- 特集 なぜ、貴方の授業中子どもが騒ぐのか
- 我流をすてて、原理・原則を身につけるまでクラスの騒がしさは続く。退職まで我流でおし通す人は「問題教師への道」が待っている。
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- 不適格教員再教育にかかわって考えたこと
- 向山氏に出会ったからこそ、いま、私は現場の教師として勤めることができる
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- どんなにしつけられたクラスで授業をしても、開始15分で授業を荒らす
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- 校長として見える「授業の荒れ」
- 高橋佳子氏の慧眼に学ぶ
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- 原則をはずせば荒れる。しかし神様が与えた試練、今が踏ん張りどころだ。
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- ベテラン教師にしのびよる病魔「マンネリズム」
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- TOSSデー 若い教師から寄せられた悩みに応える
- サークルで修業せよ!
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- 授業をパーツに分けて改善すると、子どもは騒がなくなる。
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- システムを作り、明確な発問・指示をし、できたかどうか確認せよ
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- 悩み解消の方策は、ライブのみ
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- 「ライブ」で吸収したい
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- 今ふり返る なぜ子どもが騒いだのか
- 子どもが騒ぐのは自分のせいだと心から反省することで道は開ける
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- 冷静に・タイミングよく・ひたすらほめ続ける
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- 担任外で学んだ!毅然と明るく授業で子どもに成功体験を
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- 子ども用百玉そろばんを使って、楽しい変化ある繰り返しで先手必勝
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- 「言って聞かせ、やってみせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かない」
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- 授業が集中する五つの原則
- 授業は格闘技である!
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- 統率の第一歩は「目力(めぢから)」
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- 原則を貫くためのポイントを加える
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- 『授業の腕をあげる法則』の原則で授業が集中する
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- 教室で障害児を担任して
- 子ども・保護者・学級みんなで問題を解決
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- 「問題行動」ではなく「防衛反応」である
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- TOSSの授業だけが、発達障害の子に通用する
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- ミニ特集 教室の授業でインターネットを活用するために
- TOSSランド・スマートボードの授業が今や最先端である
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- スマートボードを活用した授業は奥が深い
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- スマートボードを使って楽しくゲームをしてダイアローグを定着させる
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- ちょっとした操作のもたつきを見逃さない
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- ボタンの位置と、ファイルの保存に気をつけるべし
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- サイトにストーリー性のあるサイトで授業せよ
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- 「進む」ボタンよさようなら! スマートボード用サイトチューンナップ術
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- イラストでみる「授業の腕を磨く」
- 教育技術はさまざまある
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- 授業上達論 追補 (第144回)
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- 編集前記
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- グラビア
- 向山洋一氏の実践が原点である 第15回向山型国語教え方教室in盛岡 ほか
- これからの授業を創る
- 総合的学習/小学校英語の授業
- 英会話授業もモノが命!あなたもボックスを作ろう
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- 総合的学習/調べ学習の授業
- 「調べ学習」はステップを踏んで指導する!
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- 総合的学習/食と健康の授業
- 学校栄養職員のホップ・ステップ・ジャンプ!
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- 総合的学習/ボランティアの授業
- TOSSコーン袋を使った環境ボランティアの授業は、子ども達・保護者に大反響を呼んだ
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- 医師からの提言
- 百マス計算を評価してみる(その3)
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- 子どもの実像 (第22回)
- 子どもたちの願いは拡散している
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- 授業の始まり3分間
- あいさつの後は「フラッシュカード」「百玉そろばん」「フラッシュコンテンツ」で直ぐに授業に突入
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- 授業のドラマ12ケ月
- 昭和五十一年慶應義塾中等部入試問題「そっくりそのまま写しなさい」の衝撃
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- ぼく分かる!教えないで
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- 向山型算数で平均90点突破 (第10回)
- 平均90点突破と「算数っておもしろいね」を目指す。
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- 向山洋一を追って (第70回)
- 〔第22巻〕『初めての一年生担任』(5)
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- 向山実践の原理・原則 (第118回)
- 教師の一つ一つの仕事をシステム化することで、時間の浪費を防げる
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- 我が校 基礎学力への挑戦
- 模擬授業
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- 実技研修をする(4)
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- 子どもたちのために、よい実践は何でも積極的に採り入れる
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- 佐藤式工作法 (第11回)
- 工作教材における「試作」の重要性
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- TOSSインターネットML (第34回)
- TOSS中学三年ML
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- TOSS高校ML
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- 真理子のザ・宿題 (第154回)
- 個別評定で成功させた学芸会
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- TOSSインターネットランド (第106回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第142回)
- 計算カードチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- ライブで学んだこと
- 全ての時間が学びである。
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- TOSSノートで子どもが変わった
- ノートスキルとの合わせ技でノートが美しくなる!
