- 特集 黄金の三日間 すぐ役立つ26の指導パーツ
- 黄金の三日間 教師がやるべき基本原則
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- 教材・教具の準備が一年間を決める
- 「必ず購入するもの」は効率的に。「比較的購入するもの」はプロらしい選定の基準を。
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- 明暗を分けた初任者二人
- 漠然とした心構えだけではなく事前に具体的なルールをつくる。
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- 最初にクラスの仕組を作る Tプレ準備
- [教室に必要な教具・文具]すぐれた教具が成功体験を保証する
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- [教室掲示]始業式の日に掲示が完了する
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- [市販ワークの選び方]向山先生の子ども理解が教材に
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- [練習スキルの選び方]抜群の学習効果を持つスキル
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- [配布物と連絡帳]追試して効果があった仕事術
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- 最初にクラスの仕組を作る U出会いの一日目
- [名前を覚える・座席を決める]名前を覚える・座席を決める
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- [日直の仕事と順番]学級の仕事を当番に一本化
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- [当番活動の内容と順番]教師がいなくても子どもが活動できるように
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- [係り活動のグループ化と内容]活動の「時間」をいかに保証するか
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- [朝の会の持ち方]三つができていれば良い
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- [帰りの会の持ち方]帰りの会のしくみを作る
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- [連絡帳の使い方]最初の指導が肝心!
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- [給食当番のさせ方]事前準備がスムーズな配膳を可能にする
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- [給食おかわりのルール]無理なく、公平にいきわたる方法
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- [子どもをほめる一筆箋]根底は子どもの行為に対する感動
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- [筆箱の中身の説明]学級通信+体験で親も納得
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- 最初にクラスの仕組を作る V授業開きの二日目
- [国語]視写と音読で一年間のルールを教える
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- [算数]平均90点をめざすために
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- [理科]「モノ」がなければ理科ではない!
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- [社会]全学年で追試可能 子どもたちも必ず驚く
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- [体育]体育のシステム
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- [音楽]楽しい中にも緊張感があり、成功体験を味わえる授業
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- [図工]手塚治虫「火の鳥」を描く
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- [道徳]道徳ノートにたくさん書かせる
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- [総合的な学習]子どもたちが「総合大好き」になる導入を
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- [英語]エラーレスでとびっきり楽しく
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- ミニ特集 大切な最初の実態調査
- 四月はじめに、前の学年の学力調査を
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- 前年度の指導の漏れを知り、発達障害を疑う
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- 実態調査で自分自身を追い込まないで済んだ
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- 保護者を納得させる実態調査
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- 一年生のひらがな調査で発見できる読み書きのつまずき
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- 子どもの実態を把握することで一年間の方針が決まる
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- 「ひらがな調査」なくして授業は始まらない
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- 授業の原則 (第13回)
- 確認の原則(その2)
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- 〜「わかりましたね」という言葉を教師は発してはならない〜
- 授業の力量をみがく (第13回)
- 酒井臣吾塾での学びがすごい
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- 編集前記
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- グラビア
- The 授業 授業とは何か TOSS熱海合宿2012 2012.1.7〜8 ほか
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- 酒井式2012 (第1回)
- 「木の描き方」の二つの方法
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- 全国ペーパーチャレラン (第239回)
- ルール・応募方法
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- 数字変換チャレラン
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- (1月号)ランキング/応募者からの手紙
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- 教科指導の基本
- 国語 (第13回)
- 向山型赤丸音読指導が最適である
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- 〜音読のシステム指導として最適なのが向山型赤丸音読指導である。〜
- 算数 (第13回)
- 自己肯定感を高めることを基本にして授業を展開する
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- 〜授業中にはいくらでも「褒めて褒めて褒めまくる」ことのできる場面がある。〜
- 理科 (第13回)
- 新学期、ノート指導を楽しい授業で!
