教材開発 2002年5月号
「子どものユーモア力」をアップする技術と教材の開発

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教材開発 2002年5月号「子どものユーモア力」をアップする技術と教材の開発

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2002年4月
対象:
小学校
仕様:
B5判 76頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 「子どものユーモア力」をアップする技術と教材の開発
巻頭論文
「ユーモア力」をアップするいくつかの方法
有田 和正
いい授業にはユーモアがある
子ども達に安心感と元気さを
遠山 章夫
ユーモアは思いやりと知的好奇心をくすぐる手だて
石川 洋一
いい教材・ネタにはユーモアがある
セレンディピティーを育てる
石井 和生
ユーモアのある教材が授業を変える
白井 博司
ユーモアを育てる授業・育てない授業
「慎むべきもの」から「必要なもの」へ
佐藤 正寿
「ユーモアを育てる授業」をすれば子ども達は必ず「笑顔」になる
橋本 豊
笑いから引き出される知性
吉岡 剛
教師は心の「ゆとり」と演技力を
柴崎 秀樹
ユーモアを引き出す対応の技術
ユーモアは信頼関係から
石黒 祐美子
関西芸人に学べ!!
小宮 孝之
教師のセンスに子供は学ぶ
毛利 祐子
おもしろいことをおもしろく
桐生 厚志
笑いの絶えない学級づくりの技術
笑いの絶えないシステムづくりを
稲葉 忠之
朝一の笑いはフリートークから
田中 敬二
シチュエーションが笑いを創る
太田 充
学校は楽しいところだ
安部 哲也
思わず笑いを誘うユーモア話術
ユーモアのある話術に必要な4つの前提
白石 和弘
「おもしろく見る」視点の提示を!
小田原 誠一
ユーモア話術は高度な切り返しの技術
野崎 明
ときには「悪意」が笑いをつくる
田中 伸一
子どもの作文をユーモア教材にする
つまらない作文からつまる作文へ
鈴木 博子
子どもの見方・考え方を鍛え、ユーモアのある作文へ
星野 剛
ユーモア力も個別評定で
與賀田 忠倫
「クスッと笑える文」を探して、見つけて、トライトライ!
山下 恵理子
計画的にユーモアを引き出す教材開発
言葉は生きもの・言葉にこだわって
星野 起久子
子どもの素朴概念をとらえ、追究を予測する
荒田 修一
「番組作り」でユーモアを引き出す
黒須 親章
ユーモアいっぱいにアートするススメ
堀口 基一
こんな教材がユーモアのある子を育てる
教師自身が教材になる
工藤 真弘
大胆な発想で、「家宝」を教材に授業展開を!!
駒沢 嗣夫
五・七・五でレッツ スタデー イングリッシュ
上野 悟
この世の中で、一番、横顔の素敵なのはだーれだ
北川 由美
笑いながら基礎学力をつける教材の開発
笑いがおこってすぐ調べたくなる授業
片倉 信儀
書いて笑って、読んで笑って、くっつきの「は」の学習
中川 隆芳
目の二重まで、意識して描ける、酒井式「先生の顔」
中橋 利之
地図上を歩くと地域が見え、地図記号が見える
柴田 尚子
ユーモアを理解できる教師・できない教師
教材研究でユーモアを理解できる教師になる
金子 明弘
子どもは「知的存在」言葉かけは知的に
熊谷 直樹
ユーモアは変化球投手で
佐土原 隆
子供への対応がちがう!
山本 浩一
有田編集長のメッセージ
有田 和正
子どもに働きかける教室・学校環境(写真と解説)
「肢体不自由養護学校のヒミツ」
金澤 聡
サークルの教材開発 (第3回)
岡山県・サークルやまびこ/子どもたちに夢と希望と目標を与える「プロジェクトX」の教材化
南 惠介
サークルの教材開発 (第4回)
佐賀県・門前小僧の会/サークル学習から地域の良さが見えてくる!
松尾 天
面白い本みつけた
『総合的な学習で町づくり』
大浜 覚
『実践!すぐに役立つ「勉強の技術」』
國師 洋之
子どもの心を明るくするユーモア小話
ユーモアを育てる「や・ゆ・よ」
藤本 浩行
総合的学習・課題づくりの手順 (第2回)
知識がないと「はてな?」が見えない
有田 和正
クイズで学ぶ基礎・基本 (第2回)
国語*説明文の対話遊び/基礎・基本に培う「ことば表現遊び」の授業づくり
桂 聖
社会/消防クイズ
高口 典門
算数/見積もりと計算する力
細水 保宏
理科/開始場面で生きるスタートクイズ
岡田 篤
保健室から見た教師と子どもの健康 (第2回)
先生も健康診断を受けて
尾花 美恵子
私の教材発掘 読者とのツーウエイ
総合的な学習/身近に起こった地震から1単元の学習を創る
戸井 和彦有田 和正
総合的な学習/食の授業―人間は草食動物の仲間か、肉食動物の仲間か
森下 人志有田 和正
教材・授業開発研究所情報
有田 和正
手の内公開・教材研究と発問づくり (第14回)
道徳「生命の大切さ」の授業(下)
野口 芳宏
〜生かされて今がある〜
社会科・基礎・基本用語の指導 (第2回)
4年生で指導したい基礎的用語1
有田 和正
編集後記
有田 和正
基礎教科の教材開発 (第2回)
素材に注目して科学する目を育てよう
藤川 信利

有田編集長のメッセージ

 子どもは、本来ユーモリストだといわれます。しかし、授業を参観させていただくたびに感ずるのが、「ユーモアがないなあ」「面白くないなあ」ということです。

 指導する教師にユーモア精神が不足していることも大きな要因でしょう。わたしは、


「一時間に一度も笑いのない授業をした教師は、授業終了後、ただちに逮捕する」という条文を、学習指導要領の総則の1に入れよう


と冗談を言っています。これに賛成する方が多いです。

 ということは、多くの教師が「ユーモアが足りない」と思っているのです。ユーモアのある話をすると、大変喜ばれます。

 ユーモアのある楽しい授業をし、子どものユーモア力をアップするには、まず教師がユーモア力をアップしようと努力しなければなりません。そして、子どものユーモア力をアップする技術を身につけ、そういう内容のある教材開発をしなければなりません。

 本号は、教室に笑いが絶えないようにするための教師の技術と教材の開発を特集にしました。

 ユーモアを育てる授業とは、どんな授業でしょうか。ユーモアが育たない授業から考えてみるとその答えがわかるように思います。

 子どもとの対応の技術によってユーモア力をアップすることも可能です。しかし、この時、教師のユーモア力や人間性も問われます。

 つまり、教師が明るくユーモアのある人だと、クラスがまたたく間に明るくなり、笑いの絶えないクラスになるのです。

 教師の話術によっても、子どものユーモア力をアップできるものです。どんな話術が必要なのでしょうか。

 教師の人間性や技術もありますが、何よりもユーモアを含み込んだ教材を開発し、それを子どもに提示することが効果的です。まちがいなくユーモア力をアップできるものです。このような教材を開発することができるかどうかが大きなカギです。

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