楽しい算数の授業 2010年10月号
うっかりミスを撃退する「計算力」アップ術

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楽しい算数の授業 2010年10月号うっかりミスを撃退する「計算力」アップ術

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ジャンル:
算数・数学
刊行:
2010年9月8日
対象:
小学校
仕様:
B5判 74頁
状態:
絶版
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目次

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特集 うっかりミスを撃退する「計算力」アップ術
うっかりミスを撃退する「計算力」アップ術
志水 廣
総論
計算指導の原則を守ろう
赤井 利行
うっかりミス撃退特効薬「愛情」!
神戸 緑
答えを見積もる習慣を持とう
矢部 一夫
実践
1年/数トレと問題解決の学習を通して
小松 光恵
2年/「あれ?」「なぜ?」を大切に
渡邊 信行
3年/あまりのあるわり算の仕組みを学ぶ
百田 止水
4年/つまずきの原因分析から指導を(わり算)
滝井 章
5年/小数点をどこに打てばいいのかな?
日和佐 尚
6年/誤答の原因を分析した分数計算指導
緒方 裕
イチオシ! 板書紹介 (第7回)
思考の流れが見える板書
志水 廣
~第1学年 ちがいはいくつ~
自著を語る
『イラスト解説 今日からできる! 算数的活動の実践モデル』(全3巻)
小西 豊文
早わかり! 算数の用語・記号 (第19回)
「言葉の式」、「時こく、時間」、「場合の数」
志水 廣
学力テスト予想問題にチャレンジ! (第31回)
他者の説明を解釈する
井上 大祐
算数教育ホットニュース (第103回)
人とのかかわりを通して思考力・表現力を育てる
金本 良通
授業力アップ! 今月の授業とつまずき指導
【1年】3つのかずのけいさん
髙木 美里
~1つのしきにして かんがえましょう~
【2年】たし算とひき算のひっ算2
石井 慶子
~声に出して計算しよう~
【3年】1けたをかけるかけ算の筆算
神谷 孝志
~(3けた)×(1けた)の筆算をしよう~
【4年】もとの数はいくつ
浮穴 博子
~図を描いて関係をつかもう~
【5年】面積
高橋 尚弘
~台形の面積の求め方を考えよう~
【6年】体積
鈴木 詞雄
~体積は、視覚と触覚で理解しよう~
算数授業奮闘記 (第101回)
豊かな表現を引き出す授業を目指して
鈴木 博之
算数が好きになる問題
1年/いくらに なるかな
萩中 泰弘
2年/九九でパズルをつくろう!
小林 英美子
3年/積が1番大きくなるのはどんなとき?
森本 隆史
4年/考えやすいのはどちら?
重久 顕宏
5年/陣取りゲームをしよう
赤川 雅生
6年/「すっきりかけ算」を作ろう!
平山 秀人
「ふきだし法」から見た新しい算数指導 (第7回)
思考過程を「可視化」することの意味(Ⅴ)
亀岡 正睦
~自己調整学習と「ふきだし法」(その2)~
子どもの意欲を高める朱書き文例集 (第7回)
絵や図に関わる朱書き
井出 誠一
わかる! できる! 算数授業の取り組み紹介 (第7回)
子どもの言葉でつくる授業を目指して―八岳小学校―
土屋 清隆
新算数科授業のICTラクラク活用アイデア (第7回)
算数授業で電子黒板を使う(2)
國眼 厚志
すぐできる! 自作教材教具の作り方・使い方 (第7回)
数図カードから数字カードへ
泉 範子
編集後記
志水 廣
今月の楽しい問題 チャレンジコーナー
何回転したら、元の位置にもどりますか?
東原 正ニ郎

うっかりミスを撃退する「計算力」アップ術

学習指導要領では,生きる力の育成の基盤として考える力とともに計算力の重視もうたわれています。例えば,「小数の加法及び減法の計算の仕方を考え,それらの計算ができること」という表現,「除数と商が共に1位数である除法の計算が確実にできること」という表現もあります。

 さらに特筆すべき項目として,第4学年には「整数の計算の能力を定着させ,それを用いる能力を伸ばす」,第6学年には「小数及び分数の計算の能力を定着させ,それらを用いる能力を伸ばす」があらたに入りました。

 この定着という文言の重みを現場の教師は感じてほしいと思います。

 さて,計算力をアップするには,計算の原理と手順が正しく関係づけられることが前提です。その上で,習熟を図る必要があります。

 ところが,計算にはうっかりミスはつきものです。かけ算九九の覚え間違いから始まって,23×34の筆算のように複雑な計算になると,途中のかけ算九九,たし算の計算ミスが生じやすいのです。以前,計算のつまずきについて調査したことがありますが,計算過程に0や1が入った場合,特につまずきやすいようです。

 正しい手順にしたがって計算練習するにはどのようにすればよいのでしょうか。単にたくさんのドリルをすればよいというものではありません。それは,つまずきの定着をもたらすからです。

 計算におけるうっかりミスにはどんなものがあるでしょうか。また,それを撃退するためにはどのような指導上の工夫があるでしょうか。

号では,計算力とうっかりミスについて考える視点について述べ,うっか

りミスを撃退する工夫を入れた具体的な実践事例とともにご紹介します。


志水 廣 

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