- 特集 キーワードでわかる移行措置
- 総論
- 移行期における算数指導の留意点
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- 学年別実践事例
- 1年/面積、体積の比較
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- 2年/簡単な分数(1/2や1/4など)
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- 3年/□などを用いた式
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- 4年/四則計算の結果の見積り
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- 4年/面積の単位(a、ha)
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- 5年/ひし形・台形の面積の求め方
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- 5年/図形の合同
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- 6年/メートル法の仕組み
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- 6年/縮図や拡大図
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- 6年/文字を用いた式(a、xなど)
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- 6年/起こり得る場合
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- 算数Short story (第84回)
- 3月・春・spring
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- 【付録】小学校算数の移行措置について
- 授業力アップ! 今月の授業と発問
- 【1年】かいものごっこ
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- 〜おかいものごっこ〜
- 【2年】3ステップで数の構成を考えよう
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- 〜10000までの数〜
- 【3年】重さをしらべよう
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- 〜重さ〜
- 【4年】帯分数の意味と表し方を知ろう
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- 〜分数〜
- 【5年】まわりの長さを求めよう
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- 〜円周と円の面積〜
- 【6年】ドルフィンのまほう学校
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- 〜割合を使って〜
- 算数が好きになる問題
- 1年/すうじのうみにうかぶたからじまをめざそう!
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- 2年/数カードを使って! できるかな?
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- 3年/おなじ重さのものはどれでしょう
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- 4年/□や〇を使って式に表そう
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- 5年/缶ジュースをまとめて
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- 6年/答えが小さいかけ算ベスト10を見つけよう!
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- 算数教育ホットニュース (第84回)
- 新学習指導要領の移行期を目前にして
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- 学力テスト予想問題にチャレンジ! (第12回)
- 学習への活用
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- 〜考え方を解釈し、使う〜
- 新教育課程で算数科はどう変わるのか (第24回)
- 算数教育はどこに向かうのか
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- 算数好きの子どもを育てる授業の改善 (第12回)
- 算数好きの子どもを育てる算数教室経営の軸
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- 移行期:算数授業の課題と実践の展開 (第6回)
- 授業時数をどう生み出すか
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- 指導と評価と支援の一体化 (第12回)
- 既習事項・既有経験の定着と活用
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- 活用力を育成する教材開発 (第6回)
- 測定の方法を工夫すると(6年)
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- 〜比例の関係が成り立つとみたてて〜
- 編集後記
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- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- 砂時計を使って時間をはかってみよう
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編集後記
算数科では,新学習指導要領は4月より前倒しで移行措置として実施される。新しく入る指導内容は,現在,20代,30代前半の教員にとっては初めて教える内容である。編集部では,「キーワードでわかる移行措置」を取り上げ,新学習指導要領への理解を図ることとした。
総論では,日野氏には新学習指導要領の改訂の方針について6点と移行措置についての全般的な留意点を述べていただいた。特に各領域にわたるスパイラルな指導内容についての具体的な指摘は重要な項目である。学び直しの機会は,算数概念のより深化をもたらすことになる。
各論では,各キーワードにそった教材のポイントや,実践展開例及びモデル案を述べていただいた。それぞれにとても興味深い実践例であった。ハンカチやお弁当箱で面積・体積の素地指導,どれも1
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2という不思議,魔法使いの箱で□の式を,キズネール棒,体育館や学校の敷地面積,台形の面積の決定条件,宝探しで合同を,面積で拡大の意味を,写真取材でメートル法を,イベントカードで文字式を,並び方から分類整理を述べていた。移行措置前であるのにもかかわらず先進的な実践例を考えてもらった。この労苦に感謝したい。移行措置をスムーズに乗り切るためにも,しっかりと教材研究をして本誌事例のようなアイデアのある授業展開を試みてほしい。
(志水 廣)
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- 明治図書