- 特集 できない子が満点をとるまでの指導
- 奇蹟の指導法が出現した できない子が満点をとるまでの指導
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- 基礎学力の保証 学校づくり・校長の挑戦
- 身銭を切らないところに真の学びはない
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- 基礎学力を保証するための学校づくりを構想する。
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- 徹底的に褒めながら基礎学力の徹底を図る
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- 誰も教えてくれなかった授業行為の基本
- 飛び入りの中学三年生でも発表させることはできる。授業行為の基本は小中共通だ!
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- 現場にはびこる的外れな指導、助言
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- できない子を見つめ続けたわたしの実践
- 漢字テスト真っ白提出からの軌跡
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- 向山実践の一つ一つができない子を救う
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- 「次に何をしますか」視覚が苦手なら聴覚で繰り返す
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- ミニ定規を使って直線を引けなかった生徒が図形の単元テストではじめて一〇〇点をとった
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- 感動のドラマ、あの子ができた
- 基本型の繰り返しで筆算ができるようになった
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- 寝た子も起こす百玉そろばんで満点を取ったA君
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- ノートをぐちゃぐちゃにして破っていたA男が百点をたくさんとるようになった
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- カンニングばかりしていたあの子が実力で満点
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- 九九表を持たせただけで百点!
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- 「一〇〇点!やった!」
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- 障害児に光を与えたTOSSの教材
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- 向山型算数を目指すことで奇跡が起きた
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- 我流が子どもを駄目にする
- 我流は子どもの心をえぐる〜教育のプロは定石を学ぶ〜
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- 指書きで覚える新出漢字
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- 教師が直接丸をつけていなかった
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- できない子へのTOSSの優しさ
- 酒井式*酒井式で全員の子が難しい手を描いた
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- 体育*変化のある繰り返しの原則の奥深さ
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- 音楽*全員が安心して、楽しくできる授業を
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- ミニ特集 英会話の授業 カルタ、フラッシュカードの使用方法
- 「聞く、話す、読む」の習得ステップに不可欠はフラッシュカード、英語カルタ
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- フラッシュカード・カルタを組み合わせた活用方法の基本形
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- 「五色英語かるた」と「フラッシュカード」をセットで活用しよう!
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- 使い方七変化 TOSS英会話フラッシュカード
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- コミュニケーションなら英語カルタ!
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- 英会話が苦手な教師でも授業ができる
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- フラッシュカードの基礎技能を研こう
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- イラストでみる「授業の腕を磨く」
- 教育技術は永久に発展する途上に存在する
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- 授業上達論 追補 (第145回)
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- 編集前記
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- グラビア
- 結小公開研究会「基礎学力の保障と教室の障害児教育を問う」日本教育技術学会新潟大会 ほか
- これからの授業を創る
- 総合的学習/小学校英語の授業
- 状況設定にこだわり、現実場面につなげよう
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- 総合的学習/調べ学習の授業
- 向山型社会を繙く〜「調べ学習」だからといって指導しなければ
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- 総合的学習/食と健康の授業
- かんだらいいこといっぱい〜消化の仕組みとかむことの良さを知ろう〜
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- 総合的学習/ボランティアの授業
- 環境ボランティア コーン袋実験報告
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- 医師からの提言
- ADHD/LD児に、むやみに、家庭で百マス計算をさせてはならない(その1)
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- 子どもの実像 (第23回)
- 学校の中の居場所はどこだ
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- 授業の始まり3分間
- 授業を再現し、不要な言葉を限界まで削り取る作業を続ける
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- 授業のドラマ12ケ月
- 初めての中学三年生相手の授業。原理原則どおりに授業すれば中学三年生も発表する。
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- ハンカチ落としの原理原則
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- 向山型算数で平均90点突破 (第11回)
- 子ども用百玉そろばんによって生まれた子どもの事実と教師の事実
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- 向山洋一を追って (第71回)
- 〔第23巻〕『二年理科「豆電球」公開授業の全記録』(1)
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- 向山実践の原理・原則 (第119回)
- 授業の技量(技能)を向上させるには「いいとこ取り」ではできない。システム全体をライブ、模擬授業で学ぶしかない。
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- 我が校 基礎学力への挑戦
- 「ゲーム脳」と遊び
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- 子ども・保護者の学校評価
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- TOSSランドを日常的に活用する
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- 酒井式新ステージ (第6回)
- 一筆描きのムーヴメント
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- TOSSインターネットML (第35回)
- TOSS二年ML
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- TOSS六年ML
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- 真理子のザ・宿題 (第155回)
- ALT講師に見る授業のリズムとテンポ
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- TOSSインターネットランド (第107回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第143回)
- 一方通行チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- ライブで学んだこと
- ライブで女教師はよみがえる
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- TOSSノートで子どもが変わった
- 筆圧が強くて間違いなおしを何度もするH君にぴったりだったTOSSノートの紙質。
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- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- 点字カルタ最初の指導は五色百人一首指導の応用で行う
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- 熱中する理科授業
- てこの発展教材で子供熱中!
