教材開発 2002年4月号
子どもが「これは面白い!」という教材開発40例

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教材開発 2002年4月号子どもが「これは面白い!」という教材開発40例

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2002年3月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもが「これは面白い!」という教材開発40例
巻頭論文
「見えているようで見えていないもの・わかっているようでわかっていないもの」を教材化する
有田 和正
子どもが新しいことに目を開かれる教材開発
調べていくなかで新たな発見がある教材
森崎 淳一
ツアーで発見
佐藤 民志
身近にある分数
吉田 博実
新しい素材を用いた理科実験
日外 政男
身近にあるのに見えない教材開発
おいしい給食の秘密発見
小松 成子
見てびっくり!を生きる力に
飯田 惠里子
阿津賀師山の防塁から頼朝が見える
菅野 敏彦
鉛筆を知ればペンシルになる?
伊藤 誠一
子どもの考えをひっくり返す教材開発
見方や考え方の見直しを
附田 裕哉
実物教材と日本人の技術力
阿左美 宏明
健康って買うもの?!
北島 由紀子
「104」に電話すると…
河原 和之
子どものおどろく意外性のある教材開発
おみやげを使った授業
内山 義朗
鮮烈な出会い
北岡 隆行
2の段の九九を回転寿司で考える
森田 新一
子どもの活動する場をつくる
岡田 広示
「もっと早く教えてくれればよかったのに!」という教材開発
地図帳からのネタをさがす
風間 敏明
付箋を使って楽しく辞書活用
冨永 泰寛
「ペア&はさみ」で楽しく「読む力」を育てる
水玉 匠紀
国語辞典で言葉のおもしろさを
山内 侯次郎
「こんな見方・考え方ができるの!」という教材開発
角砂糖は燃えるか
澤田 靖
立場を変えて「消防署」の学習を
西川 英臣
みそは薬?
松本 史彦
絶滅寸前だった!鹿児島の「黒豚」
木田 博
「へえー、こんな読み方ができるの?」という教材開発
見ているようで見ていない当て字クイズ
鎌田 哲治
国語教科書とびらの詩を群読で
外川 典子
子どもをハッとさせ、読む意欲を高める詩の授業
森川 正樹
変化のある読み方の工夫
小野 守
「こんなこと学校でやっていいの?」という教材開発
タラタラ、カラカラ、ペコペコ、笑顔の体験を
表 克昌
思い切った二つの実践
松石 麻紀子
もっと活用しよう保護者の力
大山 和則
遊びから自然に本格的な活動に発展する教材開発
ゲーム感覚で身に付く電車の利用の仕方
三洲 龍太
砂の造形から環境学習へ
村田 拓也
発見いっぱい、町探検
竹岡 真由美
「なんだこんなもの→あれっ?」という教材開発
身近なお菓子の秘密を探る
浦崎 直哉
「マルチング」をマルチに追究する
久永 浩幸
藁から環境問題が見えてくる
中田 寿幸
追究すればするほど面白くなる教材開発
楽しく跳べるプチ・リズムなわとび
小濱 誠
飲めない水道水ってあるの?
木色 泰樹
金時豆から芽が出た!
斎藤 俊明
有田編集長のメッセージ
有田 和正
子どもに働きかける教室・学校環境(写真と解説)
学びの力を育てるみどり単元学習
野村 都久男
サークルの教材開発 (第1回)
旭川支部/「なぜかというと」カードで発言技術アップ
竹内 健
サークルの教材開発 (第2回)
奄美支部/貴重な経験から得た「松葉杖状態の人のことを考える」授業
徳田 洋広
面白い本みつけた
『山原船がきた海辺の町』
新垣 誠
『「追究の鬼」を育てる学級づくり』
竹岡 正和
子どもの心を明るくするユーモア小話
耳と心のスイッチオン
小室 由希江
総合的学習・課題づくりの手順 (第1回)
内容をかみくだき「はてな?」を引き出す
有田 和正
クイズで学ぶ基礎・基本 (第1回)
国語*音読あそび/基礎・基本に培う「ことば表現遊び」の授業づくり
桂 聖
社会/絵で学ぶ歴史クイズ
高口 典門
算数/計算が確実にできる力
細水 保宏
理科/クイズは場面によって生きてくる
岡田 篤
保健室から見た教師と子どもの健康 (第1回)
先生もリフレッシュを
尾花 美恵子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
総合的な学習/おおいに地域ともりあがるたのしい総合を
杉浦 真由子有田 和正
中学美術科/ピクトグラム
高橋 正和有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第13回)
道徳「生命の大切さ」の授業(上)
野口 芳宏
〜己れ一人の命にあらず〜
社会科・基礎・基本用語の指導 (第1回)
3年生で指導したい基礎的用語
有田 和正
編集後記
有田 和正
基礎教科の教材開発 (第1回)
石から広がる社会科授業
恒川 徹

有田編集長のメッセージ

 教師が「教材を開発する」のは、


・子どもの学習意欲を引き出すため

・子どもに学力をつけるため

・子どもの人間性を高めるため


であることは間違いありません。

 子どもに学力をつけるにも、人間性を高めるにも、その前に「学習意欲」を引き出さねばどうにもなりません。

 学習意欲を引き出すには、子どもに「これは面白い!」と思わせ、「これを調べてみたい」「このことについて知りたい」と思うようにすることです。

 しかし、「教師は、教え方のプロではあるが、教える内容のプロではなくなってしまっている」(『学力があぶない』岩波新書)という指摘がなされています。

 「そんなことはない。これを見てください」といえる事実を提示しなければ反論にはなりません。

 本号は「日本の教師はこんなに面白い教材の開発をする力がありますよ」ということを内外に示したいと考え、表記のような特集を組みました。

 子どもたちが「これは面白い!」と身を乗り出してくる教材・ネタは、子どもに新しいことに目を開かせる教材であり、身近にあり毎日見ているのに見えていない教材であり、子どもの考えをひっくり返す教材であり、子どもがあっと驚く意外性のある教材です。

 例えば、ポストの投函口の右と左はどう違うのか、〒マークはいくつついているかと問うても、毎日見ているのにわかりません。「はてな?」意識がなければ見えないのです。そこをつくと面白い教材になります。

 六年生に「向山式要約法」を教えたとき、子どもが「もっと早く教えてくれればよかったのに!」といいました。子どもにその面白さがはっきりわかったからです。

 こんな教材・ネタを40も入れました。みんなユニークで、必ず「すぐ追試してみたい」と思うことでしょう。どうぞ本特集で、子どもたちの学習意欲を引き出してください。

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