教室ツーウェイ 2002年5月号
平均90点を保証する授業システム

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教室ツーウェイ 2002年5月号平均90点を保証する授業システム

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2002年4月
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
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目次

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特集 平均90点を保証する授業システム
すぐれたパーツによって組み立てられる授業システム
できない子をできるように指導してこそ平均90点以上となる。珠玉の指導のパーツをリズムよくテンポよく授業の流れにするのが授業システムである。
向山 洋一
村松東小 授業への挑戦 一人一人のドラマ
校長
女教師がつくった学校
大森 修
ベテラン女教師三人のドラマ
向山洋一全集の購入で自らを反省
松尾 典子
自分の授業の反省からの出発
渡辺 松子
「なるほど」と思える瞬間
鈴木 淳子
先達に続いたドラマ
向山型算数との出会い
笹川 恵美
目標とする人達に囲まれて
藤崎 久美子
「身銭を切って」学び続けよう
木村 佐由理
向山型算数の授業システム
向山型算数の授業システムを明らかにする「初心者のためのQ&A」
木村 重夫
向山型国語の授業システム
向山型学習システムは安定してブレない
内村 博幸
向山型社会の授業システム
基礎学力を育てる向山型社会
吉田 高志
向山型理科の授業システム
平均90点の壁を越える秘訣は、段階を追ってノート指導するシステムにある
小林 幸雄
私が授業システムに目覚めた時
この本を追試すれば!
浅野 光
授業システムは最高のパーツが秒単位に組み立てられた芸術である
飯田 清美
読みのパーツで、向山型算数に近付けた
新里 誠
向山型算数の登場から明確に意識しだした
平松 孝治郎
荒れたクラスでも通用した
鈴木 智光
平均点90点を突破した時の感動
向山型算数は魔法の杖
神谷 祐子
子ども達の上達のきっかけを、向山型算数は作ってくれる
迫田 一弘
全員参加を保証する向山型算数が力をつける
樋口 正和
向山型算数は差別の構造も打ち破る
吉川 誠仁
ミニ特集 学級づくり・おすすめグッズ
自分の得意なことクラス全体が熱中することをやろう
向山 洋一
教室に常備するなら「五色百人一首」
遠藤 真理子
TOSSのグッズでぐんぐん伸びる子ども達
太田 恵子
「五色百人一首」で創る、素敵な人間関係
伴 佳代
超初心者の私も成功百人一首は、絶対お薦め
勇 和代
子どもが笑顔を見せる「くるりんベルト」
馬淵 史子
早く始めればよかった!! おすすめはやっぱり五色百人一首
江口 儀彦
イラストでみる「新教育課程」
緊張感のない授業は時間の浪費
前田 康裕
授業上達論 追補 (第124回)
向山 洋一
編集前記
向山 洋一
グラビア
向山型算数は、子どもたちにここまで力をつけた向山型算数セミナー東京ほか
これからの授業を創る
総合的学習/小学校英語の授業
チャレランで英会話
谷岡 眞史
総合的学習/地球環境の授業
飛び出せリサイクル探偵団
千島 章
総合的学習/食と健康の授業
WEBワークでおこなう「そしゃく」の授業
齋藤 一子
総合的学習/まちづくりの授業
まちづくり単元とそこからの新たな単元
田村 治男
医師からの提言・知能検査から指導へ
知能検査とは何か(その2)
横山 浩之
子どもの実像 (第2回)
子どもたちは近所の人に挨拶している
明石 要一
習熟度、少人数学級奮戦記
習熟度別指導で他の学級の子どもも向山型算数のよさが分かった
戸井 和彦
教師1年目の仕事術
授業/授業時間をまもれ
師尾 喜代子
学級経営/意外な指導の落とし穴 給食指導はぬかりなく
石川 裕美
向山型算数指導法で何が変わったか (第26回)
できない子どもの事実が圧倒的に違う
田口 忠博
向山洋一を追って (第50回)
〔第18巻〕『跳び箱は誰でも跳ばせられる』(4)
戸塚 雅昭
向山実践の原理・原則 (第98回)
授業は不完全の連続である。授業は点ではなく線で組み立てよ。
向山 洋一
向山が選んだ三人の社会科授業研究バトル
自作のHPでバーチャル工場見学
吉田 高志
向山実践「工業地帯の分布」をノートをとりながら読み込む。
谷 和樹
「戦争」を事実認識の立場に立って授業する(2)
佐藤 琢朗
佐藤式工作法 (第1回)
フリートーク松前・徽典館による「工作ホームページ」
佐藤 昌彦
TOSSインターネットML (第14回)
ML戦国時代を生き抜く なわとびML
表 克昌
真理子のザ・宿題 (第134回)
教室に常備 便利なプリント
遠藤 真理子
TOSSインターネットランド (第86回)
谷 和樹
全国ペーパーチャレラン (第122回)
トライアングルチャレラン
伊藤 亮介
ドラマを創る教師たち
私の教師日記
心と向き合う
竹川 訓由
ライブで学んだこと
向山氏の選択
小松 裕明
授業のシステムにめざめたとき
授業のシステムを生徒が見抜く
小森 栄治
漢字の学習構造
漢字に強い、漢字が好きな子に育てるためには、低学年のうちに漢字のおもしろさにふれさせる
森川 敦子
漢字の音声を入れて漢字の読み先習
神谷 祐子
童謡を授業化する!
赤木 雅美
五色百人一首で学級づくり
1年生での五色百人一首五つの工夫
寺田 真紀子
若く名もなくこの地に教師として生きて
人生を変えた私の小さな一歩
井戸 砂織
サークルに参加して得たもの
教師が学べば子供が変わる
我那覇 民子
法則化中学・法則化高校の授業
中高女教師「千術」「万策」
岡部 真弓
全国ネットワーク活動中
TOSS体育授業研究会ネットワーク
根本 正雄
中央事務局日誌
理科好きの子どもを育てる
新牧 賢三郎
インターネット活用の授業参観
子どもも保護者も授業に集中!
宮澤 傳二
インターネットを使った授業研究
ビデオとメーリングリストを活用して授業研究
小森 栄治
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSSニュース

