教材開発 2001年12月号
見た!聞いた!―こんな授業をしてみたい

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教材開発 2001年12月号見た!聞いた!―こんな授業をしてみたい

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2001年11月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 見た! 聞いた! こんな授業をしてみたい
巻頭論文
いい授業を見て、具体的な目標を創る
有田 和正
教材(ネタ)がすごい授業
すごい教材と優れた指導技術が一体化すると頭の中に「!」と「?」が炸裂する
浅川 清
こんな教材(ネタ)を開発してみたい!
長野 篤志
頭上にアンテナを高く広く張れ
山田 洋一
指導技術がすごい授業
優れた教師は子供の感性を刺激する
阿武 誠
すごい授業に隠されているもの
平塚 昭仁
堀裕嗣氏と高橋正一氏から新しい指導技術を学ぶ
石川 晋
子どもの学習技能がすごい授業
教材・発問+αで学習技能を楽しく鍛える
平山 道大
話す技能を育てる授業をめざして
佐々木 智穂
見た!伴学級の子どもたちの学習技能―脳みそフル回転の子どもたち
波戸内 勝彦
「なぜぴょん太」と「メェー探偵」登場
蓮見 優子
子どもの表現力がすごい授業
表現力がすばらしい それは、子どものいい顔にある
温泉 敏
思いや願いを生かした体験や活動がすばらしい表現力を
小川 義一
「みんなちがって みんないい」表現ができるためには
越前 芳広
この子たちの資料の分析力・発表力はどこからくるのか…
新貝 朗
子どもの表情がすごい授業
「名人」の授業から“秘訣”を探る
戸田 正敏
子どものすごい表情を引き出すには布石の連続で!
福村 貴博
子どもの願いが地域を動かした総合的な学習―ぼくたち・わたしたちと高瀬川
伴 季子
自信に満ちた顔をつくりだす
末永 賢行
子どもの文章力がすごい授業
夢中になって書かせる授業
庭野 三省
継続して書きたくなる題材の提供を
原 和広
何年たってもすたれない作文指導
古川 光弘
細分化したステップを数多く用意して文章力をつける
山口 美智子
クラスの雰囲気がすごい授業
自作教具の利用とネタ開発でクラスに“意欲的な学習の雰囲気”を創る!
那賀島 彰一
説明的文章の「ザ・授業」
桂 聖
母の授業―昭和二十九年沼久保小学校
角田 幸彦
みんなの目の輝きがすごい!
曽根田 靖志
教師と子どもの人間関係がすごい授業
考えたこと・難しいことでも大丈夫 先生がなんとかしてくれる
平岩 敏代
「あたたかさ」を感じた授業―鈴木惠子氏の『雪わたり』
中嶋 敦
ギャラリートークで「認められる自分」を実感させよう
大木 圭
子どもが本物の問題と向き合って解決しようとする授業―有田和正+小幡肇
近藤 由紀彦
子どもの動きがすごい授業
学習システムを身に付けているからすごい
新牧 賢三郎
子どもたちをやる気にさせたものは?
瀧塚 崇
開かれた心
沼澤 清一
向山学級の討論の授業ビデオから受けた衝撃
中谷 康博
有田編集長のメッセージ
有田 和正
ファインダーがとらえたこの授業ここが素晴らしい
田邉源裕氏の「室町文化」の授業
小野 武利田邉 源裕
〜調べて考える力を育てる〜
教科の基礎学力をつける指導 (第9回)
国語/書く力を育てる指導法2
大越 和孝
社会/年表の活用
小林 宏己
算数/「古典算」を見直す
中村 享史
理科/子どもの不思議感覚の覚醒
露木 和男
授業を楽しくする「はてな? 不思議」発見 (第9回)
生活・総合/学習発表会を見直そう! 意欲を高め、自然体での発表を
野田 敦敬
からだと健康/「うんこ化石」が問いなおす! 現代っ子の食生活
住田 実
面白い本みつけた
『これからの環境教育 まちはこどものワンダーらんど』
西郡 泰樹
『授業を変える学校が変わる』
小長谷 恭彦
授業・生徒指導に生きるユーモア小話
私の夏の思い出
福嶋 顕勝
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
総合学習/いろいろな世界へと発展できる教材で〜醤油からいろいろな世界を見つめる〜
角谷 和彦
総合的な学習/ヤギの飼育から生まれる総合的な学習
草野 茂生
わたしの学級づくり
学級経営の自己点検を!
山内 勝利
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第9回)
道徳「生きる意味」の授業(下)
野口 芳宏
〜4年生から中学生ぐらいまで〜
総合的学習の教材開発 (第21回)
159名でわさび生産日本一
有田 和正
〜山葵日本一(中伊豆町)を教材化する(3)〜
編集後記
有田 和正
総合的学習の教材開発 (第21回)
ようこそ附小へ
藏敷 真吾
〜車いすで生活する内田さん〜

有田編集長のメッセージ

 若い頃、「ザ・授業」といえるすごい授業に偶然に出会い、今もこの授業を「めあて」にして修行を続けている。

 同じ頃、奈良で社会科の全国大会があって参加した。一日目が終わって旅館へ行ったら何と二〇人くらい一緒の大部屋でびっくりした。

 これじゃ寝れないなあと思っていたら、二つくらいの輪になって議論を始めた。一つの輪の外側でじっと耳を傾けていると、なかなか面白い。これはいい部屋に入ったなあ。

 それで、ノートを出して面白いと思ったこと、そうかそんなことなのか、こんな考え方もあるのかといったことをメモした。

 わたしのこうしたことをじっと見ている人がいたことが後でわかった。その先生は「ボクは算数が専門なんだ。社会科のいいところを算数に取り入れようと勉強にきたんだよ」と言いながら、研究の面白さ、授業の面白さを話してくれた。

「岐阜に後藤という社会科のプロがいるから一度会ってみたらどうか。わたしが紹介してあげるから」とも言って下さり、奈良から岐阜へ移動した。後藤先生は県庁の県史編纂室で仕事をされていた。コーヒーを飲みながら、一時間余社会科授業を面白くする内容や方法について語ってくれた。

 自分の目で見た「ザ・授業」と後藤先生に聞いたことをプラスして、「めあて」というか「あこがれ」の授業を頭に描いて、それをめざして努力している。

 教師には、誰しもわたしのような経験があるはずである。それを整理し、まとめてみたいと考えた。

 教材(ネタ)のすごい授業、教師の指導技術のすごい授業、子どもの学習技能のすごい授業、子どもの表現力や表情、文章力などのすごい授業等々、いろいろなすごい授業をまとめて、「こんな授業をしてみたい」と具体的なイメージを描いて努力してみたらどうか、と考えた。

 多くの方々にすごい授業を紹介していただき、多くの方々が授業の腕を上げられるように願って本特集を企画してみた。

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