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- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- ユースウェアを知った。子どもが変わった。なわとび級表のユースウエア
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- 熱中する理科授業
- 目標数値を示してやる気を引き出す
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- 五年振り子の学習 変化のある繰り返しで発展課題を作る
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- 月の観察が教室でできる
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- 五色百人一首で学級づくり
- 五色百人一首は、荒れたクラスを立て直すための必須アイテムである
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- TOSSセミナーやサークルでの学びを自分の「足下」に生かす
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- サークルに参加して得たもの
- 一人では、何もできなかった。
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- 「論外」の授業からの脱出
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- 全国ネットワーク活動中
- 向山型国語はますますパワーアップする!
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- 中央事務局日誌
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- 関西中央事務局日誌
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- インターネット活用の授業参観
- 子供の作文が短時間で変容する作文スキルのサイト
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- 私のTOSSランド活用方法
- TOSSランドはスマートボードでパワーアップする
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼授業中、子どもが騒ぐのは「我流の授業」のためである。授業には原理・原則があるが、それを身につけていないからである。
▼授業の原理・原則は、大学では教えてくれない。大体、教えられる教官がほとんどいない。現場でも、教えてくれない。教えられる人も皆無に近い。
▼例えば、授業開始の「十秒間」の教師の指導を分析して、三十分でも一時間でも「なるほど」と思えるように解説できる人が授業について語れる人である。研究授業を、二、三百回はやった人でなければ無理だ。
▼だから、日本中で「我流の授業」がはびこり、子どもは騒ぎの中で生活している。
時として教師は「どなり」「叱り」「おどす」のだが、そんなことはすぐ通用しなくなる。
▼解決の方法は一つしかない。我流をすてて、原理・原則にもとづいた授業をすることである。
それを学ぶには、TOSSサークルが最もいいだろう。それ以外には、ほとんどない、と言っても過言ではない。
▼我流をすて、原理・原則にもとづく授業をすれば、騒ぎはなくなる。
子どもは熱中するようになる。
「先生の授業、とっても楽しい」と言われるようになり、保護者に感謝される。
▼算数のクラス平均が九十点を越えるようになり、算数市販テストで五点、十点だった子が七十点、八十点をとるようになり時には百点をとる奇蹟が生れる。
▼なぜ奇蹟というのか。それはこれまでの日本の教育で、算数の市販テストで五点十点だった子が満点をとった事例一つもなかった(報告されてない)からである。
▼もし、我流を続けるとどうなるか。
クラスの荒れは、毎年毎年くり返される。
親から苦情が出て管理職からの指導が入るようになる。子どもに馬鹿にされる。
▼二十年、三十年とそういう状態が続く。年月がたっても、我流を続ければ、何も解決しない。そして四十代、五十代「問題教員」として、特別指導をうけるのである。
▼若いうちなら、すぐにでも直る。我流をすてればだ。五十代は手遅れだ。
貴方が、明るくすばらしい教師人生を送れるかどうかは、できる限り早く「我流」をすて「原理・原則」を身につけるかどうかにかかっている。すべて自分の選択である。
(向山)
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- 明治図書