教材開発 2000年10月号
総合的学習に必須の「旬ネタ」開発

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教材開発 2000年10月号総合的学習に必須の「旬ネタ」開発

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2000年9月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 総合的学習に必須の「旬ネタ」開発
巻頭論文
「旬ネタ」開発力をつける方法
有田 和正
「旬ネタ」をこうとらえる
「旬ネタ」には味がある!
野田 芳朗
「旬ネタ」から追究へ
高橋 正和
プロから学ぶ納豆作り
蓮見 優子
都会で旬をとらえるには
渡辺 敏
秋が旬のネタ
北海道のじゃがいも
見てよし食べてよし総合よし
西村 一夫
北海道のサケ
サケの不思議発見!
津田 安彦
十和田湖観光
秋の十和田はやさしさ情報満載!
大沢 正典
大分のカボス
「カボス」を生かした総合的な学習
草野 茂生
能代平野のあきたこまち
食べて知るふるさとの良さ
加藤 成二
新潟平野のコシヒカリ
コシヒカリはおいしくてたまらない
赤坂 真二
愛知・碧南市のいちじく
いちじく畑はまるで工場だ!
角谷 和彦
愛知・扶桑町の守口大根
「食欲」と「追究意欲」を増進する守口大根
深谷 圭助
栃木のかんぴょう
栃木のかんぴょう大へんしん
町井 富子
千葉のなし
“二十世紀ナシ”のルーツ
石井 和生
冬が旬のネタ
広島のカキ
日本一のカキの疑問に迫る
迫田 一弘
島根のシジミ
シジミを通して環境についての学習をしよう
本井 訓
下関のフグ
フクと生きる街 下関
前田 憲明
札幌の雪祭り
雪祭りで日本が見える世界が見える!
新保 元康
灘の酒づくり
伊丹の酒は うまいぞ
平岩 敏代
ファインダーがとらえた授業診断
楽しく鍛える授業の典型
有田 和正臼井 忠雄
有田編集長のメッセージ
有田 和正
はてな?出題 こんな内容をどう教えるか
水を巡る紛争、どう教材化する?
有田 和正
コンピュータ授業への誘い (第7回)
デジタルカメラを使う
後藤 康志
授業に役立つホームページ
総合的学習/総合的な学習の悩み解消!元気の出るサイトたち
横藤 雅人
教科学習/国語科に役立つHP―方言
渡辺 直人
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
社会科/コンビニから学ぶ『川下から川上へ』
沼澤 清一
道徳/「いやだ」と思う心で、公共心・公徳心を育てる
佐藤 幸規
子どもが本気で取り組む難問と解説 (第7回)
国語低学年/工藤直子の詩を読む―話者はだあれ?
二瓶 弘行
国語中学年/ことわざに強くなろう
岩下 修
国語高学年/どこか変だよ!この日本語!
横田 経一郎
社会中学年/地図の見方の基本
田中 力
社会高学年/「葵徳川三択」で歴史授業の楽しさを回復!
西尾 一
算数低学年/えやずをかいてかんがえよう(2)
井関 和代
算数中学年/10月・日本一周[難問]ワーク
福山 憲市
算数高学年/頭をひねって考えよう!
荒井 健司板倉 弘幸
理科中学年/光をかがみではねかえそう
中谷 康博
理科高学年/「人と動物の体」の難問
戸井 和彦
子どもの笑いをさそうユーモア小話
読み違いの生む笑い
野口 芳宏
白は汚れやすいからいや
有田 和正
わたしの書評
『「生きる力」を育む社会科授業』
21世紀型社会科授業の具体的な提案
國師 洋之
地域の教材開発を行う時の参考書
千葉 昌之
いい本みつけた!
いのちと愛をはぐくむ性教育
杉浦 友昭
みみずのカーロ
上田 俊宏
わたしが見た面白い授業
平成六年度富士市立原田小学校六年三組
角田 幸彦
〜図工科ライトグラフィー〜
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
基本・国語科授業入門 (第29回)
文語調の文章に親しむ実践
野口 芳宏
〜「山のあなた」(2)〜
総合的学習の教材開発 (第7回)
「トイレから世界が見える」の授業(5)
有田 和正
編集後記
有田 和正
写真構成・総合的学習の教材開発 (第7回)
食農体験から新しい世界が見える
濱松 寿

有田編集長のメッセージ

 総合的学習の教材になるものはたくさんある。教材にならないものはないといっても良いくらいである。

 しかし、教材化がどれくらいできるか。それが教師の能力の一つである。

 教材にも、「旬」のあるものがある。その旬に学習すると、学習効果が大きいものがある。そうならば、旬を生かしたほうが得策である。

 例えば、北海道のじゃがいもは、秋に取り入れられ、売り出される。教材化するには秋が旬である。

 同じように、サケも秋から冬にかけておいしくなり、全国に出荷される。まさに秋が旬である。

「秋ナスは嫁に食わすな」といわれるくらい、日本の秋の農作物は、おいしいものがたくさん生産される。

 このときを生かして教材化すると、情報が入手しやすいし、食べたり、取り入れをしたりと体験学習もしやすい。

 農作物だけではない。「秋さば」ということばもあるように、海の幸も秋においしくなるものがおおい。

 「初鰹」は別として、一般に魚は秋から冬にかけて脂が乗り、おいしくなる。

 いわゆる旬である。

 観光地などにも、旬がある。紅葉の美しいところは、秋が旬である。観光客も大勢訪れる。

 温泉のあるところなどはどうか。

 例えば、熱海温泉は、七月 百五万九千人、八月 百六十万八千人、二月は百三十八万二千人と、二つの山がある。旬が、夏と冬の2回あることになる。

 冬が旬のものにも、広島のカキ、下関のフグ、有明海の海苔など、たくさんある。

 地域の達人に、地域の旬のネタを開発し、教材化していただいた。

 これはほんの一例である。これをもとにして、それぞれの地域にふさわしい教材を開発し実践してほしいと願っている。

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