- 特集 総合的学習に必須の「旬ネタ」開発
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- 編集後記
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- 写真構成・総合的学習の教材開発 (第7回)
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有田編集長のメッセージ
総合的学習の教材になるものはたくさんある。教材にならないものはないといっても良いくらいである。
しかし、教材化がどれくらいできるか。それが教師の能力の一つである。
教材にも、「旬」のあるものがある。その旬に学習すると、学習効果が大きいものがある。そうならば、旬を生かしたほうが得策である。
例えば、北海道のじゃがいもは、秋に取り入れられ、売り出される。教材化するには秋が旬である。
同じように、サケも秋から冬にかけておいしくなり、全国に出荷される。まさに秋が旬である。
「秋ナスは嫁に食わすな」といわれるくらい、日本の秋の農作物は、おいしいものがたくさん生産される。
このときを生かして教材化すると、情報が入手しやすいし、食べたり、取り入れをしたりと体験学習もしやすい。
農作物だけではない。「秋さば」ということばもあるように、海の幸も秋においしくなるものがおおい。
「初鰹」は別として、一般に魚は秋から冬にかけて脂が乗り、おいしくなる。
いわゆる旬である。
観光地などにも、旬がある。紅葉の美しいところは、秋が旬である。観光客も大勢訪れる。
温泉のあるところなどはどうか。
例えば、熱海温泉は、七月 百五万九千人、八月 百六十万八千人、二月は百三十八万二千人と、二つの山がある。旬が、夏と冬の2回あることになる。
冬が旬のものにも、広島のカキ、下関のフグ、有明海の海苔など、たくさんある。
地域の達人に、地域の旬のネタを開発し、教材化していただいた。
これはほんの一例である。これをもとにして、それぞれの地域にふさわしい教材を開発し実践してほしいと願っている。
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