- 特集 この指導で成功体験を子どもに! 黄金の三日間のメニュー
- この指導で成功体験を子どもに! 黄金の三日間のメニュー
- 感動体験の実践は、教師への尊敬、保護者からの信頼をよびおこす
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- 成功体験をさせ、全員のやる気をひき出す
- 黄金の三日間 子どもをほめるポイント20
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- TOSS教材で間違った評価を打破する
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- 漢字の学習システムを教える
- やり方がわかるスキルでやり方を身につける
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- 覚えるまでのステップは流れるように進める
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- 子どもが困った場面から教材・システムのよさを考える
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- ノートの書き方を教えうっとりするノートをめざす
- 四ステップで根気よく続ける
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- 「イメージ」と「真似」が大切
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- ノートスキルのフォーマット指導は学年始めに
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- クラスのルールをこのように確立する
- 「授業のしくみ」と「学級活動のしくみ」をつくる
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- 褒めることは、指導すること
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- クラスのルールを確立するには、「流れ」と「ポイント」を押さえることが大切である。
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- 私の黄金の三日間の前と後のメニュー
- 「最終局面」をイメージし、何手も先を見て指示できるように
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- 新学期、子ども達と会うのが楽しみになる!
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- 今すぐ取り掛かろう! 新学期十か条
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- 私のおすすめメニュー
- こうして気炎万丈な雰囲気を作る
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- やればできるという事実を生み出す
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- 一番初めのメッセージは、その一年間を貫く
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- 成功体験で新学期をスタート! 全員に自信を持たせることから始めよう!
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- 黄金の三日間の大切さ
- 「統率力」を磨く…教師の権威を打ち立てる
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- どんな教師であろうとも、黄金の3日間を軽んずべからず
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- 入学式までの数日間 何を準備するか
- 「備えあれば憂いなし」を目標に準備しよう
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- 入学式当日の『流れ』を具体的にイメージして、「物」で準備しておこう
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- 特別に支援を要する児童への配慮、一年生プロブレムに対する配置を忘れるな!
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- ミニ特集 五色百人一首はなぜ学級崩壊を防ぐか
- 荒れたクラスでもその時だけは教師のルールが通る
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- 一人一人を見れば、子どもは応えてくる
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- できるようになった→先生や友達からも認められた→おうちの人や祖父母の方からも誉められる。このサイクルを確立させる為に入学式翌日に一気にしかける。
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- お正月の伝統遊びが、学級経営の必須アイテムに進化した
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- わかりやすいルールと百人一首の楽しさが学級崩壊を防ぐ
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- ルールを徹底させるからこそ一人一人全員が自分の力の伸びを実感できる。そんな学級で学級崩壊など起きようがない。
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- 五色百人一首がきっかけとなり、大きな「自信」をうむ
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- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
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- 編集前記
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- グラビア
- 向山型算数・向山型国語の奥義を解明する ほか
- 教師人生を歩み始める後輩へ伝えておきたい珠玉のことば
- 教師のひたむきな姿勢に、子どもは感化される
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- 選言不適切の虚偽
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- 新任当時の挫折をこうしてのりこえた
- 先輩方の言葉が私を支えてくれた。
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- 子どもの信頼を得たいなら迎合するな
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- 授業の秘訣
- 練習し、練習し、また練習する。上達するにはそれしかない。
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- 優れた教師の共通点
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- 子どもをめぐる環境の変化
- バレーボールができない中学生
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- TOSS学生サークル前進中
- 学生に火をつける
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- TOSS学生としてTOSSを広める
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- 自分から「行動したい」と思える環境がある
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- ワンポイント 向山実践
- 「とりあえず発問」をせず、語って状況を設定せよ
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- ロールモデル思考法で向山実践を読み解く
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- 続・向山洋一を追って (第44回)
- 〔第34巻〕『ささやかな場面での子どもとのつきあい方』
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- 向山実践の原理・原則 (第169回)
- 医学の世界で活用されるペーパーチャレラン
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- TOSS授業検定
- 目線/目線の「癖」を意識して直す
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- 言葉を削る/検定直前まで精選していく
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- 発問・指示/発問・指示を自分の言葉になるまで何度も練習!
