教室ツーウェイ 2012年5月号
熱中する授業 選りすぐりの指導パーツ26

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教室ツーウェイ 2012年5月号熱中する授業 選りすぐりの指導パーツ26

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2012年4月9日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 熱中する授業 選りすぐりの指導パーツ26
すぐれた指導法を身につければ、50人の跳び箱が跳べない発達障害の子を跳ばせることができる教師になれる
向山 洋一
なぜ指導技術を知り、使いこなすことが大切か
「知る」ことと「使いこなす」こととの間には大きな壁がある
谷 和樹
国語の指導技術セレクト7
【1 漢字を覚えさせる】三つのステップを通して子どもを診る
高岡 宣喜
【2 詩文を暗唱させる】向山「型」の原典に学べ
長谷川 博之
【3 すらすら暗唱させる】音読指導ベスト7
芹沢 晴信
【4 物語文の分析批評】発問一つで中心人物の心情の変化を検討する
竹岡 正和
【5 説明文の構造】三つの向山型説明文指導を使いこなす
村野 聡
【6 話すこと聞くこと】「話すこと・聞くこと」の第一歩は、声を出すことに慣れさせること
田上 大輔
【7 有名教材の検索術】本が主、ネットは従
小貫 義智
算数の指導技術セレクト7
【8 計算スキルの指導】計算スキル ユースウェア
甲本 卓司
【9 ノートの書かせ方】「きれいなノート」の手本を示し、手本通りに書かせて、評定する
木村 重夫
【10 板書のさせ方】黒板いっぱいに子どもが書く
兼田 麻子
【11 補助計算の書かせ方】ワーキングメモリーの少なさを補う算数のスーパーアイテム「補助計算」
末廣 真弓
【12 教科書チェック】大きな効果を発揮する教科書チェック
赤石 賢司
【13 まとめページの指導】まとめページでさらに力を伸ばす
岩田 貴典
【14 指導プランの検索術】TOSSランドを使いこなそう
山本 昇吾
社会の指導技術セレクト6
【15 フラッシュカード】都道府県地図記号も次々覚えられる
川原 雅樹
【16 地図帳の検索】わずか5分で社会科が好きになる!
丸 一哉
【17 写真の読み取り】社会科授業が楽しくなる向山式指導法
桜木 泰自
【18 グラフの読み取り】向山型社会グラフ資料読み取りの基本
勇 眞
【19 まとめのノート】見開き2ページのまとめと市販テストをリンク
島村 雄次郎
【20 社会科資料集の活用】実力は社会科資料集の活用率と比例する
服部 賢一
理科の指導技術セレクト6
【21 実験の準備と段取り】実験の準備と段取りで実験をスムーズに
小森 栄治
【22 向山型の理科ノート】優れた見本ノートを示す
溝端 達也
【23 スムーズな実験の指示】実験の測定値を班ごとに、刻々と板書させて行く
小林 幸雄
【24 よくわかる観察の指示】向山型理科「観察用具セット」で科学者に!
千葉 雄二
【25 自由に試行させる】体験させて気づかせるための所時物の原則
善能寺 正美
【26 図鑑の使わせ方】熱中して図鑑を活用するようになる指示
永井 貴憲
ミニ特集 教室で大活躍する教材・教具
楽しい教師生活を送りたかったら、すぐれた教材・教具を使うといい
向山 洋一
成功体験システムが入った漢字スキル
松藤 司
かるたが支える学級経営
森川 敦子
「外国語活動」に欠かせない教材
間宮 多恵
五色百人一首は子供の力を引き出す
白鳥 真樹
「話す聞くスキル」は、子どもの表現力を引き出す力をもった教材である
郡司 崇人
子供たちの絆を深めるペーチャレ
久野 歩
授業の原則 (第14回)
個別評定の原則
谷 和樹
〜個別評定とは分析し批評する技術である〜
授業の力量をみがく (第14回)
授業研究、とりわけ模擬授業研修は世界最高の研修システムである
大森 修
編集前記
向山 洋一
グラビア
社会科が面白くなる人物の取り上げ方 谷先生、赤木先生の子ども相手の授業 社会科フォーラムIN東京 2012.2.4 ほか
新牧 賢三郎
佐藤式工作法 (第61回)
ぼくのおひさま わたしのおひさま いろんなおひさま 大集合!!
佐藤 昌彦
全国ペーパーチャレラン (第240回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
計算迷路チャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
(2月号)ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第14回)
特別支援の視点から、「短い文章」「低学年向き教材文」で授業する
東田 昌樹
算数 (第14回)
導入の算数的活動を効率的に授業する
赤石 賢司
〜算数の教科書が厚くなってきている。指導計画通りに授業が進まず次の学期に送ったり、一単元丸ごと宿題にする、といった事例が生じている。単元の導入の算数的活動を効率的に授業する必要がある。〜
理科 (第14回)
感動で始まり納得で終わる
吉原 尚寛
〜観察カードは、記録文に時間をかけさせる。〜
社会 (第14回)
社会科が面白くなる“人物”の取り上げ方
赤木 雅美
〜二宮尊徳の授業作りを通して@ 時代背景に迫ることが授業づくりのポイントである!〜
体育 (第14回)
集合のさせ方
桑原 和彦
〜指導しているかいないか、教師の腕が見分けられる。〜
音楽 (第14回)
既習曲を楽しみながら何度も歌う指導法を教師が身につける
関根 朋子
〜知らず知らず音楽の力がつく方法でもある。〜
生活指導 (第14回)
よくなかった時には、素直にやりなおす
小野 隆行
〜問題場面こそ、絶好の学習の機会である。そのことで、クラスを変えていく。〜
道徳 (第14回)
NHK「道徳ドキュメント」を授業するシンプルな組み立て
河田 孝文
英会話 (第14回)
フラッシュカードを準備しよう!
井戸 砂織
〜フラッシュカードの基本型、プラスほんの少しの工夫で授業がぐんと楽しくなる。〜
続・向山洋一を追って (第92回)
[第74巻]『“TOSS授業技量検定”が保障するプロ教師への道』(4)
戸塚 雅昭
〜「TOSS」についていけなくなった「法則化」教師の独白〜
向山実践の原理・原則 (第218回)
「学年で足並みを揃える」という反教育的なさぼり教師の主張
向山 洋一
〜<指導法の工夫こそ教育という仕事の永遠のテーマだ>〜
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第14回)
肯定的に話す
伊藤 寛晃
特別支援の授業
特別支援教育の課題 (第2回)
発達障がいの子どもに伝わる「指示・ほめ方」
小嶋 悠紀
特別支援の授業
中学で生まれたドラマ (第14回)
問題児の太郎は、純粋な部活少年だった
染谷 幸二
笑顔で教えて笑顔でほめる (第14回)
笑顔の練習は当たり前
松崎 力
医療連携での模擬授業 (第14回)
就学時健康診断は法令の趣旨を生かしているか
吉永 順一
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第14回)
特別支援教育は、学校全体の問題である
東田 昌樹
そうだったのかとわかった授業 (第14回)
「五色百人一首」は、やり続けることに価値がある
松本 一樹
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第14回)
多くの人を巻き込んでいく
山口 浩彦
わが地域のまちづくり活動 (第14回)
観光まちづくり教育の子どもTOSSデー
大沼 靖治
食育・食卓教育 (第14回)
市の親子食育教室をより効果的に
齋藤 一子
観光立国教育 (第14回)
観光まちづくり教育の原点
川原 雅樹
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第14回)
子どもたちの思いを形にできるわがまち切手
橋本 信介
環境教育最前線 (第14回)
エネルギーにも質がある 質の低い電力では日本を支えられない
染谷 幸二
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
書いてある通りに指導する
甲本 卓司
計算スキルの使い方
逆転の発想
八和田 清秀
五色名句百選かるたの使い方
特別支援を要する児童も熱中する五色名句百選かるた
近江 利江
スーパーとびなわの使い方
なわとびのユースウェアは正しい調整から
村田 淳
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第14回)
発達障がいに対応するにはサークルの先生方の知恵
沼井 梨彩子
忘れられないA君の一言
堺 義夫
学生時代 (第14回)
【TOSS学生の授業修業】学生の間にもたくさんの子どもとかかわる
渋谷 幸
【TOSS学生の授業力】サークル代表としての運営力が、現場に活きる
大川 雅也
全国サークル案内 (第14回)
5月
佐々木 真吾
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼跳び箱が跳べない子ども達を五十名集めて、指導する自信があるだろうか。

