」という気持ちになりました。本人の力不足もあるのでしょうが、周りのかかわり方に疑問を感じる点がありました。
▼大阪府人権教育研究協議会では、「未来塾」という名称で、若い教員の成長を支援するとりくみが数年にわたって行われていました。一年間に一〇回程度セミナーを開いて、お互いの悩みや喜びの交流からはじめ、学級集団づくりなどの力を伸ばそうとする企画です。その成果の一端は、『わたし出会い発見パート6』となっています。現在では、各地自治体ごとに展開されるようになっています。そんなとりくみは、今後各地で必要とされるようになるのではないでしょうか。
(森)
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