- 特集 「これは事件だ!」といわれるような研究授業のネタ
- 巻頭論文
- 「いいネタ」と「調べ方」で事件を引きおこそう
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- わたしが見た「これは事件だ!」という授業
- 計算が苦手な子どもがヒーローになる算数
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- 生意気な私を変えてくれたK先生の授業
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- 根拠の明確な討論が続く授業
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- 答え合わせの授業公開?
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- 鍛えれば事件は必然的に起こる
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- 時代は後からついてきた!オールイングリッシュの授業
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- 戦国武将の人気が変わった
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- 子どもたちの歓声が響き合う良い授業づくりの条件とは?
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- 「事件だ!」といわれる国語科研究授業のネタ
- 低学年/コミュニケーション能力を育む「語感を磨く」授業
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- 低学年/“光ることばさがし”と“感情曲線”で、物語の読み取りを
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- 中学年/中学年の読みの授業はこのネタで!
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- 中学年/なぜ、討論ができたのか?
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- 高学年/「海のいのち」で論争をまきおこそう!
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- 高学年/視点づくりで事件を起こす
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- 「事件だ!」といわれる社会科研究授業のネタ
- 中学年/すごい看板からは、すごい人が見えてくる
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- 中学年/くらしの中の当たり前をゆさぶる「5色のごみ指定袋」の教材化
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- 高学年/「モノとその使い方、そして、子どもの意見への切り返し」を考えれば、事件は起きる!
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- 高学年/木を切ることも森林保護だ
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- 「事件だ!」といわれる算数科研究授業のネタ
- 低学年/問題文をしっかり読んで、早とちりのないように!
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- 低学年/日常の中の小さな事件を大切に
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- 中学年/ひし形で鶴が折れるって本当?
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- 中学年/完結しない授業
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- 高学年/気軽なITで授業がかわる
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- 高学年/体験参加型で研究授業に事件を起こそう
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- 「事件だ!」といわれる理科研究授業のネタ
- 中学年/パソコンで観察力が高まる
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- 中学年/エ?!と思わせるネタ提示を
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- 高学年/授業のネタは植物の種子(タネ)です
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- 高学年/アントシアニン系色素の威力
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- 授業を10倍楽しむネタ
- 教師力アップのために授業名人の話に耳を傾ける
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- 面白計算漢字で楽しもう
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- 振り返りはヒーローインタビューで
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- 聖徳太子の十七条憲法から、日本がなすべき国際貢献のヒントが見えてくる
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- 遊ぶことより勉強の方が楽しいというネタ
- 楽しくなるひと工夫
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- 「テーマ学習」で楽しく家庭学習を
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- 「魏志倭人伝」は、ADHD児を含めて、子供の知的好奇心をくすぐる
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- ドリルを10倍楽しむネタ
- 漢字ドリルを様々な方法で楽しむ
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- 先生と子どもがいっしょに作るドリル
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- 「できるようになった」楽しさは本物の楽しさ
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- 子どもがときめきを感じる「物・資料」
- 低学年の授業は、「もの」で引きつける
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- 有田編集長のメッセージ
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- 授業にすぐ使えるクイズ
- クイズ→演示実験で授業を盛り上げよう!
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- 情報交換のページ
- 教材・授業開発研究所/道北教育サークル
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- 教材・授業開発研究所/英田・作用支部
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- 教材開発力を鍛える (第6回)
- [問題]752年大仏を造ったのはなぜか?
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- 教材解釈
- 民衆への「迎合」
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- 大仏作って「こんでええねんか?」
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- 仏教への傾倒と対外政策の二面性
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- 長屋王の変に端を発した大仏造営
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- アメとムチの政治戦略
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- 大仏造立は、国際的地位を高めようとする国家のイベントだ!
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- 祟りへの恐れと国際戦略が大仏を造らせた
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- [コメント]いずれもユニークな解釈で面白い
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- 日本国憲法の新教材開発 (第8回)
- はっきりしないことに意味があるのです
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- 〜第三章「国民の権利及び義務」の教材研究@〜
- 琉球の風《総合・修学旅行の手引き》 (第11回)
- 古都首里の歴史散歩道
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- 〜ヒジガービラまーいを歩く〜
- 面白い本みつけた
- 『使える社会科ベーシック1〜5』
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- 『算数を忘れた国の冒険 脱出編』
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- 授業の腕をあげる教材開発の方途 (第8回)
- 国語/知的な活動が生まれる技術を
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- 社会/『NEWS』の壁を越える(2)
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- 算数/発展的な学習のための教材開発(3)
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- 理科/台所の科学(2)
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- 総合/「総合的な学習」の評価の原点
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- 〜評価にこだわることの大切さ〜
- 子どもの心を明るくするユーモア小話
- 教室で使えるおもしろ小話
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- 私の教材発掘 読者とのツーウエイ
- 図工科/「酒井式顔の書かせ方」を使った心温まる題材二例
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- 総合的な学習/無洗米で環境学習
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- 教材・授業開発研究所情報
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- 手の内公開・教材研究と発問づくり (第44回)
- 『お手紙』(光村2下)(その1)
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- 〜挿し絵と登場人物〜
- 授業力アップ術と教材開発 (第8回)
- 「長野県」で社会科授業をする(1)
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- 編集後記
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- 教科・総合の教材開発 (第20回)
- みんなで地域を考えよう!
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有田編集長のメッセージ
今は昔、東北のある大学教官から、夜遅く家に電話がありました。
「今日、わたしの教え子が、すばらしい社会科の授業をしました。その授業は有田さんをこえていました、卒業して三年目というのに。先生もがんばらないと、若い人にすぐおいこされますよ」
と、大変なご機嫌でした。
「さすが先生の教え子だけありますね。でも、一年に一回くらいは偶然そういういい授業ができることがあるのです。明日行ってみたら、見るも無残という授業をしているかもしれませんよ」といいました。
それから、二度と電話はありません。
わたしでも、一年に一回くらいは偶然びっくりするような授業ができることがあります。これは、ある条件が重なってまさに偶然おこる現象です。
子どもに力をつけるには、ある一定レベルの授業が継続的にできなければなりません。
しかし、一年に一回でもいいから、計画的に「事件」といわれるようなすごい授業をしてみたいものです、特に、研究授業では。
そこで、本号では、「事件だ!」といわれるような授業を、計画的にまちがいなく創り出せるようにする手だてを特集してみました。
時は十一月、研究授業シーズンです。
「これは事件だ!」といわれるような授業をやってみようではありませんか。そして、評価を高めようではありませんか。
国語には国語独特のネタがあります。これを使えばまちがいなく「事件」をおこせる、というネタを提案していただきました。
社会・算数・理科ともに、低・中・高と「事件を必ずおこすネタ」を、その道の達人に提案してもらいました。
「教育」は計画的でなければなりません。偶然を狙ってはいけません。
わたしが、自ら開発したネタの中にも「事件になる」というネタがかなりあります。わたしでさえいくつかのネタをもっているのですから、今の優秀な先生方はもっともっているはずです。それを公開していただきました。
秋には「事件」がおこります。
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- 明治図書