 その子たちは、なわとびもとぶことができない。しかも、全員が発達障害の子ども達である。

▼TOSSの教師は、跳び箱が跳べない五十名の発達障害の子ども達を集めて、子どもTOSSデーを実施した。

▼保護者、保育士、医療関係の方々が参観していた。

▼子ども達は、次々と跳び箱を跳んでいった。早い子は、数分で跳べるようになった。

▼初めて跳べた子は、躍り上がって喜んだ。とびっきりの笑顔だ。

▼跳べるたびに、参観していた保護者、保育士、医療関係の方々から歓声があがった。

 おどろき、どよめいた。

▼参観者達は、奇跡だと言っていた。

▼しかし、これを指導したのは、普通の教師達である。数年前までは、どう指導したらいいのか全く、分からなかった教師達である。

▼しかし、指導方法を学び、それを身につければ、誰でもできるようになる。

▼できるようになるには、二つのことが必要だ。「やり方を学ぶ」ことと「身につける」ことだ。この二つは、別のことだ。

▼車を運転する方法は、助手席にすわって十日間も観察すれば、やり方の説明をうければ、分かるようになる。

 しかし、それだけではできない。

▼実際にやってみて「技能」を身につけなければならない。

 ピアノだって、見ていただけではできるようにならない。身につけなければならない。練習・演習が必要だ。

▼その時大切なのは「上級者」に見てもらい「指導してもらう」ことだ。

 上級者は「自分でやってみせる」人でなければならない。口先だけの人は、害の方が大きい。

▼教師は「サークルでの模擬授業」が一番いいだろう。最近は、学校として「全員五分間の模擬授業」をしている所がふえている。効果大だからだ。これでもいい。

▼今月号には、すぐれた指導パーツを特集した。ぜひ、身につけてほしいと思う。

(向山洋一)

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