編集前記

▼授業は、一つ一つの技術から成り立っている。医療活動が、検温、問診、レントゲン、血液検査など一つ一つの技術から成り立っているようにである。

▼しかし、一つ一つの技術を、単に寄せ集めても、駄目である。一つ一つの技術を有効に組み合わせてこそ意味がある。

▼一つ一つの技術がすぐれていることは、前提である。その上で、流れるような(リズムとテンポのある)組み合わせが必要なのだ。

▼あかねこ計算スキルは、日本で最も活用されている練習帳だ。二問コース、五問コース、十問コースから選ぶようになっている。

▼テスト時間は、通例二分から三分だ。これを、十分も十五分も与えると効果がへる。が十分も十五分も与える教師がいる。

▼答え合わせは、終了と同時にやる。答えを子どもに言わせない。リズムが狂う。

 教師が答えを言って、子どもは自分で赤丸をつける。

 答えは一番の問題から言ってはならない。

 ラストの十番目から言う。

▼答えを読みあげるスピードは、十番〜六番、五番〜三番、二番〜一番の三段階に調整する。もちろん、だんだん遅くなる。

▼計算スキルを二分間テストして、一分間で答え合わせをするのでも、ざっと十以上のパーツから成り立っている。

 この組み合わせを、リズムよくテンポよくしていってこそ「平均点九十点以上」が可能になる。

 これが、授業システムである。

▼四十五分の授業は、最初から最後までこのようにシステム化されている。

 一つ一つのパーツに意味がある。

 一つ一つのパーツの順番にも意味がある。

▼すぐれた授業は、このように、一つ一つの行為、一つ一つの言葉に意味がある。

 すぐれた授業者は、一つ一つの行為の意味が語れるのである。

▼「思いつき発問」「とりあえず発問」などレベルが低い証拠なのだ。「発問・指示」は「なぜその言葉なのか」「なぜそこで言うのか」という必然性がある。

▼新年度「学級づくり」のための「五色百人一首」、ノート指導は「TOSSノート」で、英会話教材に「TOSS英会話キット」など、すぐれたもののグッズでクラスづくりをしている人は多い。

 新学期、学級づくりのすぐれものグッズを、ミニ特集とした。

(向山)


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