- 特集 成功する算数授業A ノート指導の基礎・基本
- 成功する算数授業A ノート指導の基礎・基本
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- 総論
- 学習のあしあとがのこるノートづくり
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- 算数指導とノート指導のあり方
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- 継続は力なり 全校でノートづくりを
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- 学年別実践事例
- 1年/基礎・基本をしっかり押さえる
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- 2年/自分の考えを表現する道具としてのノート指導
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- 3年/ノートの大切さがわかる指導を
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- 4年/愛着がもてるノートを目指して
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- 5年/かかわり合いの中で進化するノート
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- 6年/考える楽しさを実感する学習のために
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- 算数Short Story (第94回)
- 1−0.999…=?
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- 自著を語る
- 『活用する力を育てる算数ワークシート集』(低学年編・中学年編・高学年編)
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- 早わかり! 算数の用語・記号 (第10回)
- 「比例」、「反比例」、「二等辺三角形、正三角形」
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- 学力テスト予想問題にチャレンジ! (第22回)
- 考え方のプロセスを筋道立てて説明する
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- 算数教育ホットニュース (第94回)
- 「学び合いを深める」ための項目の共有
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- 授業力アップ! 今月の授業とつまずき指導
- 【1年】大きい かず
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- 〜かずを すうじで かこう〜
- 【2年】長い長さをはかろう
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- 〜物の長さに結びつけて量感を育てよう〜
- 【3年】2桁をかけるかけ算の筆算
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- 〜2桁をかける筆算の仕方を考えよう〜
- 【4年】調べ方と整理のしかた
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- 〜数字の正体をさぐろう〜
- 【5年】分数
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- 〜分数のたし算をできるようにしよう〜
- 【6年】比とその利用
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- 〜線分図をつかって表そう〜
- 算数授業奮闘記 (第92回)
- 自分の考えをもたせるために
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- 算数が好きになる問題
- 1年/ぶろっくをつかってあそぼう
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- 2年/たし算かな? ひき算かな?
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- 3年/重さはかせになれるかな?
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- 4年/答えが同じになるのはどれかな?
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- 5年/君は 買い物 上手!?
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- 6年/グラフ解読めいじんになろう
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- ここがポイント! 新算数科の授業展開 (第10回)
- 「活用を意識した授業展開」で思考力・判断力・表現力を育む
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- 〜活用力を育てる算数的活動の開発と導入(3)〜
- キーワードで読み解く これからの算数授業 (第10回)
- 思考力、判断力、表現力(その2)
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- 授業改善のためのメソドロジー ―理論と実践との往還― (第4回)
- 授業と授業をつなぐ子どもによる個人リフレクション
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- 数学的モデリングを生かした算数教育 (第10回)
- 仮定を設定して考える
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- 編集後記
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- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- ピザはどのサイズが一番得ですか?
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成功する算数授業 ノート指導 の基礎・基本
算数のノートは,子どもが考えた足跡のメモ書きといえます。
そこには,本時の問題,式や計算,考える手かがりの図や絵,考え方の方法や理由があります。ノートを見れば,子どもが授業を再現できるようにしたいものです。
ノートには,記録,再構成,練習,考える力の育成,振り返り,交流などの機能があります。つまり,書くことによって自分の考えを明確にし,問題解決の大事なポイントをまとめ,友達との考えの交流を記録することなどができるのです。
ところが,ノート指導は案外難しいものです。というのは,算数の授業を進めるにあたって,要所要所でノートに書くことを指示しないと,ともすると忘れがちになってしまうからです。これは,教師の方が授業の展開に夢中になると,起こりやすいことです。したがって,ノート指導にもそれなりの作戦が必要です。
そこで,ノート指導の際の,教師の姿勢として4点を挙げたいと思います。
1.ノートの役割について授業で教える
(なぜノートをとる必要があるのか,何をとればよいのかについて教える)
2.授業中にノートに書かせる場面を必ず設定する
(意図的に設定する)
3.ノートの点検をする
(温かい言葉で朱書きを入れてあげる)
4.ノートを見て評価の資料とする
本号では,ノート指導の基礎・基本について,具体的な事例を挙げて実践をご紹介します。
志水 廣
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- 明治図書