- 特集 発展的学習をシステム化する
- 発展的学習をシステム化する
- 発展的学習、向山洋一35年前の実践
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- 発展的学習がどこで、どのような形で生まれるのか
- 子どもが「教師の文章」を批判する
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- 言語技術の習得を中核に据えて
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- TOSSは、『難問一問選択システム』全六巻・『教科書プラスワン』全六巻といった新教材を開発し、発展的な学習システムをリードする
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- 「ちょっとだけ」理論で、発展学習はばっちり!
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- 時間は必ず余る。最初から指導計画に位置付けておくべきだ。そして、TOSSランドを大いに活用しよう。
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- ノートにまとめるという基礎学力の上に
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- 社会科における発展学習とは?
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- 「分厚い内容構成・緻密な組み立て」向山氏の授業は発展的学習そのものである
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- 総合的な学習であっても、子供は情報ある一斉授業に満足する
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- 価値ある学習技能を習得する総合の授業
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- 発展的教材の開発
- 国語発展的教材例*国語科の発展教材は、「考え抜かせる」ものでなければならない!
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- 算数発展的教材としての良問例*「難問一問選択システム」までのスモールステップ
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- 理科発展的教材例*「調べること」と「行うこと」
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- 社会科発展的教材例*エネルギー問題を取り上げよう
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- 発展的学習としてのザ・宿題作りのノウハウ
- 型はおおよそ16種類
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- 私の発展的学習
- 5年理科「人の誕生」で、子ども手づくりの問題集六二問に挑戦させる
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- 算数の発展的な学習は「難問良問選択システム」で決まり!
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- 正方形はいくつありますか。
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- 発展的学習を仕組むには内部情報の構築の方法がキーになる
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- プロの書き出しを分析する
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- 難問・工夫・選択を子どもは喜ぶ
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- 「一」は手ごわい漢字
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- ミニ特集 五色百人一首各県大会準備
- 学級づくりの中心に五色百人一首
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- 「広告集め」から学ぶもの
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- 京都府大会準備
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- ますます盛況広島県大会
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- 五色百人一首大会で一番大切なこと
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- 第二回五色百人一首長崎県大会は、長崎大学キャンパス内です!
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- 第一回五色百人一首札幌大会
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- イラストでみる「新教育課程」
- 教え方のポイントをふまえる
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- 授業上達論 追補 (第129回)
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- 編集前記
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- グラビア
- できなかった子の事実を大切にする 向山型国語in福岡 ほか
- これからの授業を創る
- 総合的学習/小学校英語の授業
- 五点セット&インターネット個人学習で英会話授業を組み立てる!
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- 総合的学習/エネルギーの授業
- エネルギーの導入はインターネットを使った授業で!
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- 総合的学習/食と健康の授業
- 体にいい食事とは?
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- 総合的学習/まちづくりの授業
- 阿蘇学の「まちづくり」
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- 医師からの提言・知能検査から指導へ
- 教育のアカウンタビリティと知能検査
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- 子どもの実像 (第7回)
- 小1で三割が「落ちこぼれ」ている
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- 習熟度、少人数学級奮戦記
- コンピュータリテラシーを少人数で指導する
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- 教師1年目の仕事術
- 授業/教材研究「一冊にまとめる」
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- 学級経営/誰がやったかわからないで問題がなくなるのがいい
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- 向山型算数指導法で何が変わったか (第31回)
- 子どもの事実とライブが教師修業の基礎基本だ!
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- 向山洋一を追って (第55回)
- 〔第20巻〕『完全原本・幻の「学級通信アチャラ」』(2)
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- 向山実践の原理・原則 (第103回)
- いかなる授業もリズムよくテンポよく
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- 向山が選んだ三人の社会科授業研究バトル
- 警察官と道路標識を比較させる
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- 向山実践を分析する。(1)
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- 〜新卒時代からぶれない向山実践の厚み〜
- 原子爆弾の投下責任をアメリカに問う授業の教材研究
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- 酒井式ホット情報 (第4回)
- 21世紀型授業造形のエキスを教える
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- TOSSインターネットML (第19回)
- 初心者であることを自負しつつ「体育初心者ML」
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- 真理子のザ・宿題 (第139回)
- どの学年でも大人気のザ・宿題
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- TOSSインターネットランド (第91回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第127回)
- 県名作りチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- 私の教師日記
- 信州大学学生サークルとの交流
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- ライブで学んだこと
- 教師としての生き方を学ぶ
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- 授業のシステムにめざめたとき
- 授業のシステムに目覚めた時私の教師修業がスタートした
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- 漢字の学習構造
- 「蜘蛛の糸」の暗唱指導で、一年生がパロディを作る
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- 「直写指導」(その一)
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- 『日本の漢字がおもしろい』(製作・読売新聞)を使って知的な授業を組み立てる。
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- 五色百人一首で学級づくり
- 一人の子を変えた五色百人一首
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 十年目のスタートライン
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- サークルに参加して得たもの
- 斬られることが好きになる!
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- 法則化中学・法則化高校の授業
- 説明をしない漢文の授業
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- 全国ネットワーク活動中
- 『漢字文化トークライン』発刊!
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- 中央事務局日誌
- 日本教育技術学会東京大会企画
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- インターネット活用の授業参観
- スーパーHP「人の誕生」
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- インターネットを使った授業研究
- ろう学校でTOSSランドを活用する
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- 編集長日記
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編集前記
▼夏の間、全国各地をまわった。教育研究所、教育研究会も三ヶ所訪れた。どこも、三、四百人の超満員。「始まって以来の記録です」と所長さん、会長さんに言われた。
▼三十歳前後の若々しい先生が多い。きちんとネクタイを締めている教師が大半だ。
ジャージ姿は、ダサイ教師の象徴、喜博、有田、酒井、野口、昔から授業の名人は例外なく、おしゃれだった。
社会人として常識的なファッションができない教師の授業は、ひどいに決っている。
民教連は、ほとんど授業が下手だった。
▼どこへ行っても、算数の問題解決学習のひどさが話題になった。
一部指導主事、一部校長が、問題解決学習を押しつけていると聞いた。
(指導方法までの強要は、学校教育法違反ではないかと私は思っている。もちろん、教務主任、研究主任、学年主任に指導方法を押しつける権限はない)
▼「私は問題解決学習研究校の研究主任をしていましたが、問題解決学習を止めさせました」「私の場合は、研究主任を辞めました」「うちの校長は、問題解決学習をしなくていいときっぱりと言いました」
後から後から、算数の問題解決学習から救われたという声が続いた。
▼教育は、結局「子どもの事実」がすべてなのである。
「できない子が、できるようになった」
「五点、十点の子が九十点、百点をとった」
「親に感謝された」
「算数が好きになった、と子どもが言ってきた」
こういう事実が、すべてなのである。
どれだけ、きれいなことばを使ってもくつがえすことはできない。
▼教師になった人は、お金もうけにあまり関心がない。「子どもの可能性を伸ばしたい」と思って教師になった人がほとんどだ。
だから「子どもの事実」の前には、それまでの「なりゆき」を「すべてくつがえして」も本当の道を選ぶのである。
▼基礎学力の充実とともに、力ある子の更なるステップが、いずれテーマになる。
発展的学習である。
今からあれこれ考え、準備していくことも教師の大切な仕事である。
(向山)
字の学習構造 森川敦子/神谷祐子/赤木雅美
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- 明治図書