- 特集 教材教具の効果はユースウェアで決まる
- すぐれた教材教具は、我流で使っては効果がない。「そんな使い方があるの?」と目からウロコがポロポロ落ちる活用システム(ユースウェア)を身につけてこそ絶大な効果が生れる。
- /
- ユースウェアの概念はTOSSが作った
- ユースウェアが差をつける
- /
- 「ユースウェア」を自覚するだけですばらしい
- /
- あと一歩の深い理解で我流を抜け出せ
- /
- 正しいユースウェアと我流
- 正しいユースウェアには緊張感がある
- /
- 向山氏の教えを忠実に守るかどうか
- /
- 我流を捨てると百点が見えてくる
- /
- すべての子どもにわかる授業への道は果てしがない
- /
- ゆび書きはどこを見て?使い始めで徹底させる
- /
- 教材教具別ユースウェアのポイント
- *あかねこ漢字スキル
- 指書きへの個別対応で苦手な子も書けるようになる
- /
- ひとつひとつのパーツにみがきをかける
- /
- *あかねこ計算スキル
- できない子が二問コースを選ぶことを腹の底から喜ぶ
- /
- 『一言何秒』を知ってリズムを掴もう
- /
- *五色百人一首
- 説明をしないで始める・一時一事の原則によるルール指導・読みのコントロールは教師の役割・リズムとテンポで盛り上がる
- /
- 教師が暗唱して札を読み、できる限り毎日やる
- /
- *算数教科書
- 「教科書通り」は奥が深い!
- /
- 教科書の図への作業で、子どもは「そうか」と分かる
- /
- *国語教科書
- 教科書に折り目を入れさせ、ページ数の位置を指導することが基本
- /
- 教科書最初の「ユースウェア」
- /
- 私がユースウェアに目覚めた時
- ビデオ審査で恥をかく できたつもりになっていた私の目が初めて覚めた
- /
- 集団の教育力まで組み込まれた向山型漢字スキルのユースウェア
- /
- ユースウェアを定着させると、手はかからずほぼ全員が満点を取る
- /
- あかねこ計算スキルで必要な「二回目の緊張」
- /
- 本当の赤鉛筆指導はここまで気づかれず、ここまでうすい
- /
- ライブでしか分からなかったポイント
- ライブでしか学べないできない子への優しさ
- /
- リズムはライブでないと分からない
- /
- 教師はどこに立って赤鉛筆指導をするのか
- /
- ライブだからこそ分かったあかねこ計算スキルのユースウェア
- /
- 授業のリズムは、上手い授業を見てみなければわからない
- /
- ミニ特集 基礎学力の保証に何が役に立ったか
- 「できない子ができるようになった」「クラス平均が向上した」この二つの事実だけが「基礎学力の保証」の意味である
- /
- 教材を忠実に使う+赤鉛筆指導でどんな子どもにも力が付く
- /
- 問題文を何度も読むこと、基本型を唱えることで、できるようになった!
- /
- 音読指導で力をつけるTOSSの音読指導は楽しく確実に
- /
- 算数の基礎学力向上に必要不可欠「百玉そろばん」
- /
- Sさんの頑張りに励まされた一年間 向山型漢字指導法で、漢字テストの平均点が90点台になった
- /
- 基礎学力の保証は、向山型の追試で
- /
- イラストでみる「授業の腕を磨く」
- 教育技術は教師の主体性で選択する
- /
- 授業上達論 追補 (第146回)
- /
- 編集前記
- /
- グラビア
- 幻の向山型算数ビデオ初公開!向山洋一・TT授業を語る ほか
- これからの授業を創る
- 総合的学習/小学校英語の授業
- とっても楽しいドローイングモンスター
- /
- 総合的学習/調べ学習の授業
- 向山実践から調べ学習のポイントを抽出する
- /
- 総合的学習/食と健康の授業
- 食糧自給は国家の将来を左右する大問題だ
- /
- 総合的学習/ボランティアの授業
- 「お年寄り理解スキル」の開発スキル作りは、授業作りと同じである
- /
- 医師からの提言
- ADHD/LD児に、むやみに、家庭で百マス計算をさせてはならない(その2)
- /
- 子どもの実像 (第24回)
- 親子の会話がない子どもの出現
- /
- 授業の始まり3分間
- フラッシュカードと百玉そろばんで、一気に集中 3分間でも有効に活用
- /
- 授業のドラマ12ケ月
- 放課後の孤独な作業なしには、向山型実践は語れない!