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- アンコール実験のすすめ・教科書実験を何度でもやらせてみよう!
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- マッチの擦り方を個別評定する
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- 五色百人一首で学級づくり
- すがすがしい負けを味わえる五色百人一首
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 「サークルを作りましょう」すべては、その一言から始まった。
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- サークルに参加して得たもの
- 厳しい言葉にも優しさがある
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- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- ライセンス認定への挑戦が授業上達の近道である
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- 全国ネットワーク活動中
- 新しいまちづくり教育を発信!教師と専門家が連携したシンポジウムTOSSまちづくり教育シンポジウム
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- 中央事務局日誌
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- 関西中央事務局日誌
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- インターネット活用の授業参観
- 力ある授業は子どもに深く考えさせる
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- 私のTOSSランド活用方法
- 教務・生活指導・授業研究にTOSSランド
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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編集前記
▼できない子が満点をとれるようになる指導は、教師なら一度は願った夢である
跳び箱ができない子を跳ばせるようにする指導法は、二十年昔、向山式跳び箱指導法で確立した。多くの子どもが救われた。
▼しかし、漢字で0点をとり続ける子に、満点をとらせるのは、困難だった。
テスト問題を予告し、練習を必死でさせても困難だった。ときに、満点をとることもあったが、すぐにもとに戻った。
▼漢字0点の子に、満点をとらせる指導は「あかねこ漢字スキル」の誕生と、そのユースウェア(活用方法)の確立によって可能となった。「あかねこ漢字スキル」を採用する教室は、毎年大幅に増加し、ついに日本の学校では使われるシェアbPの教材となり、それでも増加を続けた。
▼二千百五十万部、これが教室で使われたあかねこ漢字スキルの部数である。昔の部数がはっきりしない点もあるが、これに「あかねこ計算スキル」「うつしまるくん」「漢字全部くん」「漢字まとめてくん」を加えた部数は四千万部にもなるだろう。
更に、明治図書のFAX教材を印刷して使った数などを加えると驚異的数字になる。
▼これが、法則化、TOSSを通じて、私たちが残してきた足跡である。
「できない子に満点をとらせる」ために、教師が努力を重ねた結果の数字である。
▼算数テストで0点、5点をとっていた子を、満点を取らせる指導は更に困難だった。
それは、それまでの日本で、誰一人として成功したことがないからである。
▼下学年で0点、5点の子を、上学年になって満点をとらせた授業を報告した論文は一つもなかった。指導法を示し、子ども、保護者の文章等を証拠として示したものは何一つ発表されていない。
▼向山型算数指導法が、それを可能にした。奇蹟のドラマが、日本中の到る所で誕生した。子どもと親から、感動的な感謝の便りが次々と寄せられた。
▼すぐれた教材とすぐれたユースウェアとすぐれた指導システムがあれば、それは可能だったのである。但し、我流の指導をして、正しいユースウェアを身につけなければ奇蹟は生まれない。指導法の大切さを実践は物語っている。
(向山)
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- 明治図書