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- 酒井式2008
- ブレーメンの音楽隊の指導のポイント
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- 私が助けられた教育技術
- 子どもが変わる! 向山式跳び箱指導法
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第205回)
- 道徳授業公開で「江戸しぐさ」の授業
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- TOSSランド (第155回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第191回)
- 計算だんごチャレランA・B
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- ドラマを創る教師たち
- ドキドキしながらTOSSサークルに入った
- 自ら機会を創りだし、機会によって自分を変えよ!
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- このTOSS教材に助けられた
- 百玉そろばん・計算尺で算数大好き低学年
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- 教材には正しい使い方がある
- ユースウェア通りにやるからこそ結果がでる
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- 観光立国教育
- 観光立国の授業、基本文献をまずは読む
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- キーワードは「持続可能」
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- 地域の自然を体感した子どもは大人になってもツアーを楽しむ「知床岬探検ツアー」
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- 五色百人一首で学級づくり
- 「五色百人一首」の効果を最大限に引き出し、学級づくりを。
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- 名句百選かるた、名文名詩かるたで学級づくり
- 春休みの準備で、新たなドラマを生む
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- チャレランの復活
- 全国規模のチャレラン衝撃的な復活「裏文化、遊びの復権始まる」
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- チャレラン種目の紹介
- 空き缶積みは天井にまで近づくと迫力がある
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- 最先端の教育研究
- 音楽/効能と役割を認識し、「わらべうた」を授業に取り入れる
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- 全国ネットワーク一覧表
- 4月・サークル各県窓口/TOSSサークルに参加しませんか
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- 体験的基礎学力向上の決めて(算数)
- 九九指導は、九九尺と百玉そろばんでらくらく!
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- 体験的基礎学力向上の決めて(国語)
- 質と量を保障することで直接体験も生きてくる
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- セミナー案内
編集前期
▼「黄金の三日間」という言葉は、私の造語だが、教育界の常識になりつつある。
かつて私が造語した「モンスター・ペアレント」「学級崩壊」という言葉とともに、教育界で広く使われるだろう。
▼「黄金の三日間」とは、新学期最初の三日間をいう。その時だけは、子ども達は、「おだやかで、素直」なのである。
▼この三日間のうちに、「教室のシステム」「ルール」などを確立しなければならない。
▼「三日間で骨格を作り」「その後の一週間で、ほぼ全体を作る」と考えてもいいだろう。
▼新卒教師は、この「黄金の三日間」で、とり返しのつかない失敗をするのである。
▼新任のあいさつをして、教室に行く。子どもは素直でかわいらしい。休み時間に近くに寄ってくる。「大丈夫だ、うまくやっていける」と思う。それは錯覚なのだ。
▼「自分は、子どものことをよく理解して」「心を大切にして」教師をやっていきたい、古いものとおさらばしたいと思う。
▼楽しい子ども達との時間が流れる。何をしていいかよく分らないまま、適当に時間をつぶしていく。
▼新卒教師のほとんどが、このような体験をする。「楽しい時間」は、十日で崩れる。
教室がさわぐ。おしゃべりが止まらない。授業中歩きまわる。教師の言うことを聞かない。一か月で、こんな状態になる。
▼あわてて、本屋にかけ込む教師は見込みがある。『授業の腕をあげる法則』(明治図書)を見つけた人は運がいい。この本で、教師人生をたて直した人は十万人を越える。
▼しかし「こんなものだろう。そのうち何とかなる」と思う新卒も多い。ところが「何ともならない」のだ。荒れは、ますます進行する。五月連休のあける頃には教師が「学校へ行きたくない」と思うようになる。親からの苦情も次々と来る。このようになる可能性は新卒教師の九割だ。そして、教師をやめていく人も出てくる。教師の技量がないためにこうなるのである。
▼そうならないために本特集を組んだ。四月五月、全国九百会場で開かれるTOSSデー(セミナー)はおすすめだ。昨年は三万三千人が参加した。すぐ役立つ技量・方法がある。
(向山)
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- 明治図書