- /
- 後ろで見守る担任に、笑顔でノートを見せにいったBくん
- /
- 向山型算数で平均90点突破 (第12回)
- 「指名」で授業に緊張感を生む
- /
- 向山洋一を追って (第72回)
- 〔第23巻〕『二年理科「豆電球」公開授業の全記録』(2)
- /
- 向山実践の原理・原則 (第120回)
- 実証報告。「スーパーとびなわ級表A級表B」とユースウェアで、子どもたちは熱中した
- /
- 我が校 基礎学力への挑戦
- 校長の教師修業
- /
- 教師としての志をもつ
- /
- 学習会と模擬授業を中心にした校内研修を実施する
- /
- 佐藤式工作法 (第12回)
- 熱気球の模様と小さな紙の活用
- /
- TOSSインターネットML (第36回)
- TOSS講師ML
- /
- TOSS管理職ML
- /
- 真理子のザ・宿題 (第156回)
- 画期的なカタカナ教材登場
- /
- TOSSインターネットランド (第108回)
- /
- 全国ペーパーチャレラン (第144回)
- 二字熟語作りチャレラン
- /
- ドラマを創る教師たち
- ライブで学んだこと
- ライブでの体験は一生の宝物、実際に参加してこそ分かる
- /
- TOSSノートで子どもが変わった
- 「ほめる」ことでTOSSノートはパワーアップする
- /
- 教材は正しいユースウェアで効果が上がる
- 「計算スキル」学年まとめのユースウェア
- /
- 熱中する理科授業
- 子どもの失敗場面で味方になれる対応術
- /
- 授業中の印象的な語り、心に残る語りで子どもを理科好きにしよう!
- /
- ペットボトル1本で心臓の授業をする
- /
- 五色百人一首で学級づくり
- 五色百人一首指導・初心者の悩みと解決策
- /
- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 「教師をやめろ!」から「できるようになりました!」へ子どもを変えるTOSSの力
- /
- サークルに参加して得たもの
- 「阿修羅男爵」と呼ばれて
- /
- TOSS中学高校、TOSSとの出会い
- 緊張でカードを持つ手が震えた、どこでも模擬授業に初挑戦
- /
- 全国ネットワーク活動中
- TOSS学年別MLで来年度も「同学年のTOSS仲間」を!
- /
- 中央事務局日誌
- /
- 関西中央事務局日誌
- /
- インターネット活用の授業参観
- 二分割フラッシュを使った複式算数
- /
- 私のTOSSランド活用方法
- 肢体不自由学級の児童にこそTOSSランドを使わせたい
- /
- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
- /
編集前記
▼すぐれた教材・教具は、正しい活用システム(ユースウェア)を身につけてこそ、絶大な効果を発揮する。
▼正しいユースウェアは、シンプルでテンポが良い。短い時間でできる。
しかし、なかなか上手にできない。
それは、我流が入ってくるからだ。
▼教師なら誰だって「漢字ドリル」や「計算ドリル」を使ったことがあるだろう。
その体験が身につき「ドリル」のやり方で「スキル」をやらせるのである。
これでは、効果がない。
▼「漢字ドリル」「計算ドリル」は「自習用」「宿題用」の教材だ。はっきり言えば「教師の手ぬき用教材」だ。
だから「時間つぶし」はできるが「学力はほとんどつかない」のである。
▼「あかねこ漢字スキル」「あかねこ計算スキル」は「授業用」の教材だ。
教室で、毎日、教師が「五分〜七分」程度活用することが前提となっている。
「やらせっぱなし」ではなく「教師の指示通り」に活用する。
▼教師の指示は、場面の展開とともに「五種〜二十種」ぐらいある。
この「指示のくみあわせ」が「授業のシステム」であり、そのことをユースウェア(使い方)と言うのである。
▼TOSS教材・教具のユースウェアは、ほとんど「向山学級の授業」と同じである。
正しいユースウェアを身につければ、向山の授業と同じことができるようになり、向山の成果に近づくことができる。
▼漢字テスト全員満点や算数テストクラス平均九十突破やできない子が満点をとったドラマ誕生も夢ではない。
全国各地で、次々と生まれている事実だ。
▼向山を抜きたいと思っている教師もいるだろう。そういう教師こそ、まず「すぐれた教材・教具」の使用と、正しいユースウェアを身につけ、プロの水準になってほしい。その上で、向山に不足していた所を埋めていけばいいのだ。
▼基礎学力の保証は、全国の学校現場で最大のテーマになっている。学力の保証に何が役に立ったか、ミニ特集とした。
待望の「家庭教育ツーウェイ」誌は来月、三月十五日発刊である。
(向山)
-
- 明治図書