- 特集 習熟度別学習のメリット・デメリット
- 誰もが「分かる」「できる」学習で、学力は伸びたが……
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- 習熟度別学習とその意義
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- 本来の目的と趣旨に基づいた実践を
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- 先進校の成果と課題を活かそう
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- コーディネーター的な役割を生かして
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- 思考力を伸ばす授業の創造
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- 習熟度別学習の有効性と課題
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- 授業形態の工夫で、きめ細かな指導
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- デメリットの少ない習熟度別学習
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- 「入れ物」から「中身」へ
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- 本校における習熟度別指導の変遷
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- 教師側のメリット・デメリット
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- “形”よりも“中身”を大切にした少人数指導
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- 子どもの視点からみた習熟度別学習
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- 算数Short story (第36回)
- 0で割る割り算のこと
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- 授業力アップ! 今月の授業と評価
- 【第1学年】多い方を求めよう
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- 〜おおいほうすくないほう〜
- 【第2学年】数の直線を見て考えよう
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- 〜10000までの数〜
- 【第3学年】2けたをかける筆算をしよう
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- 〜かけ算の筆算(2)〜
- 【第4学年】分数を分類しよう
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- 〜分数〜
- 【第5学年】円周と直径の関係を調べよう
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- 〜円〜
- 【第6学年】等しい比を考えよう
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- 〜比とその利用〜
- 算数が好きになる問題
- 小学1年/数のすごろく
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- 小学2年/こうこくでおかいもの
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- 小学3年/重さのふしぎな話
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- 小学4年/分数勝ち抜き戦!!!
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- 小学5年/買い物に行こう!
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- 小学6年/数のピラミッドに挑戦してみよう!
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- 算数授業奮闘記 (第36回)
- 「?」は「分かった!」への第1歩
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- 個に応じた発展問題事例 (第36回)
- 1年・さんすうとせいかつ/2年・10000までの数/3年・はこづくり/4年・分数/5年・円/6年・6年のまとめ
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- 算数教育ホットニュース (第36回)
- イギリスの国家テスト
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- 若い教師のための算数指導入門 (第12回)
- 次の学習を促すまとめと評価
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- わかる・楽しい授業の実現をめざして (第12回)
- 数の感覚を身につける「ありがとうワールド」
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- 学ぶよさ・楽しさを味わえる海外の算数教材 (第12回)
- 第12回国際調査PISAの結果から
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- 算数授業達人への道 (第12回)
- 子どもと授業を作ろう
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- 認知心理学から見た算数授業へのヒント (第12回)
- 学習の転移
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- 全国研究校だより/北から南から (第11回)
- 香川県大野原町立大野原小学校
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- 編集後記
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- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- 数字クロスワード
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編集後記
確かな学力の定着がさけばれてから,個に応じた指導の一つとして少人数指導が各地で実践されています。中でも,習熟度別学習は試行の段階から一歩踏み出しており,成果もでてきているようです。
習熟度別学習によって,下位の児童がいきいきと活躍する授業場面に何度も出くわしました。また,上位の児童も授業のテンポがあがり,適切な教材が与えられているので,やる気のある姿が見られます。
少人数指導の習熟度別学習では,家庭的な雰囲気で質問しやすい教室の雰囲気が創られています。安心感のある授業と言えるでしょう。
これらのメリットを現場の教師は肌で感じていると思います。
反面,習熟度別学習を導入していても,実際には,下位の児童の授業なのに中位の児童に対する教材及び指導法の教室も見受けられます。また,学校内の教師の配置・運営も大変なようです。
そこで,今回は習熟度別学習の授業が普及してきた現在において,改めて「習熟度別学習のメリット・デメリット」を考えてみたいと思い,特集を組みました。そうすることによって,いっそう,習熟度別学習のよさが浮き彫りになってくると思われるからです。メリットをさらに伸ばす工夫,デメリットを克服するヒントは,現場の教師にとって光となることでしょう。
(志水 廣)
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- 明治図書