- 特集 やる気アップにつながる! 新しい算数の評価アイデア
- やる気アップにつながる! 新しい算数の評価アイデア
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- 総論
- 指導と評価の一体化:目指す子どもの姿を具体化する
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- 算数科における新しい学習評価
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- フローチャートを用いた反応分析と支援
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- 実践
- 1年/子どもの動きを予測し、瞬間の動きを見逃さない
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- 2年/プラス評価で授業を変えよう―「分からない」は「分かりたい」―
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- 3年/子どもを見取る評価のポイント
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- 4年/振り返りを生かした指導と評価の一体化の工夫
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- 5年/解決する過程を大切にした指導と評価
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- 6年/板書やノートを評価に生かそう
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- イチオシ! 板書紹介 (第8回)
- 問いの発生を起こす展開の板書
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- ~第5学年 平均~
- 自著を語る
- 『伝え合い学び合う「足場」のある算数授業―思考力・表現力を育てる授業事例集―』
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- 早わかり! 算数の用語・記号 (第20回)
- 「逆数」、「かさ、体積」、「見取り図、展開図」
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- 学力テスト予想問題にチャレンジ! (第32回)
- 判断した考えを図や言葉で記述する
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- 算数教育ホットニュース (第104回)
- 全国算数・数学教育研究大会での講習会より
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- 授業力アップ! 今月の授業とつまずき指導
- 【1年】たしざん
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- ~10のまとまりをつくろう~
- 【2年】かけ算の九九
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- ~図を描いて、かけ算の意味を考えよう~
- 【3年】一万をこえる数
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- ~大きな数について調べよう~
- 【4年】2けたでわるわり算の筆算
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- ~除法の性質を幅広くとらえさせよう~
- 【5年】分数
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- ~商を分数で表そう~
- 【6年】分数×分数、分数÷分数
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- ~割合を表す分数を理解しよう~
- 算数授業奮闘記 (第102回)
- キズネールの色棒を使いこなせ!
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- 算数が好きになる問題
- 1年/とおった かずを けいさんすると…?
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- 2年/九九ビンゴをしよう!
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- 3年/どんな三角形になるのかな
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- 4年/じゅんじょを考えて計算しよう
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- 5年/不思議な敷き詰め
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- 6年/日本の昔の単位・外国の単位
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- 「ふきだし法」から見た新しい算数指導 (第8回)
- 思考過程を「可視化」することの意味(Ⅵ)
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- ~算数の行動化と「ふきだし法」~
- 子どもの意欲を高める朱書き文例集 (第8回)
- 「思考力」を育てる朱書き
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- わかる! できる! 算数授業の取り組み紹介 (第8回)
- 「かかわり合い」の中で、表現力を高める算数科の授業づくり―小方小学校―
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- 新算数科授業のICTラクラク活用アイデア (第8回)
- 電子黒板を使うときの注意
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- すぐできる! 自作教材教具の作り方・使い方 (第8回)
- さかなパズルから算数の定義へ
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- 編集後記
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- 今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
- ルーレット遊びをしよう。
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やる気アップにつながる!新しい算数の評価アイデア
平成22年3月に文部科学省より,「児童生徒の学習評価の在り方について(報告)」が出されました。目標準拠の評価及び観点別評価についての現在の方針は継続されます。また,評定のための評価ではなくて,指導の改善に生かす評価のあり方が求められます。では,指導に生かすための評価とはどういうことをいうのでしょうか。
算数の評価のねらいは,指導する教師のためであり,指導を受ける子どものためでもあります。
教師のためというのは,子どもの学習状況を評価することによって, この後,どのような指導をするべきかの資料になる,②指導計画自体の反省材料になるということです。
子どものためというのは,子ども自身がどの程度分かったか,できるようになったかを知ることによって,今後の反省材料となるということです。何が得意なのか,何が不得意なのかを意識できることだと考えます。
評価が,教師のため・子どものためというのは,どちらも,その後の指導を考えてのことです。つまり,評価だけするのでは全く意味がありません。評価をA,B,Cと決めつけるだけでは意味がないのです。その意味で指導と評価は一体化する必要があります。
号では,「目標準拠」と「指導と評価の一体化」という2つのキーワードをもとに,新しい評価の見方と方法について述べ,「知識・理解」,「技能」,「思考・判断・表現」,「関心・意欲・態度」という「観点別学習状況の評価」をもとにして,若い教師にも分かりやすい具体的な実践事例とともにご紹介します。
志水 廣
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- 明治図書