- 特集 学習上,行動上の困難さを持つ子 障害か否かの見極めポイント10
- その子の起こすトラブルをクラスの中でどう扱うか
- 授業を大切にする・たくさんほめる・きちんとしつける
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- 障害の正しい理解と原則にのっとった指導法が大切
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- 障害を持つ子を医療にどうつなげたか
- 教師は保護者と一緒に必ず病院に付き添うこと
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- 保護者との信頼関係構築が解決の第一歩
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- 学習上の問題―努力不足か障害か,見極めポイント
- 教室の中の障害児に対する指導法と向山型指導法のあまりの一致に驚いた!
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- 見極めに必要な二つの前提条件
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- 行動上の問題―しつけ不足か障害か,見極めポイント
- 高機能自閉症もしくはアスペルガー症候群のA君とかかわって見えてきたこと
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- 逸脱行動を見つけ指導する
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- 行動記録を根拠に相談して,望ましい行動が起きやすい状況を設定してあげよう
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- 障害児教育の情報を通常学級へ提供しよう!障担は専門家として研修しよう!
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- ミニ特集 初めて障害児を担任した時に私はこんなふうに準備した
- 情報を収集し,方針を出す
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- 医者の判断,助言の受け方
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- 一次障害と二次障害−私は問題をこう分析した
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- 向山実践を頼りにして,基本方針を立てた
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- ミニ特集 できない子ができるようになる教材・教具はこれだ
- 忍者修行をその気にさせる巻物作戦
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- 障害児教育にも百玉そろばん!
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- 百人一首でどの子も伸びる
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- 遊びの中で学習の質を高める五色百人一首
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- フラッシュカードで集中
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- ボールを怖がる子にボール遊びを
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- 絵本に一工夫する
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- 悲しい思いをする子が出ないかるた取り
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- 文の音読練習は●に指を置かせながら
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- 「くるりんベルト」と「五色百人一首」
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- 「輪郭漢字カード」を使ったら
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- 向山型算数の補助計算
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- 教材・教具選択の絶対条件
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- 「手作り絵本」で漢字かな混じり文が読めた!
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- 腹の底から実感した教具ベスト3 算数編
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- おもしろ水上凧を作って遊ぼう
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- 「赤ねこ漢字スキル」には何かがある
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- ひらがなカードと50音表で
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- その子が独りでできることは?
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- TOSS障害児 ホームページの紹介
- 「教室の障害児」発刊のことば
- 障害を持つ子に正しく対処できてこそ本物の教師
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- 『教室の中の障害児』第2号予告
- 巻頭言
- 障害児の個性を学び障害児に学力を保証しよう
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- 教育の力をすべての子どもたちに
- プロならこうやって見つける「グレーゾーンの子どもたち」プロならこやって防ぐ「ADHDの合併障害」
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- 障害児教育と向山型算数の原理・原則 (第1回)
- カッとなって暴れたA男は穏やかになり,計算スキルが大好きになった
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- 障害児教育と向山型国語の原理・原則 (第1回)
- 漢字は苦手でも,音読はクラストップ