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- 〜「サクラの花と花びらが落ちているのはなぜか?」サクラの謎の授業〜
- 社会 (第13回)
- 資料の中に社会事象あり@〜グラフの読み取り方〜
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- 〜グラフの読み取りの基本3→2→5を確認し、問いを生み出す〜
- 体育 (第13回)
- よい体育授業のイメージを持つこと
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- 〜先人の教えにある指標から学び、日常の授業に活かしていこう。〜
- 音楽 (第13回)
- 新曲を教えるときは、まず「音を聴き」、聴覚情報に集中させる
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- 〜安易に教科書を見せず、「聴く力」を育てる。〜
- 生活指導 (第13回)
- 誰がよくて誰がよくないのかを示す
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- 〜集団の動かし方には原理がある。個別評定で集団を正しい方向に動かす。〜
- 道徳 (第13回)
- 副読本資料の価値を引き出す授業の組み立て
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- 英会話 (第13回)
- 会話量を重視 「話せる」から楽しい英会話の授業
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- 〜新教材を活用し、年間の見通しをもって取り組む。〜
- 続・向山洋一を追って (第91回)
- [第74巻]『“TOSS授業技量検定”が保障するプロ教師への道』(3)
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- 〜算数の「問題解決学習」の「犯罪性」を訴える〜
- 向山実践の原理・原則 (第217回)
- 社会科フォーラムで兄弟コラボ 向山洋一・向山行雄(7月21日(土)洋一・行雄セミナー於国際会議場)
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- 特別支援の授業
- 日本最先端 翔和学園 (第13回)
- 金子みすゞ『大漁』の音読
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- 特別支援の授業
- 特別支援教育の課題 (第1回)
- 発達障がいへの無理解が「理不尽な対応」をのさばらせる
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- 特別支援の授業
- 中学で生まれたドラマ (第13回)
- 友人関係のトラブルを起こし、激昂した男子生徒への指導をこうした 前編
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- 笑顔で教えて笑顔でほめる (第13回)
- 私の出発点
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- 医療連携での模擬授業 (第13回)
- 「よい逸脱」から改革は始まる
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- 保護者・教師セミナーで訴えたこと (第13回)
- 「0からの出発です」
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- そうだったのかとわかった授業 (第13回)
- かるたで学習面も生活面も伸びた
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- 社会貢献活動
- まちづくり活動展開中 (第13回)
- 全国の事例から学ぶ
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- わが地域のまちづくり活動 (第13回)
- 『子ども観光TOSSデー』
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- 食育・食卓教育 (第13回)
- 企業の食の出前講座を活用
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- 観光立国教育 (第13回)
- まちの人々と関わる実践を
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- 子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第13回)
- 無料でもらえるはがきと手紙の書き方テキスト
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- 環境教育最前線 (第13回)
- 環境に関するテキストを活用して、最新の環境教育を!
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- 教科書・教具のユースウェア
- 算数教科書の使い方
- 「例題」「類題」「練習問題」の基本構造でつくられている教科書を使って、習得から習熟への上達過程を体験させる
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- 算数スキルの使い方
- スキル後半の扱いで技量の差が出る
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- かるたの使い方
- かるたのはじめかた
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- スーパーとびなわの使い方
- プロの視点で優れた教材を子ども達に使用させよう
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- 新卒時代*挫折をのりこえてきた (第13回)
- TOSSデーに参加したことで、自分を変えることができた
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- 一学期の敗北が教師としてのスタート
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- 学生時代 (第13回)
- 【TOSS学生の授業修業】学生の授業修行は「練習回数×緊張場面」
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- 【TOSS学生の授業力】成長するTOSS学生の共通点は、「瞬発力」と「感謝の言葉」である
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- 全国サークル案内 (第13回)
- 4月
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- TOSS最新講座情報
編集前記
▼「黄金の三日間」とは、新年度、授業が始まってからの三日間を言う。
「黄金の三日間」は、私の造語であるが、教育界に広く知られるようになった。
▼「黄金の三日間」だけは、子ども達は素直で、かわいい。この三日間なら、教師の言うことをよく聞いてくれる。
▼教室が平穏無事なこの三日間に、何をすべきなのか? そこに、一年間の学級の安定がかかっているといっても過言ではない。
▼この三日間を「なすがまま」「自然の流れ」に従ってくらすと、学級は四月のうちにほころび始める。五月連休をすぎると、一気に学級崩壊状態になる。
▼新卒教師、新任教師は、心してかからねばならない。新学期、子ども達に出会って、その素直さにウキウキしてはならない。
▼「自分もまんざらでない。ちゃんとやっていけるじゃないか」と思っていると、あっという間にクラスは崩れる。
学級崩壊とは、子どもが教師の言うことを聞かなくなることだ。
▼黄金の三日間に何をすべきなのかは、教師にとって、とても重要なことだ。毎年毎年本誌では、黄金の三日間について特集してきたが、その中のエッセンスを、冒頭の向山の文章で示した。
▼それと共に、具体的な指導ルーツを二十六項目に分けて、本号で特集した。「考え方は分かる、しかし何をすればいいのか」という質問にこたえてである。
▼新学期、黄金の三日間ですべきことは、まず「始業式までの前日」に準備すべきことがある。
▼教材選びなども大切だ。すぐれた教材、教具は教師を助けてくれる。
医師が「すぐれた医薬品」を選ぶのと同じである。
▼そして、「出会いの一日目」に、クラスのしくみ、システムを作ることが大切になる。内容によっては、後日になることもある。
▼そして、授業のやり方、しくみの指導だ。この時、楽しく、知的で、分かりやすい授業を準備することが大切だ。
(向山 洋一)
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- 明治図書