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- 障害児教育と漢字指導の原理・原則 (第1回)
- 障害がある子どもにこそ,効果のある教材を
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- 初めての障害児学級担任奮闘記
- 体育の授業は,体操着の着替えから
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- 障害児について,すべての教師が学ぶべきである
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- 初めての養護学校−発見ととまどいの1学期
- 決してあせらず,絶対にあきらめず,ほんの一歩を,いやほんの数ミリを前進させること,それが教師魂
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- 生徒から学んだこと
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- 子どもを励ますこと
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- 指導は厳しく,遊びは楽しく
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- 勇気の言葉「ネバーネバーギブアップ」
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- TOSS障害児教育情報コーナー
- 障害児教育のTOSSランド 使えるホームページ紹介
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- TOSS障害児教育MLのページ
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- 法則化障害児教育サークル越谷
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- 障害児教育における親との付き合い方
- 保護者とつながりをつくりながら
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- いかに親の立場になって考えられるか
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- 障害児教育実践に必要な記録のとり方
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- 障害児教育の基本原則 (第1回)
- 教育の原則は同じである
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- 他傷行為のある自閉症青年の指導 (第1回)
- 問題行動だけにとらわれず発達の全体を知って対策を立てる
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- 障害児の学習レディネス論の系譜
- 「学習レディネス」と「学習レディネス技能」について
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- 学校から社会へ 障害児の就労支援
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- 学校から社会へ 社会で生きる力を高めるプログラム
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- ADHD,LD児指導をめぐる悩みQ&A
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- 編集後記
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- TOSS障害児MLニュース (第1回)
- グラビア
- 第1回TOSS障害児教育ML研修の集い
編集後記
・4月7日(土)朝,向山先生から突然電話をいただきました。「TOSSで障害児教育の雑誌を「教室ツーウェイ」の別冊で年3冊ぐらいの割で出すことになった。大場君に編集をやってもらう。横山先生,五十嵐君,
長江さん等と相談してやっていって」
私にはあまりにも強烈な天の声でした。向山先生から頼まれたら断らないことにしているので,当然「やらせていただきます」と答えました。私のここ数年間の予定がこの新雑誌の編集で大きく変わることを予感しました。教室の実践とは無縁の私を障害児教育と結びつけようとする何かの意志が働いているのだと自分を納得させました。
・創刊号のプロットをたて,家内や相模原サークルで見てもらい,樋口編集長や向山先生にお送りしました。こうして創刊号の準備が始まりました。多くの先生方に難しいテーマでの執筆を快く引き受けていただきました。また,ご自分から執筆の立候補をしてくださった先生も何人かいらっしゃいました。どの先生方にとっても障害を持つ子についての執筆は難しかったことと思います。まだ実践が生々しすぎて今回は執筆を辞退された先生もいらっしゃいました。いつか書ける時期がきたら是非書いていただきたいです。
・雑誌の編集にあたってプライバシー保護のため以下の方針で臨みました。
@学校名は出さない。A生徒名は仮名とする。B生徒の情報を一部加工する。(学年,家族,できごと等)C親や学校の了解を発表の前提としない。D執筆者の名前を出す。(困難な場合は匿名とする)
・7月15日にQ&Aの取材で向山先生にお会いしました。新雑誌について,「ドラマを半分くらい載せて。ドラマで先生たちを励ます,ドラマなら先生たちにイメージできる」とご指示をいただきました。また,「編集を通じて大学院に行ったぐらいのつもりで勉強すればいいんです」と励まされました。ありがたかったです。
・ADHD,LD,自閉症などの子どもを担任した先生がしばしば「どう対応したらいいか分かりません」というSOSを発信されます。もう少ししたら,こういった問題への対応が教師の世界の常識になります。どれだけ多くの先生方が救われることでしょう。私には直接答える力も経験もありませんが,この新雑誌にはこういった知恵がつまっています。やりがいがあります。
(大場龍男)
・横山ドクターという人を得て,本誌の発刊は可能になった。
向山型が「医者として私が考えてきた方法と同じだ」ということから交流は始まった。
横山ドクターは,カバンにいつも「教室ツーウェイ」「向山型算数」「向山型国語」を入れて多くの人に広めて下さっている。TOSSヒューマンのサークルにも参加されている。
教育技術学会のシンポジウムでは参加者から圧倒的な好評を得ている。
編集担当の大場君は,長い間のパートナーである。彼は,京都大学経済学部の出身。教師を志すも,学生運動の前歴のため不採用。現在はリハビリセンターに勤務し,障害児関係の企画の向山のパートナーとなる。研究所発行の「ボランティアカルタ」「手話カルタ」は大場君の手で作られた。
(向山洋一)
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- 明治図書